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LA BIBBIA / IL ROVESCIO DELLA MEDAGLIA
誰もが納得の、紛う事なき名盤3rd「汚染された世界」。
RDMが雑誌などで紹介される場合、必ずと言っていいほど3rdだけしか載りません。
いや、それはいいんです。エエ。心底名盤だと思いますし。
しかし問題なのは、1stと2ndがあまりに「無かった事」になってる事なのです!
「有象無象のハードロックバンドであった彼らの突然変異作」など目にすると
それを書いた人間へ、イルザ先生ばりの仕打ちをしたくなる衝動!・・・・・落ち着きます。
3rdを聴いて、バンド演奏のヘヴィさに惹かれた善良な貴方は、躊躇うことなく即買いをお勧めします。
特に1stの本作はスタジオライブであるため、生々しさ倍増。
「おおイタリアだ!」と思わせるような突拍子のない展開もあり。
70年代ヘヴィロック史に名を刻まねばならぬ名盤であるに間違いないです。
ヘヴィブルーズと言われることが稀にありますが、あくまで基礎の部分。
ブラック・サバスもペンタトニック多いでしょう。その感覚と同じです。
怒涛のハードロックに戦慄することを約束します。
70年代アタマの、ごった煮の詰め込み具合が素敵な一枚。
1曲目と最後の曲では、ドイツのプログレじゃないか?と思うくらいのへヴィーな混沌具合。
ところが、歌メロになると、完全にあの熱唱系イタリアン・ロックになってます。
ギタートリオ編成による、旧約聖書をテーマにした、熱いハードロック。
多少硬い部分もあるんですが、あのイタリアンロック特有の、強引さも面白いです。