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COLLECTION SIMPLE PLUS / ALI PROJECT
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2006年発表のベスト盤。
主に「wish」〜「月蝕グランギニョル」のシングルとそのカップリングを収録。
初回限定盤には「月蝕〜」のライブ映像と「亡國覚醒カタルシス」のプロモーションビデオ、
通常盤には「亡國覚醒カタルシス」の新ヴァージョンを収録。

このアルバム、曲順を追って聴いていくと面白いですね。
最初は「wish」「ピアニィ・ピンク」などキュートとも表現できるほど乙女チックな
ポップな曲が中心なのに、ターニングポイントとなる「コッペリアの柩」からは
まるで封印を解かれたように、夢魔の本性を現したダーク・ゴシック・耽美な楽曲が並びます。
もちろんALI PROJECTはこれ以前にもシングルでも「恋せよ乙女」などマニアックなアレンジの
曲をリリースしているんですが、この時期のシングルを並べたら何故かコンセプトアルバムの
趣が現れているのが面白いです。この曲順で聴くと「コッペリア」がかなり怖い(笑)

あと選曲も良い、というかリスナーに対して親切だと思います。
殆どの曲はオリジナルアルバムに未収録だし、「赤と黒」はアルバムとは別ヴァージョン、
「コッペリア」はサビから始まるシングルヴァージョンになっているため、アルバムを
全部持っている人でも未聴の曲が多いのではないでしょうか。また最近のシングルも
省いているため、最近になってアニメタイアップで知り、シングルを購入してはまった人も
曲が被らなくて済みます。かなりセールスが良かった「聖少女領域」なんかを入れた方が
売り上げ自体は伸びそうですが…。このユニットはやはりリスナーフレンドリーですね。

ちなみに私は通常盤を買ったんですが…
「亡國」の新ヴァージョン、感動するほどに圧倒的です。お勧め!!
Usher-to-the-ETHER 2006年7月26日(水)1時50分

ベスト盤だが、非常にバラエティに富んだ選曲であり、聴いていて飽きない。
いわゆる『白アリ(明るめの曲)』から『黒アリ(暗めの曲)』へ曲調がシフトしていく過程を鳥瞰できる。
このアルバム以降、白アリの曲は退潮してしまう……。
A.V.W 2009年1月21日(水)13時53分

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