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THE WORK WHICH TRANSFORMS GOD / BLUT AUS NORD
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現在のところ最高傑作でしょう。1stなんかに比べると、確実に売れる路線で作られてますけど。でも不吉具合は半端じゃないです。ただ、好きな人にはこれホント麻薬です。これにはまるとちょっと抜けれません。麻薬という点では、burzumやulverも同じですが、こちらのほうが何とも救いようのない不吉さと暗さです。こーゆの好きな人には常習性の強い麻薬ですなぁ。
ブラックを徹底的に蒸留すると、最後は不吉なミニマル音楽みたいなのしか残らない、それを実感できますね。そこからまた得体の知れないものが生まれてくるような感じのCDです。そう考えるとburzumなんかは、ものすごい先進性なんですよね。1stもいいですから是非。
fortis 2006年3月1日(水)18時18分

うひゃひゃひゃひゃ、これは最高だ。
ブラックだろうがデスだろうが、エクストリーム(極端な)・ミュージックと呼べるものは何かしら病気持ちの音楽だと思いますけど、こいつらは一体どんだけの病気を併発してんだ、と心配になりますな・・・「疫病神」の称号を与えたいですね。03年発表の4thらしいです。

ブラック・メタルって割と「躁病」が評価されやすいですが、私のような「鬱病」派にとっては、何と言うか願ったり叶ったりみたいな音です。ブラストもありますけど全くメインではなくて、不協和音の不安定さと得体の知れないホラーの空気が土台としてあって、まー・・・そこに骨格としてブラック・メタルみたいなものがくっついてる、と言っていいです。構成とかありますけど、大方、リフらしいリフはありません。

つまりこれは、ブラック・メタルとアンビエント・ミュージックの境界線にあると言えますかね。マシン・ドラムもいささかドラム・ビートという概念を崩しにかかっていて、インダストリアル的なところに踏み込み始めているかと。

ボーカルは2人くらいゲスト参加ですけど、それは非常に象徴的で、このアルバムは「メイン・ボーカルがない」と考えていいと思います。歌詞も載ってないですし、別に調べたくもならないです。
つまり、喚き声もブラストもあって音質もいかにもプリミティブなのに、ブラック・メタルを逸脱しかかっているアルバムでしょう。ブラック・メタルみたいなダーク・プログレと言えます・・・実際オフィシャルの「好きなバンド」にGENESISやPINK FROIDが挙がってますしね・・・アルバムのどこにもそんな片鱗はありませんがw。
XASTHURはすぐBURZUMを想起するのに、このアルバムはあまり想わないのは、そういう事だと思います(無論BURZUMの子供である事は間違いないですが)。

タイトルも素晴らしいですねぇ・・・何となく訳すと「神性変換作品」ですか?切迫するにもほどがある悪夢を見て死ぬほど寝汗をかくのが好きな方はmust buyですよ!!


おそらくギター、ベース、(ドラム含む)デジタル関係の三人編成と思われますが、ブックレットに何も書いてないので確認出来ません。


あと、私が購入したものは05年に再発された、「THEMATIC EMANATION OF ARCHETYPAL MULTIPLICITY(05年発表のEP)」との2枚組みでしたよ。
mokusatu 2006年9月9日(土)21時29分

ブラックメタル界隈でもトップクラスだと思われる
病的なまでな不穏さがこのバンドの最大の売りですな。
ギターリフ自体もかなりの暗黒具合なのに
そこに冷たいS.Eが絡めれ、とてつもない暗さが演出されてます。
この作品ができたからこそ、次作の「mort」ができたんだろうな…
カズチン 2010年6月14日(月)23時55分

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