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SOMETHING WICKED / NUCLEAR ASSAULT
オリジナル・ラインナップの崩壊、デビッド・ディピエトロ&スコット・メタクサス(!)加入・・・
というドラスティックなメンバーチェンジを経て、'93年に発表された5thアルバム(そしてこれが取り敢えずのラスト作となった)
へヴィ&ダークにうねる頭3曲は'93年という時代を感じさせるが、中盤以降にはしっかりと突撃スラッシュ・チューンも配置されているので、
聴き終えてみれば、作品の備える突進力は前作「OUT OF ORDER」と大差ない。
メンバーチェンジの影響か、これまで以上にメロディ志向が強まり、「OUT〜」では中途半端さを感じなくもなかった楽曲のメロディアス化が
よりスムーズに行われているのも本作の特徴の一つ。
特に、その最大の成果と言うべき、ツインGがJUDAS PRIESTばりの劇的なドラマを演出する疾走曲“THE FORGE"、
美しくも力強いNUCLEAR ASSAULT版パワー・バラード“NO TIME"は必聴の名曲!と断言させて頂きます。
ダン・リルカ不在ゆえ、あまり顧みられることのない(中古屋でも最安値で叩き売られてる)作品だが、是非とも再評価を望みたいところ。
私が初めて聴いたのがコレ。当時は印象薄かったが、
現在の耳で聴くと結構聴きどころが多い。意外と捨て曲も
ない。昔の彼らと別物と考えれば十分楽しめます。
しかし聴いてると「90年代初頭はこういうの多かったな」
というため息も出ちゃうな。Testament「The Ritual」や
Exodus「Force Of Habit」・・・今考えるとどうかしてた
時代。コイツも1〜3rd好きな人には当時落胆しただろうし、
彼ららしさが感じられるのは9,10曲目くらい・・・と
も考えてしまう。