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MONOTHEIST / CELTIC FROST
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これ復活作でしょうか?私的に名盤認定です。
内容はジャケそのまんまのモノトーンで暗く邪悪にみちており、彼らに望むべく音です。
スピード感はないですが、最近の激速でギャアギャア叫んでいるバンドよりはるかに邪悪。
中盤以降は女性コーラスがはいったり、曲調もアンビエント風なところもあり、懐の広い音楽性を感じます。
日本盤のボーナストラック?にはKHANATEの暗黒スラッジ・コアのような曲が収録されていて、それが非常にカッコイイ。
裏世界の第一世代の意地と気合を感じました。
堕天使ひで 2006年8月1日(火)10時36分

APPOLLYON SUNで完全に魔性を失ってしまったかに思えたトムがココで復活。
インダストリアルな要素が全くなくなってしまったとは言えないにしても、Vanity/Nemesisの頃の音像をもっと破天荒にした感じの音楽性に回帰&進化。
Vanity〜から変化したのはヴォーカルスタイル。
女声と共に甘く誘惑するような雰囲気が消え、より真性な魔性に近づいた印象で、インダストリアルな感触のヴォーカルスタイルは、今はなき同郷の後輩Coronerのダミ声に近くなったような感じだ。
基本は初期やVanity〜のようなリフ構成をやや複雑にしたかのような感触だが、Into The Pandemoniumの頃のようなアヴァンギャルドさを取り戻したことがファンとしては嬉しい!
飛び道具のように不協和な掻き毟るようなソロが入ったり、唸り声が入ったりするが、それがホントにカッコいい。
初期から徐々に失われていったと思うカリスマ性は、ココにきて復活したように思った。
初期からのファンなので半信半疑で定例行事のように買ってみたんですが、この1枚はホントにファンとして嬉しい痛恨の作品、まさに集大成だ。
Kamiko 2006年8月3日(木)19時21分

これが初めて触れるCELTIC FROST、多分これで今までの彼らを見極めてはいけないんでしょうな。
なんてったって国内盤で出たのが信じられないくらい、濃厚なカルト作品と感じましたので…

まるで瘴気でも放ってるかのようなドス黒い闇世界。
グネグネとしたヘヴィなリフで攻めるカッコイイ曲もあるけど、
ズブズブと沈みこむようなゴシック/ドゥーム的なパートやアンビエントのようなパートもあり、
アルバム自体が単調でないので面白い。
しかし濃いなぁ、音も結構重いけど、醸し出す空気みたいなものがとても重い。
確かに爆走絶叫系なんかよりも邪悪さは上。

こんな濃い作品を国内盤でリリースしてくれたビクターに感謝。
カズチン 2006年8月7日(月)0時2分

魔王の復活作。
個人的にはそこまで思い入れのあるバンドではなく、"COLD LAKE"以降あまり良い噂を聞かないので、スルーしようとも思いましたが、暗黒臭漂うジャケを見て思わずジャケ買い。
内容はあまり期待せず聴きましたが、聴いてビックリ。
毒気満載な暗黒メタルで、これはかなり凄かったです。
スピード自体はあまり無いんですが、特徴的なリフが多く、とても癖になりますね。
また、時折入る女性ヴォーカルやシンセも良い味付けになっていて、暗黒世界を創り上げるのに貢献してます。
芸術的な邪悪と言うか、かなりカルト色の強い内容。
暗黒音楽を探している人は必聴の作品でしょう。

いや〜参った。完全復活おめでとう、CELTIC FROST!!(92)
WILK Ⅱ 2006年8月8日(火)23時14分

祝・復活!
はっきり言って、彼等の復活は驚きであった。
中身も暗黒感と不気味さたっぷりで実によろしいではないか。
これぞ彼等の真骨頂である。と言っても昔のカリスマ性を放っていた頃のマネをしているわけではなく、しっかりと現代のモダン的要素を違和感無く取り入れていてCELTIC FROST以外の何ものでもない「異臭」を放っているところが凄い。
3曲目〜4曲目〜5曲めが良い!黒さと寒さ、気だるさで鳥肌が立つ。
日本盤のインナーには彼等の現在のお姿はまともには写っていないが、きっと「恐ろしい」はずだ。
ただ、初期のスピード感を求める人には、不満が残るかもしれないなー。
ローランDEATH 2006年8月17日(木)23時38分

これも傑作
SUFFOCATION 2006年9月11日(月)15時15分

私も、この作品で初めて彼らを知りました。各種エクストリーム系のオリジネーターと称されるバンドはいくつかありますが、VENOMを聞いた時それ程感銘を受けなかったので、“元祖的"といわれるバンドはちょっとなぁ、と敬遠しておりましたが…。某紙の一節「部屋の明かりを〜」に惹かれて購入…。明かりは消さなかったのですが、ちょっとうたた寝していると、レム睡眠(?)のせいか、音楽と相まって夢の中に暗黒世界が広がっていたではありませんか!そして、⑩の絶叫…誰かが耳元でわめき散らしていることに、ビックリして飛び起きてしまいました。まるで無意識の中に潜む闇を引っ張り出すかのような、ここ最近めったにお目にかかれない“ブラック"アルバムですね〜。いやぁ、すごい。(震)
ボブ・タッツ 2006年9月17日(日)21時45分

素晴らしい、素晴らしい、素晴らしい・・・何度書けば気が済むのか分からんが、これは素晴らしい。

いないと思うが、テンポが遅いから「これはゴシック・メタル」などという輩がいたら、そいつには正拳突きを食らわさねばなるまい。ゴシック・メタルは基本、耽美の意識が宿っているものだと個人的に思っているが、これはその逆。「美」の意識が全くない。世の中のあらゆる「病」を背負って立つ音楽だ。

心臓、肝臓、胃、すい臓やら咽頭やら身体のあらゆる部位に癌が転移し、何一つ機能している部位がないはずなのに、「それでも生きている」化け物。そこら辺のエクストリーム・ミュージシャンと同じ人間とは、とても思えない。
「魔界に通じる」とか「魔界のBGM」とかそんなもんではなくて、おそらく、CELTIC FROSTというバンドが「魔界そのもの」なのだろう・・・。

他にも色々書きたいけど、今作しか知らないので止めます。
mokusatu 2006年9月19日(火)3時32分

私も日本版発売前に待ちきれず外盤で買いました(の割に今頃書き込んでたりする)。
文句なしに彼らの最高のアルバムです。すばらしい!
そこいらの若いブラックメタルバンドには出せない凄みがありますね。速いだけがメタルではない、わめくだけがメタルではないということを証明してくれてます。
でも、低音でゆっくり歌うとちょっとトーマスの音程が怪しい(許容範囲内なのでいいけど)。
歌詞はお得意の知的な内容で、インスピレーション源にフィリップ・アリエスが挙げられていたところなんか、ひええと思いました。ほんまにインテリやー(「死を前にした人間」だったっけ)。ところでラテン語とドイツ語の歌詞の部分は、日本版ではちゃんと翻訳されてるんでしょうか?気になる。
めたるおばさん 2007年1月10日(水)23時50分

書き込み追加です。
彼らのホームページから、プロモ映像がダウンロードできます。
このアルバムでは、A dying god coming into human fleshが見られます。
聴いているこちらの心も凍り付きそうな暗い重い曲ですが、そんなことはどうでもいい。
ワタシとしては、マーティン様が(特殊メイク厚塗りだが)動いて歌っている姿を見るだけで、嬉しい、嬉しい、嬉しい。
めたるおばさん 2007年1月23日(火)21時31分

私もこのアルバムで初めて触れ、そして圧倒されたクチです…
好きなミュージシャンが挙って「CELTIC FROSTは凄い」みたいに言っていたので、試しに
聴いてみたらホントに凄かった…っていうか凄すぎた作品。

作風的には結構バラエティに富んでいて、爽快感の全く無い激重スラッシュからゴシックから
耽美さを抜き取って疫病化したような曲、クワイアと女性のリードヴォーカルという声だけで
作られた曲(これは日本盤のみ)、ノイズ寄りの視点から邪悪さを追求した曲、14分を超える
ドゥーミーな大作まで幅広いですが、どの曲も共通して病んでいてとことん不吉な空気感が
徹底しているのが凄いです。聖櫃ならぬ、この世の全ての疫病を詰め込んだ「邪櫃」みたいな
ものがあるとしたなら、それはこの12センチの円盤を指す言葉なのかもしれません。

また、このアルバムはギターの音が本っ当に素晴らしい!!
これ、メタラーなら誰でも音色を聴いただけで悶絶してしまうのではないでしょうか…。
こんなかっこいいギターの音初めて聴きました。これでシンプルながら印象に残る、重々しい
リフなんか弾かれたら、そりゃ素晴らしいものが出来るに決まっているじゃないですか(笑)
バンドサウンドによる重さだけでなく、前衛的(というか音響的)な側面からそれを追求した
パートも結構あるのが良いですね。重くて病的なだけじゃなくて、知性も感じさせる作風です。
ヴォーカルは…最初は分かりやすい病的さが感じられない為、いまいちだと思ったんですが、
聴いていくうちに、教祖のような威厳がある事に気付いて気に入りました。「OBSCURE」等で
見せる、苦悩が伝わってくるような表現力も良い感じです。

…ほんと、ここまで聴き手に作品と向き合う事を強要するアルバム、なかなか無いですよ。
ジャンルは違いますが、KLAUS SCHULZEの「Irricht」なんかも相対する事を強いる
作品ですが、精神力の消耗度は段違い。凄いけど、個人的には軽く聴けないアルバム。
でもこの聞き流せなさこそメタルなのかもしれませんね。そういう意味では、メタルが
好きならば持って置いて損はない、というか必携の作品と言えるかもしれません。
Usher-to-the-ETHER 2007年6月13日(水)2時0分

これぞ最凶の「BLACK ALBUM」である。
これほど邪悪なものは、ジャンルは違えどMORBID ANGELの「DOMINATION」くらいのもんだろう。
激しさや速さで語るには次元が違う、桁違いのヘヴィさがここにはある。コンセプトは絶望と死だ。しかも病的な暗さ。
精神的にズッシリくるアルバムだ。素晴らしい。暗闇の中で聴くと、しぜんにこの世界(魔界)に洗脳されてしまいそうだ(笑)

5150 2007年10月12日(金)22時39分

これぞ最凶の「BLACK ALBUM」である。
これほど邪悪なものは、ジャンルは違えどMORBID ANGELの「DOMINATION」くらいのもんだろう。
激しさや速さで語るには次元が違う、桁違いのヘヴィさがここにはある。コンセプトは絶望と死だ。しかも病的な暗さ。
精神的にズッシリくるアルバムだ。素晴らしい。暗闇の中で聴くと、しぜんにこの世界(魔界)に洗脳されてしまいそうだ(笑)

5150 2007年10月12日(金)22時39分

邪悪なアルバムにして、名盤の誕生である。
スイスのブラックメタルバンド、Celtic Frostの16年ぶり、通産6枚目にあたる復活作。
MayhemやBurzumなどといったブラックメタルとは一味違った味を出している。
暴走しながら邪悪さを振り撒くバンドとは違い、Celtic Frostはじっとしたまま不気味なオーラを放つ感じ。
16年ぶりということもあってスタイルの変化に不安があったが、聴いてみて一安心。
傑作の2nd Mega Therion」のような病的なまでの邪悪さが、今作で蘇った。
もう4th「Cold Lake」のようなハードロックはやらないでね。
水ぶくれ 2008年8月3日(日)21時59分

これを書いている現時点で持っているCeltic Frostのアルバムが本作と『Morbid Tales』。同一のバンドとは思えないサウンドの劇的変化に直面してます。
どちらのアルバムも「邪悪」という言葉が似合いますが、その表現形態は違ってきています。
『Morbid Tales』の邪悪さは、吐き捨てダミ声&無感情な疾走からくる無愛想加減によるもの。本作の邪悪さは、腹の底から絞り出す怨念声(?)&重いギター&陰鬱なスローテンポ&不気味さ助長の女性ボーカルとクワイア……と、満載の暗黒要素によるもの。こう書くと「それだけやれば暗黒音楽になるだろ」と思われそうですが、暗黒にはなっても邪悪性まで表現するのは難しいでしょう。また、そう簡単にここまで前衛的になれるとも思えません。

Celtic Frostの邪悪さは怨念のみならず苦悩、病んだ精神まで内包するトムのボーカル、あるいはトムの天然ヤクザ顔な佇まい(失礼)の時点から滲み出てきているのかもしれません。
音楽性は変われど、「エンターテイメント精神とは無縁」という点はデビューから貫かれているように思えます。
Spleen 2009年7月7日(火)2時3分

今更ながら、つくづくこの作品は、バンドの最高傑作だと思う。
スラッシュでもデスでもブラックでもゴシックでもなく、しかしそれら全てを飲み込んだメタル。
暗黒を突き詰めた先に、この作品が出来上がったのではないでしょうか。
大仰な事を言っているなと思うかもしれませんが、そうも言いたくなるような作品です。もはや暗黒の塊です。暗黒物質です。
しかし、この作品。夜以外には聴けません。
カットタン 2009年10月23日(金)3時22分

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