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THE WINTER WAKE / ELVENKING
この3rdで日本デビューだそうで。ジャケ買いしました。
走る替わりにリールらしき舞曲のリズムを多用したWUTHERING
HEIGHTSというイメージです。舞曲とはいっても、私好みの三拍
子ではないのですが、これはこれで味があります。
コンセプトのせいかKORPIKLAANIよりは物語調で、「Bard's Song」
辺りのBLIND GUARDIANが進歩の方向を間違えて(笑)いたら、
こんな曲を書くようになっていたのかもしれませんね。
それにしても、ULTIMATIUMの『New Dawn』並に怪しいvoは、
もう少し力量を上げた方が良いのでは……?これでマイケル・
キスク系が歌ったら完璧な“クサメタル"になってしまうので
しょうが、声質(は合っていそう)とは別にパワー不足の感。
囁く部分では、声が掠れていてイマイチ締まらないし。
曲作りのテンションを下げずに演奏力を練っていければ次回
に期待できるバンド、という印象でした。
メロディーの作りこみという部分では、彼らは着実に成長を続けていると思います。また、元々僕らが慣れ親しんだ曲構成を壊そうとしていた部分は、作を重ねるにつれ小さくなっていると感じますが、それでもちゃんとここそこに残っていて、彼らの個性として定着しています。
VoはDemoと1stで歌ってた人()が戻ったようですが、前作と差ほど大きな差を感じませんね(前作の人のほうが若干安定していたかな)。やはり不安定ではあります。確かにもう少し歌の部分を練ったほうが、印象が良くなると思いますね、少し惜しいです。
ともあれ、メロディーについては前作の魅力を失なってないなと思いましたが、楽しめる曲とそうでない曲の差が少しあるかな、それでも、ところどころで何度もリピートしたくなる強烈な曲を配しているのは大きな進歩と感じます。アコースティック楽器の曲を、安易にバラードにしないアイデアも彼らならでは。パワーと癒しを持ち合わせた、良いバンドと思います。これからも楽しみです。
このアルバムを買って気に入ったので2nd.1stと買いました。
民謡臭 3<1<2
という感じでこの3rdアルバムが一番聞きやすいと思います。
それでいても、ヴァイオリン(チャドル)が美しく違和感なく織り込まれていて、
とろけます。
私はElvenkingを知ってから、ソナタアークティカ(?)や他の似た部類のを
知り聞いてみましたが、
Elvenking以外は気に入りませんでした。
なので他のクサメタルというのでしょうか、
そういったものがいままで馴染めなかった人でも、
この作品ならいけると思います。
私の特別お気に入りの曲は、最初の1、2曲とNever Ending night(ダッケ?) とペタルストームです。
1st2ndアルバムは共に最後の長い曲が好きです。