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CORE / PERSEFONE
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ついに国内盤発売!いやー、期待通りの良作。しかし、3曲70分が本当に可能だとは・・・・。とはいえ、前作と同様、曲の長さを感じさせない出来で、特にデスメタル調だとある2は特に良い。(っていっても4曲中だが・・・・)さて、前作で多用していたメランコリックな男性のソフトヴォイスも健在で、新たに女性ヴォーカルも加わっているが、またそれが絶妙にマッチしている。
それにしても2年でこれほどの作品を仕上げるとは、まだまだ可能性を感じるし、次作にも十二分の期待が持てる。
ブラスト愛好癖 2006年8月23日(水)15時10分

前作以上の美旋律と構成力で襲い掛かるシンフォプログレデス。
凄い!
凄いんだけど、一曲平均23分は長い・・・聴いてるうちに集中力が途切れる・・・
伸太郎 2006年9月13日(水)22時14分

デスメタラーで、どれだけの人がギリシャ神話に興味があるのか・・。
そんなどうでもいい懸念をよそに、バンド名をそのままコンセプトアルバムにした
本作品は、とにかく神様ってのがどんだけ怒ったら怖いか、どん底にひれ伏したら
どんだけ失意に満ちてしまうか。よくわかるアルバムになってます。
日本盤が出たおかげで、そのへんのことも詳しく解説してあって、
本当にうれしい限りです。

しかし、70分ほとんど走りっぱなしですよ。なんなんだこりゃ・・・。
デメテルの怒りのいかずち、ハデスの強烈なコレへの迫り方、
コレからペルセフォネとなる(っていうより同一視的別人??)シーンの
強烈プログレサウンド。
変わり果てた姿で帰ってくるコレ(=ペルセフォネ)。
全部超強力。

さあ、皆さんもう一度どうぞ。
Nooooooooooooooo!
olbaid 2006年10月10日(火)1時15分

2006年の2nd、2作目にして挑戦的な超実験的な作品。

3曲70分越え…ここまでくるとイカれたドゥームか70年代のプログレか、というレベル。
それをクラシカルなメロデスでやるんだからとんでもない個性だ。
3曲とも23分前後なのでその気も無いけど曲の全体を覚えられないが、
やっぱり長いプログレは聴く度に発見があり楽しいんだな。
個人的には出てくるフレーズがいちいちカッコイイので冗長な感じもしない、まぁこれはそれぞれの好みですが。
後は、まぁやっぱOPETHっぽい部分がチラチラあるのも個人的には高得点、
さすがメンバーのほとんどがOPETH好きってだけある。
前作で見られたバリバリなネオクラフレーズは前作よりは引っ込んだが悪くは無く、いい感じ。

メロデスが聴けて、かつ激しいプログレを聴いてみたいって人にお薦め。
初期のCHILDREN OF BODOMとOPETHあたりが好きな人には多分ツボ。
カズチン 2006年11月13日(月)19時43分

2006年発表の2nd。
ライナーによると1stはデモ発展系らしく、実質的にはこれが1stだとか。

音楽性は、ブラック寄りの喚きデス、デス寄りの咆哮デスに加え、男女クリーンヴォーカルも
取り入れた、煌びやかなキーも入るシンフォニックなプログレ・デスって感じですね。
メンバーのほぼ全員に思い入れがあるというOPETHが比較対象としてかなり近い存在だと
思いますが、OPETHが基本ミディアム〜スローテンポで重厚な叙情を秘めた作風に対し、
こちらは華麗なキーボードや疾走パートも多く取り入れた、派手とも言えるスタイル。
DISSECTIONやDARK TRANQUILLTYもルーツにあるだけに、キーボードやギターの
リードフレーズだけでなく、リフにも充分な叙情が込められており実に聴き応えのある音。

今作はペルセフォネ神話を下敷きにした3曲入りコンセプトアルバムで、ZeusとDemeterの
娘である処女神Coreが、冥界の王Hadesに連れ去られ、最終的には冥府の王妃Persefoneに
なってしまうという内容で、その物語を1曲目ではDemeter、2曲目ではHades、3曲目では
Core自身の視点から見た曲になっており、1曲が平均23分という長大な作風。
個人的には、この一つの物語を3つの視点で見るというコンセプトは大正解だと思います。
流石に23分×3曲の作風だと、時系列順に物語が展開していくようにするとダレる気がする。
この作品は1曲だけ聴いたとしても十分楽しめる所がいいですね。
アルバム一枚でミニアルバム三枚分の聴き応えのある、お得なアルバムとも言えるかも(笑)

3曲で70分と言うとちょっと躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、このアルバムは
曲の長さの割にかなり聴きやすい方なので、安心して買って良いと思います。
1曲が場面ごとに大体2〜5分の、7つから11くらいのセクションに分かれており、更に
セクションごとの音は、例えば娘を失ったDemeterの哀しみを表すパートや連れ去られた
Coreが悲しむパートにはアコースティックな楽器や哀切な歌メロを取り入れたり、Zeusと
Hadesの戦闘パートや豊穣の女神Demeterの哀しみで大地が荒廃していくパートは激しい
デスメタルサウンドで表現されていたり、ストーリーと密接にリンクしたものになっており
リスナーに鮮烈な印象を残し、長大な曲にありがちな何度聴いても曲が覚えられず結果として
焦点のぼけた音になるといった事の無い、構成の巧みさが光るつくりになっていると思います。
とりわけCoreからPersefoneへの変化を描いた、2曲目の第六章や3曲目の第四章などは
各メンバーのソロもふんだんに盛り込んだ劇的なパートで、作品のハイライトと言えるかも。

また、歌詞はコンセプトアルバムながらOPETHの「Still Life」の様に詩的なフレーズが沢山
鏤められていたり、DEATHSPELL OMEGAの各作品のように神学用語が頻出しすぎで辞書と
首っ引きにならなければならないといった難解さは殆どなく、平易な英語で書かれているのも嬉しい。
そういう訳で、私的には歌詞を読んで情景を想像しながら聴くのがお勧めなんですが、もし
歌詞を全く気にしないメタラーが聴いたとしても、各パートのフレーズにフックがあって
充分かっこいいサウンドなため、23分を聴かせきってしまうだろう所もまた凄い…!!

OPETHやVINTERSORGといったプログレッシブなデス/ブラック以外にも、DEVIL DOLLの
ようなシアトリカルでドラマティックな作風や、SOUND HORIZONのような曲を通して物語を
表現していく作風を好む方にもお勧め。無論、デス声大丈夫なのが前提ですが。
ちなみに、買うなら日本盤をお勧め。
対訳も妙にエキセントリックだったり下手だったりすることは無く、物語への没入を助けて
くれると思うし、ライナーもペルセフォネ神話とバンドのサウンドを比較しての分析なども
書かれていてかなり優良なものになっていると思います。
ボートラは蛇足な気がしないでもないですが…まあ曲順プログラムすれば良いわけですしね。

…なんか、めっちゃ長い文章になってしまいましたね…(汗)
でも、熱く語りたくなるくらい素晴らしいアルバムだと思います。
最初3曲70分で日本盤って凄いと思いましたが、このクオリティなら出て当り前。
しかし実質1stでこれって…OPETHもそろそろうかうかしていられないのでは。
Usher-to-the-ETHER 2007年6月18日(月)16時59分

プログレメタル、メロデス、ブラック、ゴシック、
これらの要素をツギハギっぽさを一切見せずに見事に一つのスタイルとして構築してます。

輸入盤で買ったのもあってコンセプトの詳しい内容はよくわかりませんが
溜め息が出るような美しさと首を振らずにいられない激しさが交錯し、
高い演奏力と作曲能力による説得力がハンパじゃないです。
最初適当にながら聴きしてたんですが、
あまりに高レベルな楽曲とピンと張り詰めた空気に思わず神妙に聴き入ってしまったほど。

なんというか、生きてるアルバムです。
ピーナツ抜き 2007年12月6日(木)20時43分

国内盤を買いましょう。解説・対訳が大いに役立ちます。
本編は壮大すぎて曲の輪郭があんまり掴めなかったりもするんですが
そこは次から次へと溢れ出す圧倒的な暗黒美旋律の大洪水に流されて長い曲苦手な自分でも全く苦痛なく聴けました。
苦痛なくってのは語弊があるかもしれませんが1曲20分オーバーな曲でそう感じさせるって事は
自分にとって奇跡的でありまして実質的には時間を感じさせない程かなり心地よく聴けたって事で。
疾走多目でダレさせない配慮も嬉しい限り。
とにかく感動しました。
黒バット 2008年5月11日(日)2時12分

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