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AGNEN - A JOURNEY THROUGH THE DARK / KEEP OF KALESSIN
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99年発表の2nd。
3rdの「ARMADA」には冗談抜きで感動し、これも探してたんですがようやく聞けました…。

やはり流動的なバンドであるらしく、リーダーのObsidian CとドラムのVyl以外は
2人とも現在と違うメンバー。でもヴォーカルはかなり擦れた感じで、声を伸ばした時の
邪悪さはかなりのものですし、ベースの音もクリアに聴き取れるので問題無し。
ただ、メジャーなブラックメタルバンドを脅かすほどのクオリティの高さを誇った「RECLAIM」
「ARMADA」と比べると、まだまだアングラ臭が強く残っている感じ。

特にノイジーな音質にそれは顕著で、ギターの歪みノイズの音圧が凄くて、最初はリフの
良さがあまり分からず、「あれ、KOKなのに微妙…?」とか思ってしまったほど。
音質に慣れ、曲の輪郭が分かってくると途端に魅力的になってきましたが、普段ブラックを
聴かない人にとってはちょっとした騒音拷問レベルかも(笑)。ただ、音質がクリアだったら、
やはりギターがドラマティックですし、結構キャッチーなアルバムかもしれません。
この頃からKOKらしい完成度の高さは健在なので、ノイジーな音質が大丈夫な人は是非!!

ちなみに後の盤で直される可能性もありますが、現在出ているものは後ろのトラックリストや
歌詞カードに載っている曲順が間違っています。なんか歌詞全然違うと思ったら…
オフィにはPain Humanisedが1曲目と書いてありましたが、再生ボタンを押して歌われるのは
「Dryland」の歌詞…どうやらオフィも間違ってる模様。その歌詞に「in the dryland」と
いうフレーズがあることからして、歌詞とタイトルはちゃんと対応してるっぽいです。
歌詞から判断した、正しいと思われる曲順は以下の通り。

1. Dryland
2. As Mist Lay Silent Beneath
3. I Deny
4. Dragonlord
5. Orb of Man
6. Pain Humanised
7. Towards I Roam
8. Agnen
Usher-to-the-ETHER 2006年7月8日(土)9時20分

「ARMADA」の7年前のアルバムなんで、同等の品質など期待するほうが間違ってるのでしょうが、かすれて引っ込んでるギター、シンバル系とスネアが前でバスドラが小さく迫力のないドラムと、ブラック以外何物でもない阿呆な音質に心が折れますね (何故かベースは聞き取り易い)。
「ARMADA」の後に聴けば、劣悪音質によって死んでる部分を簡単に脳内補填出来ますが・・・ま、明らかにカルト音源ですな。

ギター・リフはこの時点で「ARMADA」に通じる細やかさもメロウな旋律もありますけど、萌芽段階とったところでしょうか。その他のファスト・ブラックと比較すれば既に技術も高く聴き所は多いですが、特に、まだドライブ感が開花してない。

⑤ 「ORB OF MAN」の飛翔感あるメロウな旋律、⑥「PAIN HUMANISED」の完成度、⑧「AGNEN」の鋭利で緻密なリフに「ARMADA」へのつながりを感じます・・・音質によって何もかも壊滅的に朽ち果ててますが。ブラックを知らない人に「この音質に慣れろ」などとは口が裂けても言えません。

それでもお薦めです(どないやねん)。
mokusatu 2006年11月2日(木)1時44分

前作より何故か音質悪くなってますね。(笑
最初はちょっと戸惑いましたが、音量上げてしまえば気にならないですね。
ゴリゴリしたベースと、やけに速いツーバスが耳に残って気持いいです。

リフは前作よりも刻み系が増えた気がします。
この頃からObsidan.Cらしさが出てきたのでしょうね。

とっつきにくいでしょうが、完成度はやはり高いと思います。
個人的にはArmadaより好きです。

GOD 2006年11月6日(月)16時39分

新宿の某大手CDショップで見つけ、あまり金が無かったがどうしても欲しくて買った。内容は非常に良かった。個人的にはかなりツボ。音質は悪めであるが、ブラック・メタルとしてはむしろ丁度良い。邪悪なアンダーグラウンド臭を感じさせる疾走ブラックで、この手を好むファンには勧めたい作品。1stに続き、このアルバムも完成度高く、非常にカッコイイ。
背徳ノ翼 2007年10月18日(木)13時54分

この2ndだけ聴いたことがなくて最近購入したんですがかなり良いです。
でも彼らの作品中では最も音質が悪いですが。
確かにこれがクリアなものであったならばもっと曲の魅力が実感できたかもしれません。
が、しかしこれはブラックなので問題ありません。
荒い音質の中に秀逸なメロディが射し込むことでブラックでしか味わえない、
その対比の良さというものもありますし。
まあそんなこと言わずとも全体的に見てどの曲も完成度が高いんですけどね。
捨て曲一切無し。

不満なのは曲順表記が間違っているのと、音量が他のアルバムに比べて
小さいことぐらいです。

ちなみにこの2ndのブックレットのObsidian C.の表情やけに怖くないですか...
少なくともARMADAの写真とは全くの別人に見えます(汗)
たまねぎ 2008年3月18日(火)23時21分

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