TOPページ(新形式)に戻るTOPページ(旧形式)に戻るSIGHのページに戻る
CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。


(旧形式-更新停止)
GALLOWS GALLERY / SIGH
このCDをamazonで探すstyle=border:none

ブラックメタル?この作品に、もはやそんなジャンル分けは不要
傑作である。
ガスGのソロが美しすぎて困ります(汗
RIPPER 2006年1月24日(火)16時35分

今回もまた、SIGHはやってくれました!!
曲調としては、「Hail Horror Hail」を
よりストレートにした感じです。

メタル・アルバムとしての完成度は過去最大です。
憂いを帯びた激情のメタルナンバーが多数収録されています。
どの曲もブラックメタルというよりは、メロデスといった雰囲気です。
いや、もはや正統派メタルとすらいえるでしょう。
何しろ、未来さんはノーマル・ヴォイスになってしまい、
アルバムのトータルタイムも45分程です。

更に、いままでの過剰なオーケストラ等の装飾やサウンドトラックのような
こしらえは大幅に排除されています。
私もこの点不満でしたが、一曲、一曲のかっこよさにはしびれました。

diskunionのレビューは「あらゆる音楽を極めた超上級者向き」と
ありましたが、私はむしろ初心者の若い方に勧めたいと思います。
DAWN RIDER 2006年6月1日(木)19時55分

2005年発表の6thアルバム。

新譜「HANGMAN'S HYMN」に衝撃を受けて遡って聴いてみたんですけど、全然違う…
無理にカテゴライズするなら前衛的な正統派でしょうか?サックスをフィーチャーした
アヴァンギャルドなブラックメタルではSOLEFALDがまず思い浮かびますが、この作品に
至ってはブラックメタルらしさすら消えうせちゃってます(強いて言えば8曲目のダークな
雰囲気に多少感じられるくらい)。ULVERやWALTARI並の器用さ…ほんと凄いバンドです。

…曲的には、やっぱり変態的との呼び声が高いだけあって、展開が面白いですね。
キャッチーなメロを歌っていたと思ったら、いきなりランプの魔人でも出てきそうな妖しい
雰囲気になっちゃったりする。アルバムを通じてオルガンとサックスが大々的に
取り入れられており、曲によってはクラビやシタール、なんと大正琴まで出てきます。
それらをただ使うとか違和感なく取り入れるとかではなく、その展開でその音がなければと
思わせるようなセンスの良さには本当に脱帽。新譜とは音楽性は違ってもやっぱり天才的…

前衛的と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、このアルバムは正統派寄りでメロディや
リフがキャッチーなので間口のかなり広いサウンドであるのもいいですね。ギターや
オルガン、サックスのソロも多く取り入れられており、各楽器の見せ場の多いフックの
ある音なのも取っ付きやすいです。特に川嶋さんのオルガンソロには悶絶…。
5曲目や8曲目は実験要素強めですが、センスがいいので結構聴けてしまうのでは?

素晴らしいアルバムですが、粗探しを敢えてやるとするならヴォーカルでしょうか。
スタイルは普通声ですが、ブラックで言うIhsahnの気品やGarmの妖しさ、Simenや
Vintersorgの伸びなどのように、私のツボを付く要素が余りなかったのが残念。
でも人によっては掴み所の無さがミステリアスに思えて逆に気に入るかも。こういう音ですし。

…しかし、このアルバム日本盤出てないのがムカつきますね。こんな面白い音なのに。
まだアルバム二枚しか聞いてないんですけど、日本最強のバンドなのではと思わせるくらい
良いバンドだと思うんですが…完全に後追いの私が言うのも何ですが、日本人ならSIGHを聴け!!
Usher-to-the-ETHER 2007年6月6日(水)23時30分

意見を書きこむ

意見内容

新規 修正(名前登録済の方のみ可能)
ボタンは一度だけ押してちょっと待ってね!