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ALASKA / BETWEEN THE BURIED AND ME
新人でニュースクールなカオティック・ハードコアバンドの3rdアルバム。
あまり期待しないで買ったら度肝を抜かれました、すっげえ。
カオティックコアと聞くと敬遠しがちな人が多いと思うけど紛れも無くこれはプログレなエクストリームメタルです。
プログレ、ゴシック、エモロック、カオティックHC、メロデス、グラインドコア...etcの要素をふんだんに織り交ぜ破天荒なようで整合された曲展開で繰り広げる様は「恐ろしい」の一言、しかもボサノバまでやっちゃってるし、恐ろしい通り越して面白すぎる、痛快。
サウンドの感触としては同系統のConvergeやThe Dillinger Escape PlanにOpeth等のプログレッシヴデスメタルを練りこんだ感じ、ってかサウンドの雑食性で見るとOpethより数段も上。
叙情的なギターソロや美メロなクリーンヴォイスも出てきたりするし、変態系エクストリームメタルが好きな人には勿論のこと、Opeth辺りのメタルが好きな人にも多少自身を持ってオススメ出切るサウンドです。
最近のメタルコアやらに飽き飽きしてるような人に、新天地「アラスカ」はいかが?
てかこれ聴くと最近のメタルコアが馬鹿らしく思えてくる(まあメタルコア好きなんですが)、それくらいクオリティの高いアルバムです。
知名度薄いのが勿体無さ過ぎるくらい、本当に。
RioTさんの書き込みを見て興味を持ったんですが、確かに良いですね。
メタルコア風味のあるカオティックを基本に、
プログレやエモ等を混ぜたごった煮サウンドは個人的にはSikTHを聴いた時と似たような感覚を受けました。
まあ、SikTH同様に更なる進化が期待出来るバンドだと思うけど。
曲中で何度も変化するリズムチェンジとカオティックパートから突然ピアノの美しい旋律が流れてきたりする所が個人的にはツボ。
個人的にはヴォーカルがもう少し変態だったら更に好みだったけど、音の質の良さは確か。
なんだかんだ言ってメタラーにはとっつき易いアルバムだと思う。(86)
カオティック・ハードコアの名盤。
このバンドほんとに引き出しが多くて聴いてて面白い。
長く聴くことのできる一枚ですね。