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THE FUNERAL OF BEING / XASTHUR
どちらかというと過去作はあまり聴かず新譜をよく手に取るんですが
ジャケの雰囲気とカオティックさではこれ以降の作品よりお好みかも知れん。
シャリシャリシャーシャーとした粉のようなカオティックブラックの名盤だと思う。
あんまり人気無いようですがXasthurの中ではわりと好きな作品です。
1stより更に混沌とした音作りになって、鬱度も聞き難さもアップしてます。
合間合間に挟まれるインストも息抜きにはちょうど良く働いてくれます。
#6,8,9はかなり秀逸でしょう。
1stと比べると1曲1曲の作り込みが甘いですが、世界観は相変らず。
耳に残るメロディーなんかもあるのですが、1stの後に聴くと容量不足を感じますね。
2nd。
ロゴが変わりました。前のロゴよりこっちの方が芸術的で断然良い。
音は1stと同様、ザーザーシャリシャリです。ほとんど変わらない気がするけど・・・
でも特にインスト曲の不吉度はこの作品が一番高いかもしれません。
なんか白黒のモノクロホラー映画っていうか
カリガリ博士のような歪んだ世界が思い浮かびます。
曲毎の音像がてんでバラバラに聴こえません?これ。
アウトロの前に何食わぬ顔で入り込んでいるデモバージョンの存在が「そういう意図」を匂わせますが、何なんでしょうね…BLOOD FROM THE ROOTS OF THE FOREST「 PART Ⅱ」の後にBLOOD FROM THE ROOTS OF THE FOREST 「PART Ⅰ」があるとか、曲中に「INTRO」という曲が二つあるとか、そういったレベルで混沌としてる(それ次の曲のイントロってことじゃないの、と私も思ったんですが、次の曲がまたインストだったりするんですよ)。
ただ単に作ってあった曲の寄せ集めである気もしますけども。
前作1stと較べてメランコリーも突進力も減退してる気がしますが、何かどうでもいい。
個人的に気に入ったのは「REFLECTING HATEFUL ENERGY」という、曲のタイトル。XASTHURは「カオティックブラック」と呼ぶより「ヘイトフルエナジー」と呼ぶ方がなんかしっくりきます。楽曲を評価する気になれないところとかw。