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KNOCK OUT / BONFIRE
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どのバンドでも問題作!と呼ばれるアルバムがありますが、彼らにとってはこのアルバムがそれ。
音作りが前作と全く違うし、最後に全くふざけたインスト(といってもなんか声は入っている)が入っているので、多分1回目に聞いた感想は「最悪」でしたが、Dirty Loveのようになんか不思議に耳に残る曲も多く、今では「バラエティーに富んだアルバム」という解釈になっています。
最初4作と最近のFeels Like coming home, Fuel to the flamesまで聞いて、彼らに対して心が広くなった後に聞いてください。
aceo 2006年6月12日(月)13時0分

まず、この作品は奥が深く、非常に聴き応えのある超名作と言い切っておきたい。
その所以は、Claus Lessmannとプロデューサーのマックの力量による。

Angel G. Schleiferは決して悪くない。
シュライファーは、マイケルヴォス、マイケルボ-マン、そしてクラウスレスマンと、
私が個人的にジャーマンのビッグスリーと称するツワモノと歴戦を交えた戦士である。
彼のこの功績は本当に大きい。彼は90年代初頭より、この3人とともに、ジャーマン
ハードロックの胎動期を見事に支えた。間違いなく彼のこの功績が、2000年以降の
ジャーマンハードロック隆盛の礎になっている。

しかし、個人的に欲を言わせてもらえれば、シュライファーは完璧ではなかった。
彼のリフやメロディは画一的で、少なくとも私に訴える要素はそれほど大きくない。

で、このBONFIREの4作目だが、確かにシュライファーの貢献もあるが、それ以上に
まずレスマンの編み出すメロディの秀逸さ。これはBONFIREが、一時的な分裂状態の
あと、奇跡的な復活をとげて、現在に至るまでの快進撃で証明されている。

そして、マックのプロデュース力。本作のところどころに見えるアレンジは、
聴き手に衝撃を与える。クイーン的といってしまえば、それまでだが、
メロディの良さとあいまって、これは本当に凄いの一語に尽きる。

BONFIREの、特にバラード系のメロディの秀逸さはもっと評価されていい。
本当に聴き手に感動を与える、素晴らしいメロディが連発されている。
本作に収められている#4,#5,#9,#11は特筆に価する。

VAN HALENのエッセンスを詰め込んだラストナンバーまで、本当に息をもつかせぬ
見事な展開だ。
シュライファーの弱さを逆に感じてしまうが、これは歴史的名盤と言える。
ジャーマンハードロックの、大きな扉を開いた作品。

本作をして、B誌の権威に屈したリスナーは悲しい。
cozy_ima 2007年9月28日(金)22時1分

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