CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
NOCTURNAL POISONING / XASTHUR
1stで、鬱ブラックの頂点にあるアルバム。
この世の終わりって感じです、明るさなど微塵も感じさせません。
アルバムの後半にいけばいく程、病み度が上がっていく気がします。
終わり方も絶望的。
US鬱ブラックの代表格の1stです。
曲はジャケットそのものの雰囲気。
シャーっと鳴るこの混沌とした独特の音質に酔わされます。
暗い。終止盛り上がる事の無い徹底して闇を描くブラックメタル。
そしてエフェクトで歪みまくった絶叫Voが乗ります。鬱。
インストになっていますが、Mutiilationのカバー入りです。
とにかく暗い上に長いので全部通して聴くのはなかなか辛いですね。
そういう意味では本当に陰鬱とした気分に浸れるアルバムではないかと思います。
2002年発1st。アルバム沢山出てますけど、案外若いバンドっすねー。
楽曲を無理矢理有名どころで例えるなら、初期DIMMU BORGIR/EMPEROR辺りのシンフォニックブラック付近に置ける気がしますけど、デモ並なのに無駄に分厚い歪んだ音像が特徴的すぎ、限りなく引っ込んだ木霊のような絶叫も相まって、音楽というより、何だか全てが負の波動と化しております。
微塵のきらびやかさもなく、何のシンフォニーもなく、ひたすら湿った混沌が延々と続きますね。
ただ、他に3rdと5thとスプリット二枚しか聴いてないですけど(多すぎて追い切れねえよ)、楽曲はこれが最も聴きやすい気がする。これでも聴きやすい部類。リフにメタルのエッジがあったりする、というか格好良いし動きもあるし、あと展開も起承転結ぽくリフレインしたりするしフックもあるし疾走感もあり攻撃性もある。BURZUMぽくもないと思います。
カオティック・メランコリック・ブラックとかそんな感じですかね。ただメランコリーに辿り着く前に、音像に宿る重い毒が全身に回って死にます。
殺したいほど憎たらしい奴に無理矢理貸して洗脳自殺させるにはもってこいですね。
ただ、貸す前に聴いてみたら自分が死にたくなった、という罠に引っかからないようにしたいところです(冗談ですよー)。
1stですね。限定2000枚だそうです。
とにかく音が悪いですが、そこが何ともいえない魅力ですね。
救いのないサウンドで聴き続ければたちまち気がめいってきます。
いろいろな意味でかなりレベルが高い(笑)
聴いてて鬱になります。なんか負のパワーが滲み出ていて精神的に来るようなアルバムです。
全体的にテンポの遅い曲が多く、デモ音源並にシャカシャカした音でなかなかカオスな仕上がりになってます。
これに絶望的なほど陰鬱なムード作り出されるともう死にたくなりますね。あと結構メロが良いと思いました。
陰鬱な気分に浸りたいという方に結構オススメできるアルバムです。