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LEGENDARY TALES / RHAPSODY
イタリアから彗星の如く現れたメタルバンドです。僕は雑誌の広告を見てジャケ買いしそうに
なりました。
キーボードをふんだんに使ったシンフォニックなメタルをやってます。この日本人受けしそうな
クサいメロディがたまりません。ジャケット眺めながら聴くと自分もそのファンタジックな世界にどっぷりとはまれます。
曲も駄曲というのがありません。この手のバンドが好きな人は是非。
２ｎｄも出てますが、こっちの方が良いと思います。
いきなりこのアルバムでラビリンスを越えたかな?
......越えた!と思います。
ラビリンスも、RETURN...で盛り返してますが、静と動のコントラストとバランスは、こっちの方が上。
多少、曲調が似通っているのが難点と言えば難点か?それにしても、いいCDだと思います。
僕も、インパクトの点からは、2ndよりこちらをお薦めしたいです。
現在3rdまで出ていますが、アルバム全体の完成度はやっぱりコレが一番ですね。
ただ単に自分好みの曲が一番多いだけかもしれませんが(笑
METAL史に名を残すであろう歴史的名盤。
このアルバム発表後、Rhapsodyタイプと類される幾多のフォロワーが生まれました。
でもどのフォロワーもRhapsodyの完成度の高い楽曲群に匹敵する程のクオリティーはありません。
民謡調展開の「FOREST OF UNICORN」熱く劇的な展開の2,5,7曲目、
と衝撃を受けるナンバーが多数収録されています。
それにしても凄いアルバムを作ったもんだ・・・・。
今さら、との感もありますが、イタリアン・メロディック・メタルの先駆けとなったこの一枚は登場した時のインパクトたるや凄まじいモノがありました。IRA TENAXからWARRIOR OF ICEの流れをパワーロックトィデイで聴いた時、深夜に関わらず友人に電話(携帯持ってなかったから自宅)をかけて、「いますぐFM聴け!」など言っていた記憶があります。もちろん発売と同時に即買いました。これまで、“ドラマティック"“シンフォニック"と形容されてきたバンドはたくさんいましたが、正にこのバンドを表現するために存在する言葉です。前後してLABYRINTHの1stも聴いていましたが、曲の完成度(一曲一曲の緻密な作りは圧倒的に勝っている)、ジャケのそれっぽさ(イングウェイのTOLIROGYかと思った)、演奏力の高さと、ホントすごいバンドが現れたと大喜びしました。
ただ…正直言うと、ファビオ・リオーネのVo,あんまり好きじゃないんですよね…。決してヘタじゃないし、曲調にはピッタリだと思うんですが…。だって…カイ・ハンセンに似てないですか?GAMMA RAY、初期HELLOWEENのファンの方、申し訳ありません、カイのVo生理的に受け付けないんです。良く聴くと全然音程の安定度とか高音の伸びとかレベルが違うんですが、声質とか歌いまわしとかがどことなくそっくり…。
まあ、少し否定的に書きましたが、このアルバムが超のつく名盤であることは間違い無しです。
いいけど、サードアルバムの方が好きですね。
びっくりしました。あまりにもスゴイので何回も聴いています。最初から最後まですごいテンション(この言葉嫌いなのですがあえて使います)です。
それと地図に笑いました。やりすぎだー、と思って。
これで初めてラプソディを聞いたんですけど、やっぱり噂どおりのすごいバンドでした。1stアルバムなのにこの完成度はすご過ぎます。音質もなかなか(クラシカルな音が強調されてギターの音が小さくなっていると言うのは否めないですが)。緻密に練られたストーリー、世界観に一気に引き込まれてしまいます。まあ、話そのものはRPGにありがちなものなんですが、壮大なメロディーと組み合わさっていてとても素晴らしく感じられます。さらに、このアルバムのほとんどが疾走曲なので一気に聞けてしまいます。どの曲もクラシカルな要素を含んでいてとってもメロディアス。ここまで徹底した音作りができるのはたいしたものだと思います。これは続きが楽しみだな。
イタリア産究極のシンフォニッククサメタルバンド、ラプソディのデビューアルバム。ここから伝説は始まった(笑)2曲目から始まる怒涛のRPG風クサメタルはココまでやられると笑いではなく本気ですよ。シンフォニックメタルとしては他の追随を許さぬ完成度を誇る彼らだが、この頃から既にかなり完成度は高い。ファビオVoも近作より伸びやかでくせがなく聴きやすいです。
このアルバムの完成度はすごい!初めて聞いたとき、震えがきましたよ!
セフォー 2002年11月20日(水)13時26分
ラプソティーはこのアルバム一枚あれば充分です。
曲を聴いているだけで、彼らが伝えたいことがイメージとなって頭の中に次々と
浮かんでくる。さらに地図を眺めながら今日もまた妄想に走る....中毒です。
『FOREST OF UNICORN』など劇的な曲調展開をするものが多く曲構成、演奏技術の
レベルの高さにも驚かされました!Rhapsody最高!
このアルバムがでた時ジャケット見てバカにしてしまったが、聴いてみてびっくり仰天!やられました。また新たなバンドが出現したな〜と。ビックリした。BLIND GUARDIANの影響を受けている印象が強かったが、聴いていくたびにそんな印象が遠退いていき、彼らのオリジナルロールプレイングHMだと思えるようになりました。衝撃度はかなり強かった!VOもかなり自分好みだし。(D・THEATERのラブリエになんとなく似てない?ビブラートとか・・)
ギターの印象は良くなかったけどね。危なっかしいスイープを良くやるので聞いてられないね。
曲自体がとても新鮮でクサクサだけどさすがにここまでやられるといいものはいいなと思ったね。
歴史的名盤といってもおかしくないかもね。
ただし誠に残念ながら、このアルバム以降はどれも同じような曲ばかりなので、私にとって彼らはこの1枚で終わったのである。恐るべきネタ切れの速さだ!
実はこのアルバム最近ようやく聴いたけど1stとは思えないできだね。
自分的に3rdが一番好きで次にオススメがこれですな(4thもいいんだけどね。)
このアルバムも全曲良いけど特に7,9かな。
嗚呼ついにルカ関連のアルバム全部そろってもうた。
記念すべき1st。
すでに只者ではないオーラがプンプンしてます。やりすぎなくらいのジャケットがたまらん。
おれ的ベストチューンは⑦「LAND OF IMMORTALS」ですね。
RHAPSODYの曲のみを使ったロープレがやりたい!!!
★★★
凄い。氷の戦士はユニコーンに乗ってます。
これがデビュー作とは・・・・。恐るべし。
eagle 2003年5月22日(木)21時26分
先に4枚目の方聞いちゃったから、インパクトはちょい薄かったけど、それでもこれだけ捨て曲がないのはすごいです!!
クラシック以上にクラシックさ爆発、歌詞も中世的ファンタジー世界観の爆発。
劇的な曲あり牧歌的な曲あり。これをRPGメタルと言わずに何と形容するので
あろうか!
クラシック音楽ばかり聴いていた自分を一発でヘヴィメタルに向けさせた最強の
バンドの1st。1stにして既に恐るべき完成度です!
Lord Of The Thunder
イタリアの超新星の名にふさわしい驚異的な完成度を誇る名盤。
このジャンルの音楽聴くようになって、絶句したのは久々。
結局これが彼らの最高傑作。
売りのやり過ぎ路線はこの段階ですでに出ているものの、
これ以降のは聴いてて疲れる。
今作品は5枚のうち(実質4作品?)それなりにストレートでノリやすい。
ATOSS 2003年9月10日(水)10時27分
2ndが一番好き。
最後のケルト風な展開はあまりに凄すぎる。
3、4枚目は前の2枚に比べ楽曲の新鮮味はなかったものの、
洗練され、圧巻であることは否めない。
このバンドに遇えてほんとよかったな〜。
とてもデビューアルバムとは思えない完成度の高さ!!
Jストーム 2003年11月6日(木)22時28分
XAっ!!これはヤヴァイクサさだ。おまけに超シンフォニックで壮大なイメージが頭の中に広がっていくという感じ。デビューアルバムからここまでとことんRPGメタルをやるとはすごい、すごいぞラプソディ!!!曲は全部おすすめ!!もはや長所、短所を述べることすら野暮におもえるほど大仰でダイナミックなアルバムだ。金があるなら買うべし!なくても借金して買うほどの価値がある。
ホント、デビュー作からいきなり完成されてますねぇ…クイーンの所にも書いたけど、やっぱ才能のあるバンド、後世に名を残すバンドというのはデビュー作にしてすでに孤高の域に到達してるモノなんですねぇ!エリカ、大感激です!
よい。
これはいいねっ!
2nd以降に比べるとかなりシンフォニック度が薄い。でも、良い曲いっぱいあるでぇ〜。間奏が長い曲が多く、ギターとキーボードのソロがたっぷり堪能できまっせ。聴き応え十分。買う価値かなりあり、でござるな!
実は隠れ名曲の宝庫。俺はラプソは4→1→3.5→3→2の順で好きかな。
やっぱ速いの好きだし。2は・・・明るかったり、謎かったりするからねぇ・・・
デビュー作ということで後の作品よりクラシック・アレンジが薄味なのが良い。薄味とは言うものの、やはり他のバンドと比べるとかなり濃いけど。
曲の完成度は「Power of〜」が今のところ一番だけど、聴き易さではこのデビューアルバムが一番。
デビュー作からこの完成度の高さは凄い。
LEGENDARY TALES / RHAPSODYですがとにかくメロディが美しくヴォーカルの声が綺麗なのが良いです何と言ってもこの音楽がへヴィーメタルと言うジャンルなのが驚きです。こんなに綺麗な音楽であるにも係わらずHR/HMと言うジャンルであるのが驚きです。RHAPSODYのALBUMの中でもかなり好きです。
1stにしてこの破壊力…すごすぎる。
割と聞きやすい気がします。結構良いです。
にょろっと 2004年3月14日(日)22時54分
以降4作5枚に渡って繰り広げられる「エメラルド・ソード・サーガ」の第1章。
この作品では「ロアガード」で生まれた主人公(「氷の戦士」)が、
悪の軍隊の攻撃を受けている「アンセロット」を救うため、最強の武器「エメラルド・ソード」を手に入れる旅に出る・・・というのがあらすじのようです。
凄いのは、アナログ楽器とデジタル楽器がスリリングな「バトル」しているということ。これは他のどんなバンドでも聴くことができない音楽です。
バイオリンがリードをとったりギターと一緒にメロディーを奏でたり・・・聴いていて飽きることがありません。
そしてファビオ・リオーネの勇壮なボーカル。全ての始まりである「WARRIOR OF ICE」を聴いて頂ければ何も説明することはありません。
そしてハードナンバーはどれもアップテンポで大変かっこいいです。
後のアルバムで弦楽器がメタルに完全に溶け込んでいるのに対し、こちらはまだ実験段階といえばいいのか混ざりきっていませんが、
それがまた上に述べたような「バトル」を生み出し、新鮮な風味を醸し出していてGOOD!
全てが融合した「POWER OF〜」とはまた違った魅力満載のアルバムです!
アルバムとしては第1作目なのに、一番最後に手に入れました。(笑)
ともかくクラシカルな感じがたまりません。
デビュー・アルバムにしてこの完成度とは・・・
ホントに彼らはすごいです。
これだけクラシック系の楽器の音を多用しているとバンドも珍しいのでは?
なんて最近思うようになりました。
それとコーラスというよりは、合唱だよなぁ〜って思います。(←褒めてるんです。)
そういった所がクラシカルな部分に拍車をかけてシンフォニックとまで言わせてしまうんでしょうね。
クラシック好きは聴いて損しないでしょう。というより、聴いてみるべき。
97年発表の1st。
オリジナル・メンバーはFabio Lione(Vo)、Luca Turilli(Gt)、Alex Staropoli(Key)、Daniele Carbonera(Dr)。ベースはSascha Paethがプレイ。
クラシック好き(交響曲はあんまり聴かないけど)な私も見事にはまりました。この仰々しさがたまりませんね。
Ira Tenax〜Warrior of Ice、Forest of Unicorns、Lord of Thunderが好きです。
1stからこれだけのもの作られたら、後の成功も納得ですね。
楽曲、演奏力、オリジナリティ、完成度、音質、どれをとっても常に最高のものを提供する彼ら。1作目からこれですからね。ここまでやって、あとのことが不安にならないんでしょうか。これもファンタジーパワーでしょうか(笑
最初に3rdを聴いた後にこれを聴いたから、洗練度がまだ足りないなと感じたりしたのですが、まぁそれは贅沢な問題ですね。1stにしてほぼ完成型、捨て曲なし。恐るべし!
1st発売前にBURRN!でジャケットイラストを見てピーンときました。
発売日当日に買って聞いてみたら・・・・・かなり衝撃的だったのを思い出します。
歌詞はヒロイック・ファンタジーだし、地図まで描いてあるし・・・・
シンフォニックだし、スウィープやりまくってるし・・・・
音質は最近の方が良いですが、楽曲のバランスは1stが一番だと思います。
歌詞カードでは剣をもってます。
もう意味不明です。
最高です。
私の心を一気に鷲掴みにした1枚!聴けばそこは壮大なファンタジックな世界・・・そして2曲目「ウォリアー・オブ・アイス」のFabio Lioneの雄叫びに初っ端からゾクゾク。なんていうかこのアルバムを聴いてるとMighty Warriors 〜〜〜♪と一緒に歌いたくなるんです(笑)っていうかマイティウォリアーですよ!?ヲタ度満点です。非常にドラマティックであり何度聴いても飽きない文句なしの最高にいいアルバムだと思います。どれも力がみなぎる作品!!そして冬っぽさが溢れている感じがします。嗚呼・・・素敵・・・。私は7曲の「ランド・オブ・イモータルズ」や9曲目の「ロード・オブ・サンダー」が1番好きですね。
ショスタコービッチの交響曲と同様(?)、一番最初が一番よかった。
と、言う人がいるのがよくわかる作品。
しかし事実、Warrior Of Iceの孤独な咆哮、
Flames Of Revengeの恐ろしく歪んだリズムとあやしげな炎、
そしてLord Of Thunderの怒涛の前半部は
このアルバム以降では聴くことはいまのところできていない。
ってことは、やっぱ買わなきゃ!
記念すべきラプソディの1stです!1stにしてこのクオリティ!!凄まじすぎる作風に圧倒され続けます☆RPGの音楽を彷彿とさせる音楽性に乾杯♪
関東学院生 2004年11月28日(日)13時42分
3rd→4th→5thと聴いて最近1st聴きました。
正直この作品が1番好きです。
これ1枚で満足です。
ラプソディーはこれ一枚で充分という意見に同意。
かなり良く作られていると思う。
LAND OF IMMORTALS最高!!
Warrior Of Iceのイントロのシャウトを聴いた瞬間から虜になってしまった。
デビューアルバムとは思えない完成度の高さです。
個人的にラプソのアルバムの中でもかなり好きです。以降のアルバムよりは派手ではありませんが、楽曲の出来はすごく良いです!!
ラプソディーの中では比較的地味なアルバム。
先に4thなど他の4作を聴いてしまったためにそう感じてしまうが、決して迫力が無いわけではない!
もちろんこのアルバムも買いだと思う!
やっぱり一作目が一番印象が良い。
アルバム自体で見れば2ndよりも出来栄えはいい。
やっぱりなんといっても⑦だろう!
イタリアのシンフォニックメタルバンドの1st。"Warrior Of Ice","Rage Of The Winter","Land Of Immortals","Lord Of The Thunder"など、名曲ぞろいの力作。中でもタイトル曲"Legendary Tales"哀愁たっぷりの傑作バラード。大好き。
Best Tune "Legendary Tales"
買い度…80%
3年前までは完全なRHAPSODY馬鹿で、EMELARDサーガのアルバムをどれも異常なほどに聞き込みました。それこそアホなほどに。
そして出た結論が、圧倒的大差でこの作品が一位だということです。
他のアルバムはもう聴くことはほぼありませんがこのアルバムだけは何度も聴きますねー。個人的には疑いの余地もなく最高傑作です。
作品を重ねる毎に進化していったラプソディー。で、今のところアルバム単位では
この作品を越えるアルバムは無い!と断言。(楽曲単位だとエメラルド・ソードが
一番好きですが)
なんて言うんだろう…あまりやり過ぎ感の無い、これからの可能性をこのアルバムには
感じてしまうんですよ。楽曲もコンパクトでありながら練りこまれてるし。
これ以降のアルバムは壮大で劇的なんだけど、個人的にはやり過ぎ…。
②の出だしの歌声に、何度鳥肌が立ったか…。最高です。
これを越えるアルバムを作ってくれることをまだまだ願ってます。
ラプソディーで一番好きです。
最高。
デビュー作でこの完成度。すごいね。
とりあえずランイモ最高、と。
鋼鉄の皇帝 2006年2月28日(火)20時38分
リアルタイムで聴いた作品。自分がそれまで好きだった様々な音楽の要素が凝縮されている印象を受けて1発で気に入った。
アルバム全体の印象は、2〜4作目が「血、汗、涙、筋肉の世界」という感じで結構暑苦しい音なのに対して、とても寒く、冷たい感じだが、個人的にはそこがお気に入り。
気になる点は歌メロが覚えやすい分、飽きやすいことくらい。
1〜2曲目のイントロ聴いた時の衝撃はいまだに忘れられない。
「すげえバンドが出てきたよ…これからの音楽界はRhapsodyが一世を風靡するぞ…」
と思ってたらそんなことなかった。(まあメタル界にフォロワーは生まれたが…)
けっこう飽きちゃったけど、何年もたった今でも、LAND OF IMMORTALSはよく聴きます。
僕がメタルを聴くきっかけとなったアルバム
それからいろいろなバンドの音楽を聴いたが
個人的にこのアルバムを超えるアルバムは今のところありません。
(その後発表されたRhapsodyのアルバムも含めて)
それぞれの曲単位でも構成がよく練られていると思いますが、
アルバム全体でもバランスや構成が非常によく練られていると思います。
Rhapsody 最初に買ったアルバム , この時点でメロパワ系で最高峰 . #2で度肝を抜かれたね!!!
私はPower of〜を最初に聴いてしまったのですが、
これからRhapsodyを聴こうという方は
1stから順番に聴いていった方が良いと思います。
97年のデビュー時、即CDを購入して聴いた時の衝撃は忘れられない。
クラシックとへヴィ・メタルの融合は数々のアーティストが挑戦
して来たが、Rhapsodyのスタイルはとことん徹底していた。
音楽性のみならず、この後延々と続くことになるストーリーから
ジャケットのアートワークや衣装に至るまで綿密に計算されている。
1stにしてこの完成度には、驚くばかりだ。
ヘヴィ・メタルの新たな可能性を示したという点でこのアルバムの
持つ意味は計り知れない。
ヤングギター誌のレビューが「凄い!!!!!!!!!!!!!!!」で締められていた、
イタリアの超新星バンドのデビューアルバム。
音楽的にはメロパワ・メロスピの括りに入るのだろうが、決定的に違う点はリズム。
他のバンドがスネアを裏打ちで疾走感を演出しているのに対して、
Rhapsodyはスネアを表に入れています。
ツーバスの量は大差ないので、疾走感とならずに重量感として表れているように感じました。
純然たるメロスピ系疾走曲が好きな人は、ひょっとしたら違和感を覚えるかもしれません。
そして、もうひとつ重要な点は「あくまでヘヴィメタルバンドである」ということです。
このテのバンドで多くみられるのが、「メタルとシンフォニック要素の逆転現象」です。
バンドとして根幹を成しているものがシンフォニック要素で、
メタル由来の攻撃性やパワーというものを味付けに使っているバンドが、実は結構多いのです。
Rhapsodyは聴いてもらえるとわかるが、あくまでもヘヴィメタルバンド。
リフがガンガン刻まれるし、リズム隊はパワフルにボトムを支えています。
シンセ類の音はイントロや間奏ではゴージャスですが、歌のパートでは実は控えめ。
実際に何曲かバンドでコピーしたが、歌に入るとシンセなくても曲は普通に成立しました。
ここら辺は「Manowarのコピーバンド」からスタートしたのも影響していると思います。
ヴォーカルのファビネはハイトーンだが、軟弱さ皆無のパワフルシンガー。
インタビューで「ラテンの血が流れているからファルセットは使わない」と、
意味不明の理論を掲げていましたがw、その発言も納得してしまう歌声です。
エポックメイキングとは「ある分野において新時代を切り開くほど意義のあること」
という意味を持つそうですが、まさしくRhapsodyのデビューアルバムがそれでした。
これ以降、このRhapsodyの様式を受け継ぐバンドが数多く表れます。
