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ARMADA / KEEP OF KALESSIN
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今年発表された3rdアルバム。
前作でその存在感を見せていたFrost、Attilaが二人とも脱退してしまい
さてどうなることかと思ったら…なんでしょうこの神盤は(笑)間違いなくミニを超えてます。
Obsidian CはSATYRICONのライブギタリストという事ですが、本家をも超えてしまったのでは。

とにかく圧倒されるのは彼のギターパートの素晴らしさ。
スラッシーな刻みリフやメロウなトレモロリフ、叙情的なリードフレーズやアコギを
組み合わせて曲を組み立てていくのはやはりブラックといった感じなんですが、
そのセンスが尋常じゃないです。私はトレモロリフフェチなんですが、ここまで
かっこよく刻みリフを聴かせる曲作りをされるともううっとり聴き入ってしまいますね。
もちろんトレモロのメロディも抜群に良いです。好きなギタリストで彼の名前が
挙げられているのをあまり見たことがないんですが、私的にはギターフレーズの
切れ味で言ったらあの伝説のEuronymousをも凌駕するセンスの持ち主だと確信してます。
ほんと、今まで聴いたメタルの中でも最もギターのかっこいいアルバムの一つです。

しかも、Frost脱退したからちょっとはスピード下がるのかと思ったら…
相変わらず飛ばしてますね(笑)。それがギターのフレーズと合わさり、非常に
ドラマティックな曲展開を見せてくれます。ヴォーカルは…最初唾が飛んできそうな
汚いがなり声だったので「普通かな…」と思ったんですが、曲が進むとTriumphatorを
思わせる自分の中の憎しみを自己確認するかのような低くドスの効いたがなりや
空気中の毒素を肺に溜めて一気に吐き出すかのような邪悪絶叫も使い出し、
優れたヴォーカリストである事をアピールしてます。
さすがObsidian Cという天才ギタリストの元に集まるメンバーは違いますね…
ちなみに音質は固く纏まっていた「Reclaim」と比べるとほんの少し薄めになってます。
といっても充分すぎる程迫力があるし、このほうがトレモロが映えるのでこっちの方が好き。

しかし、この間出たIhsahnのソロアルバムと言い、最近のノルウェーはクオリティ高すぎです。
う〜ん、今年のベストアルバムの選出は本当に苦労しそう…(笑)
Usher-to-the-ETHER 2006年4月13日(木)20時53分

素晴らしい。
現状今年聴いたブラックで1番です。
前作とか聴いてないので前任者がいたころと比較できないんですが、
どのパートもハイクオリティーです。
詳しくはUsher-to-the-ETHERさんのおっしゃるとおりです。
自分も最初はヴォーカルはあんまり好きなタイプじゃないな…
と思っていましたが、聴いてるうちにイイジャン!ってなりました。

全ブラックメタルファンに聴いてもらいたい作品ですね。

過去作聴きたいですが、いつも店にないんですね…
ペレストロイカ 2006年8月10日(木)21時27分

Usherさんが仰っているように、とにかくスピーディーできめの細かいプレイで、次々と様々な情景を描写していく独創的なギターワークが素晴らしい。特にINTO THE FIREでのプレイなんかは鳥肌もの。流麗に展開する複雑な構成の曲もかなり良い出来だし録音状態も最高にクリアだし、良いところだらけの作品。
暗黒騎士MARS 2006年9月15日(金)7時47分

ここ数年聴いたブラックメタルの中では間違いなくトップクラスに入ります。
Obsidian Cの切れ味鋭いギターリフも最高ですが、VYLの
ブリザードの如き豪速ブラストが凄まじいです。
メロウでドラマティックな曲展開はEMPERORの2ndやSATYRICONの
3rdに勝るとも劣らないクオリティだと思います。

因みにメンバー全員男前でインナーの写真もかっこいいです。
GC8改 2006年9月19日(火)23時34分

EMPEROR、CRADLE OF FILTH、DIMMU BORGIR、ANOREXIA NERVOSAなど、連綿と、かつ強固に進化・拡散してきた「シンフォニック・ブラック」というメジャー・スタイルを瓦解・撃沈させる怪物の誕生である。
ブラック・メタルが、ドラマーの技術やシンセの派手さ(やアングライズム)に偏って発展した影で、顧みられる事なく失われていったギタリストのテクニック指向こそを中核とするスタイルはキャッチーだと言えるだろう。

トレモロ・リフなど弾けて当たり前、そこに精密機械の如き細やかさとTHE CROWN「DEATHRACE KING」に通ずるドライブ感を持つスラッシュ・リフが組み込まれ、挙句ブラスト・ビートに完全に連動するほどの恐るべき速さで弾きこなされている。
ハモリや装飾にほとんど頼らない、スピードと鋭さに焦点を絞りきった豪速メタル・リフを創り出したこのObsidian C.というギタリストの名前、ブラック・メタルに興味があろうがなかろうが、覚えておいて損はないはずだ(SATYRCONのライブ・ギタリストも務めたというが、担当がリズム・ギターだったというはさもありなん)。

前EPでは参加出来ず、SATYRICONのFrostほどの実力者でしか代役が務まらなかった鬼神・Vyl(Dr.)のパワフルかつタイトかつ重い豪速テンションと完全にシンクロする機銃掃射の如きギター・リフが、あらゆるエクストリーム・メタル・リスナーを完膚なきまで打ちのめすであろうウルトラ・ハイ・スピード・メタル。ブラックの美点である旋律の美しさも引き継いでおり、今の時点でこれに文句付ける事は不可能。
あえて大袈裟に言うが、これは革命的なアルバムであると思う。順当に活動が続けば、一般的メタル・リスナーにもブラック・メタルの代名詞として認知されるのは自明の理。


サタニズムに代表されるブラック特有のおどろおどろしさは皆無、攻撃的であるにせよ、この爽快さはスラッシュやジャーマン・メタルにつながるものとも思うので、ブラック・メタル勢と比較するよりDRAGONFORCEなどと較べたほうがいいのかもしれません(スピード感しか似てませんが)。


・・・というか、こんなクソみたいなレビュー読むよりmy spaceとかで試聴したほうが早いですな。リフが何よりも雄弁にこのバンドの未来を物語ってます。

http://www.myspace.com/11460769
mokusatu 2006年11月1日(水)2時12分

最初は刻みリフの多さに戸惑いましたが、慣れると味が出てきました。
Obsidian C様様ですね。
もちろんトレモロリフのセンスも抜群。

Vylのドラムも昔の作品に比べると遥かにタイトになり凄くなりましたね。ツーバスが凄まじい。

ヴォーカルは昔の人の方が好みかな。

昔のアングラな感じが好きな人、プリミティブ一筋な方は最初抵抗が多少あるかもしれませんが、このドラマティックさは大御所勢を喰う勢いですね。
GOD 2006年11月10日(金)17時5分

メタルの曲ってJUDAS PRIESTぐらいしか聞いたことが無かったけど、
このARMADA かっこいい。

ところでKEEP OF KAKESSINってどう発音するの?

HUNTERヲヤヂ 2006年12月9日(土)18時40分

あわわ・・・・

なんじゃこの名盤は!!!!
上にも出てますが今年聴いたブラックでは間違いなくトップです。。。

刻みリフをフューチャーしたブラックってあんま聴いたことなかったんですがすげぇかっちぇですね。
じわじわと精神を蝕むようなブラックではないですが、脳天直撃突撃ブチ抜き型の割とキャッチーなブラックなので、初心者にもオススメかと。メロディも素晴らしいですし。
ちょっと似たようなリフが何度か出てきますが、カッコいいので無問題。

>HUNTERヲヤヂさん
自分は「キープ・オブ・カレッシン」と読んでます。
J尾崎 2006年12月9日(土)20時14分

Usherさん、暗黒騎士さん他、ここ以外のサイトでも激褒めしてるから、逆にどうも手が出なかった本作品。
ぎょえー!!!すごすぎる!!!
うつ〜なBLACK(BLUT AUS NORDあたり)の次に聞いたら気を失います。
BLACKの多様性に感激というか、こういうのもありだよなーと感心。

fortis 2007年1月9日(火)13時8分

しっかし何度聴いても凄い。飽きない・・・
ここまで刻みまくるスラッシュ・リフが融合されたブラックって無い気がします。
これでもかと言うほど「弾いていて」、テクニック、存在感共に並々ならぬものがありますね・・・
他の方達も仰ってますが、このリフがドラムのビートと合わさって、エライことになってます・・・
これがこのアルバム(というか、これからのこのバンドの)の肝かもしれないですね。

誇張でも何でもなく、凄まじく「カッコイイ」ブラックなので、スラッシャーを始め、
多くのメタラーに聴いてもらいたいです。
たまねぎ 2007年2月23日(金)1時59分

皆さん仰られてるようにすんげーカッコイイ。
鋭く派手なドラムに、テクニカルな高速スラッシュリフが合わさりものすごくカッコイイ。
スラッシーなだけでなく、トレモロだったりメロウなメロディだったりと、
ドラムも十分凄いんだけど、とにかくギターが目立つ。
ヴォーカルもなかなか芸達者っつうか幅広い歌い方をしていて単調でないので楽しい。
所謂真性ではないけど、こんなブラックも全然ありですね。

とりあえずブラックメタラーだけでなく、幅広くメタルリスナーに聴かせられると思います。
カズチン 2007年6月26日(火)0時28分

まあなかなかの内容だったが、期待していた程ではなかった。ブラック・メタルらしさが薄れているような印象を受けた。ラスト・ナンバーはかなり良かった。
背徳ノ翼 2007年10月7日(日)0時19分

驚いた。何故このような名盤がマニアックなメタラーだけの間でしか話題になっていないのだろうか。
ブラックメタル云々のジャンル分けが本当に不要な全メタラー必聴の内容。凄い!
anthem 2007年11月11日(日)15時15分

前作でアッティラとフロストが抜けて残念だったんですけど、これは予想以上に名盤ですな!
ブラックメタルって聞いてて、「不気味だな〜」って感じの曲が多いんですけど、このアルバムは全曲カッコイイしスタイリッシュな感じがします。メンバーみんなかっこいいし(笑)全メタラーにおすすめできますね!
2008年2月7日(木)17時15分

機関銃掃射ブラストビートにブリザードの如きトレモロリフと、ブルータル・ブラックメタルのお手本のようなサウンドに、まるでスラッシュメタルのような凄まじい速さの切り刻みリフをブチ込むという荒業をかまし、しかもそれが恐ろしく高品質な仕上がりになっているという、ブラック・メタルの歴史から見ても革命的と言えるアルバム。

業界初のパイオニア的試みであるそのスタイルは確かにかっこいい。かっこいいのだが、バンドのリーダーであり、ギタリストであり、メインの作曲者であるObsidian・C氏はそのギターリフの構成=テクニックに固執し過ぎるあまり、作曲にあまり手を掛けてないように思えるパートがいくつもある。

楽曲ごとの個性の薄さにあまりこだわらなければ、フルスピード&フルシュレッド&フルブラストなトルネードサウンドに蹂輪される快感に浸れること請け合い。

げに凄まじきは(某氏も言われているが)このアルバムの一つ前のミニアルバムには参加せず、北欧ブラックメタル界における指折りのドラマーであるFrost氏ほどの腕っこきでなければ代役が務まらなかったほどの強者Vyl氏の無尽蔵ガトリングビート。まるで全てを飲み込み破壊し尽くす竜巻のような激しさを持ちながら、機械の如き精密さでブラストビート/ツーバス連射を叩き込む様はただ唖然とするしかない(インナーの写真ではオーラさえ漂って見えます)。

ミニアルバムで、1349やSATYRICONで多忙なはずのFrost氏のヘルプがどうしても必要だったのも十分うなずける話です。

Bullet Beast 2008年2月15日(金)11時1分

ジャケの通りの美しく荒々しい内容です、
曲も展開がしっかりしていて聴きやすいです。
③など中間のアコースティックパートがとても美しく、その後の爆走するなど
一つの物語のような感じ。
皆さん言われてる通りリフが凄すぎます!ジャケの色のような黄昏色?の美しさです。

全体的に曲が超カッコ良く超名盤ですが、
強いて言えば正にブラック!って感じでは無いですね。
真正ブラックメタラーって方にはチョットススメにくいですかね。

でも大体のメタラーの方は後悔しないクオリティなので絶対オススメ(笑)!
零ータム 2008年7月24日(木)0時13分

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