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SUBCONSCIOUS DISSOLUTION INTO THE CONTINUUM / ESOTERIC
英国産ドゥーム。
ショップなどの売り文句では究極の暗黒ドゥームといった感じだったが、この作品は他の暗黒ドゥーム作品と比べても異質で、ボク自身の印象では暗黒ではない。
重量級でベースの極太重低音はタダモノではなく、ヴォイスもかなり図太い。
限りなく遅くドロドロズルズルでうわーっ!!ていう王道な手法で聴かせるんですが、決してそれに留まらず、独特な神憑り的な霊的なモノを感じることができる。
そこでは暗黒とはまた違うむしろ宇宙や永劫の時の流れのような神秘性を垣間見るかのようだ。
Sons of OtisのスペイシーテイストやScornのような内面性が秘められている。
ただ絶望的な表現に留まらずこういう神秘性を宿すドゥームというのはとても稀少で存在感があり、カルトメタルの中でもより禁忌に触れた感触を堪能できるから素晴らしいと思う。
世界観としてはMagusで感じた異質感が最も近いかも。
初心者お断りで敷居が高く、かなり聴き手を選ぶ音だろうと思うが、ハマれば強力。
Kamikoさんのレビューが相変わらず的確すぎて大したことは書けませんがw
自分もKamikoさん同様、究極の暗黒ドゥームという売り文句で購入したクチで、
ドロドロズルズルとしたフューネラル系の中では異端さを感じます。
限りなく沈み込むような絶望感よりも、
美しさを際立たせてるわけではないけど神々しさを放ってる感じがしますね。
葬式系ドゥームが好きでなければ非常に厳しい内容だろうけど
それらが好きな方ならば一聴の価値あり。