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OHMWORK / GEEZER( G//Z/R)
リリースから1年経ってから聴く俺も俺だけど・・、その間このアルバムの投稿が無か
った事からも、GZR自体があまり受け入れられていないんでしょうね。
自分には十分今風のへヴィロックに聴こえるんですが、若いリスナーにはこれでも
「退屈」なんでしょうか。 それとも『また』雑誌とかで酷評だったのかな??
まだ、聴きだして間もないのでまずはファーストインプ、という事で。
全体像:前2作に比べるとかなり「歪んだギター」が入っていない箇所が多い。
これについては評にもあったが、前作から約8年間クラーク(Vo)が多数
のバンドで活躍し技量を上げている事にも関係しているのではないかと思う。
曲調の起伏だけで無く、「普通の唄い方」と「がなって唄う」時とどちらも
しっかりと唄えるようになった事が要因だと感じた。
サウンド:変わらずのヘヴィさの中で「洗練」さは進んでいる。 良い言い方をすれ
ばね。 1Stの音が好きな人には「マトマリ」過ぎかもしれない。
でも、やっぱ御大のヘヴィなベースサウンドはたまりません。
曲調 :1がかなりスラッシュ系だったのに対して2は結構H/M向きのサウンド
になっていたのに対しこの3は。 「1St 70% :2nd 30% 」ザックリこん
イメージで、またスラッシュ(て言い方でいいのかな?)傾向が戻って
ます。
1曲目の入りのリフなんかは「完全」に80年初頭のH/M。しかもB級
バンドがやっいてたリフで始まったんで、かえってこれからどうなんだろ
うと興味を引きましたね。 又、今風のヘヴィなサウンドとヒップポップ
サウンドを合わせたような曲もありかなり若者を意識しているようです。
最近は殆ど「今風」のメタルを新ネタとして聴かないのでこのサウンドが
どのようなポジションになるのかは分かりませんが、やはり「神」の一人
が携わったアルバムとして「味」(今のメタルに「味」なんて必要ないみ
たいですでどね)はありますよ。
とにかく聴く人次第で評価は分かれるのではないかな。
私のように30年近く「オリジナルサバス1番」なんていうおっちゃんと
10代、20代の今を追うリスナーでは感じ方はかなり違うでしょう。
何れにしても歳を追うごとにサウンドが若くなっていくようで、ホント
御大には頭が下がる思いです。
0フレット 2006年9月24日(日)14時27分