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SPIRIT OF MAN / BOB CATLEY
06年発売のソロ5作目。
4作目「WHEN EMPIRES BURN」で若干それまでよりハードな作風へとシフトしていたが、今回はもう一歩ハード寄りにシフトした感じがします。
オープニングから、ちょいアメリカンな質感の曲が続きますが、そこはボブカトレイ歌聖、しっかり強引にブリティッシュの世界に引きずり込まんとしてます。
確かにソロ1st、2ndほどの超々名作と比べてしまうと見劣りしてしまうが、
⑩BEAUTIFUL MIND … 僕は、この曲で思わず目を閉じて聴き入ってしまった。
麗しきかな、大英帝国浪漫紀行。
充分おなか一杯になれる好盤だ。
この作品は今までとは違う、レインボーやディープパープルのような、音楽性です。声もなにげにジョーリン・ターナー風になった。今まではTENのメンバーがプロデュースと作曲をしていたが、本作からは不参加ですが、これが路線を正統派英国メタルに変えたんだと思います。レインボーが好きな方はツボだと思います。
英国ハードポップの真髄といった内容です。特にサビメロの充実度は素晴らしく、充分にフューチュアされたKeyやツボを押さえたギターなど、メロ派は聴いて損はナシ!
個人的にはパープルorレインボーとはあんま通じないと思うけど・・・
初期BON JOVIや絶頂期のSHY、最近のノクターナル・ライツを思わせるキャッチーな楽曲が多い序盤と、ブリティッシュな香りがより満ちてくる後半、少なくとも楽曲においては1stなんかよりずっとイイと思う。ヴォーカルをもっと前に出したミックスだったらなお良かったんだが。ともあれ89点くらいはあげていいでしょ!