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THROUGH TIMES OF WAR / KEEP OF KALESSIN
97年発表の1st。
やはりKEEP OF KALESSINは一枚目から凄かった…。
アンダーグラウンド臭を打ち消さずに高品質なブラックメタルを聴かせるという点においては
今大人気の1349なんかと共通した音楽性ですが、1349がスピードとブルータリティに重きを
置いているとしたら、こっちはドラマ性とメロウさに主眼が置かれている感じ。
音質は2ndよりはマシ(慣れただけかも)とはいえ、やはりノイジーなんですが、織り込まれる
トレモロリフや時折挿入されるアトモスフェリックなキーボードの邪悪な甘美さは聴き手を
酔わせ、「ノイジーなものを聴いている」という認識さえ奪ってしまいそう。
Obsidian CはSATYRICONのライブギタリストと言う事ですが、あの歴史的名盤である
「NEMESIS DIVINA」と比較しても劣らないくらいに、どの曲も素晴らしいです。
初心者にはお勧めできない…と言いたい所ですが、EMPERORの2ndを大音量で聴くのが
気持ち良く感じるぐらいにブラックに嵌まっている人にならば余裕でお勧め。ほんと素晴らしい作品です。
しかし、この作品、かなり探しましたがdisc hellでようやくゲット…。
廃盤にはなっていないようですが、Amazonでも(今のところ)品切れ中になっていたし、
disc unionで見かけたこともないです。なんでこんな凄いアルバムがこんな目にあってるんでしょう。
バンド名がEMPERORやMAYHEMのようにキャッチーじゃないからにしか思えないんですが(笑)
ファーストアルバムですが、
意外にも音が良く、迫力満点でした。
3rdを聴いてから聴いてもまったく劣らないクオリティです。
速くて凶暴なだけではないファストブラックです。
最初から最後まで気合入りまくりの1枚。
ブラックファンなら買っても損は無い!
え〜、ReclaimやArmadaを聴いた後にこれを聴いたのですが、個人的にはKOKの中でこれが一番好みかもしれません。
演奏技術、音質ではArmadaなどに一歩譲りますが、このアングラ臭さがたまりません。
時折入るうっすらしたキーボードもツボです。
ホント、良い曲ばっかりです。
このバンド、もっと評価されるべきですね。
こんなに良いバンドだったとは。。。
隠れた名盤とはまさにこの事。
超おススメです。
それにしてもノルウェーって良いバンド多いですよね。
ファストに疾走するブラック・メタルだが、メロディアスでドラマティックな展開が印象的。ほんの味付け程度ではあるものの、キーボードが暗黒美を盛り上げている。今、Armadaを注文中だが、そちらも期待している。実力あるカッコイイバンドだと思う。