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MARSHALL LAW / MARSHALL LAW
これはセルフタイトルのアルバムで89年に出た。最初から最後まで究極のメタルをやってくれる。捨て曲無しの名盤!Under The Hammer, System X, Rock The Nation, Screaming, Hearts & Thunder等凄い歌が盛りだくさん。
マーシャル・ロウは復活してAndy PykeとDave Martinを中心に新しいメンバーを含め今年か来年にはアルバムが出る予定。
音は悪いが中身は最高!中古屋ではバカ高いプレミア価格で取引されているが、コレに関しては
それも納得の高いクオリティを誇る、イギリス出身の5人組HMバンドが'89年に発表したデビュー作。
“THE HELLION"を彷彿とさせるインスト曲①で幕が開き、劇的なリフが炸裂する疾走チューン②へと繋がる展開で
勝負あった!となる本作。サウンド・スタイルはもろJUDAS PRIEST型なれど、「ヘヴィ・メタル斯くあるべし」
といった感じのリフの数々、そして華麗にしてドラマチックなツインGの煽情度の高さは、時に本家を凌駕せんとする勢い。
とにかく、曲が圧倒的に素晴しい。全11曲、捨て曲なし。前述の①〜②の流れの他にも、
悶絶級のツイン・リードが聴けるバンドのテーマ曲④、雄々しい疾走チューン⑤、重厚なイントロに続いて
劇的なリフが炸裂する、名曲②に匹敵する本編のハイライト・チューン⑥etc・・・。この他にも
「この1曲の為だけにアルバムを買っても損は無い」レベルの名曲/佳曲がゴロゴロと収録されているのだから堪らない。
唯一、Voにロブ・ハルフォード程の個性がないのが惜しまれるが、逆にクセがない分、
万人受けするタイプとも言えるしね。(勿論、歌唱力は十分)
実は本作は『復讐の叫び』と『背徳の掟』の間に、JUDAS PRIESTが発表する筈の作品だったんだよ・・・
という嘘を思わず信じてしまいそうになる(?)、80年代の隠れた名盤の1つ。必聴。
昔友人がくれたテープの中に「SCREAMING」が入ってて、あまりの
格好良さに感激した覚えがあった。80年代最強最後の名曲ですよ。
JPのELECTRIC EYEや、PMのBACK TO BACKに匹敵すると思う。
再発盤を手に入れた組としては、リマスターされてるのか音質は良好に
感じられました。JPの正統な後継者ですね。スラッシュとかジャーマン
とかグランジとかの変な影響はない、真に混じりっけ無しの純メタル。
非常にバランスが良い楽曲です。これこそがメタルですよ。
ただ出てきた時代が悪すぎたんでしょうね・・・。
10年後に出てきたHAMMERFALLとかが人気ですから。メタルが何で流行に
左右されるんだろ。マノウォーの人じゃないけど、ポーザーが多すぎた
んでしょうかね。