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STIGMATA / TAROT
TAROTは誰が何と言おうと「ANGELS OF PAIN」でしょう!
95年、4th。
DIO,RAINBOW,BLACK SABBATHの影響が強い
典型的"正統様式美"バンドらしい。というのも当時そういう聴き方を
していなくて、神秘的なジャケットとマルコ・ヒエタラの暑苦しいヴォーカル
(かなりの熱唱、上手い)の相乗効果でヨーロピアン・マジックな作品という
印象が強かった。曲が以外と捻くれていて、この手にしては少々難解(失礼)な
深さを感じる。そこにはプログレッシヴなアプローチがあり、今聴くとオイシイ
のだが、当時は取っ付き難かった。
1曲目の「ANGELS OF PAIN」はハロウィンがやってもおかしくない
曲で凄くキャッチーだが、それ以外は少し聴き込みを要するので、的外れに
感じるかもしれないし、後半でだるく感じる事もあるが、一曲一曲はとても良い
出来だと思う。
ダークでミステリアスな雰囲気で、少し難解な楽曲が多いこのアルバムだが、1曲目の“Angels Of Pain"は即効性抜群のキラーチューン!
①〜⑤までが非常に魅力的な曲が続く。↑の方も指摘されてる後半が弱い感じ。
しかし、様式美の名盤には変わりはない。
前作よりKEYをフューチャーし洗練された今作はアクの強さが抜けマルコの歌いまわしもスッキリし非常に聴きやすくなっています。
アコースティックバラード等にも挑戦し楽曲も幅を広げ沢山の人に聞いてもらおうという姿勢を感じます。良くも悪くもとっつき易い今作は一般のHM/HRファンには見逃せないだけのクオリティは誇っていると思っています。