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LUST STAINED DESPAIR / POISONBLACK
惜しまれつつ解散してしまったSENTENCEDのフロントマン、ヴィレ・レイヒアラのソロプロジェクトの2nd。
ヴィレが歌っているのでSENTENCEDっぽく聞こえないこともないが、音はまったく別物。
ただ、SENTENCEDとはあれが違うこれが違うと比べて残念がるような聴き方をしなくて良いのは、本作自身の単純な質の高さに負うところが大きい。
はっきり言ってめちゃくちゃかっこいい!!
①④⑦は必聴!!
hyoma 2006年10月6日(金)21時38分
良いんだけど、SENTENCEDと比べる明らかに負けてる。
しかし、これはこれでかっこいい
1stとは明らかにカラーの異なる2ndフル。
耽美的だった楽曲にはパワーが加わり、2ndにして早くも典型的ゴシック・メタルからは逸脱した感があります。
そして何と言っても、稀代のシンガー=ヴィレ・レイヒアラが再びマイクを取ったということが大きい。
前作以上にヴィレのソロ・プロジェクトと化した印象は拭えないけれど、音のまとまりは1stよりも断然イイと感じました。
③⑤⑧のようにスローな曲には前作の面影が多々ありますが、①④⑦⑨のような力強さ、⑥のようなポップさ(?)等は明らかに成長を感じさせてくれます。
特に本編ラストの2曲(⑩⑪)は素晴らしく、ここでのヴィレの歌には何度聴いても心が揺さぶられます。
⑦では一味違った声が聴けるし、前作以上にテクニカルになったギターも良いです。
ひとつ残念なのは、リフの作り方が画一的で(単音+ハーモ二クスみたいなパターンが多い)、ただでさえ表面的な変化に乏しい楽曲がさらに「どれも同じ」印象を与えてしまわないかということ。
1つ1つのリフはカッコいいので、あまり気にならない範囲だとは思いますが…次回作ではこの辺りをどう改善してくるかがポイントでしょうね。
まぁとりあえずは期待以上の出来で、聴いてて嬉しくなるアルバムには違いないです。
また、SENTENCEDと比べてあーだこーだっていうのはこのバンドの宿命の様なもので、これからも決して避けて通ることは出来ないでしょう。
ましてや自分のように、SENTENCEDが一番という人なら両者を比較せずに聴くというのは無理な話です。
しかし、SENTENCEDと比べてこのバンドに足りないものを探すより、SENTENCEDには無かったもの・違ったものをこのバンドに見出すのがファンとしての幸せではないでしょうか?
そして、不意にSENTENCEDとの共通点が感じられたら、素直に嬉しくなればイイんです。
これからもヴィレの歌が聴けるのに、不満ばかりじゃあ辛いと思いますから。
いつも以上の駄文・長文ですみません。失礼しました。
かっこいいよ!