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THORNOGRAPHY / CRADLE OF FILTH
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Damnation and a dayのHurt And Virtueのような曲がたくさん入っているアルバム。
I Am The Thornが超ツボ。
前回のNYMPHETAMINEは結局あまり聞かなかったが、こっちはよく聞いている。
しかし個人的にはDamnation and a day位シンフォニックしてほしかったのも事実。
路線変更してくれないものだろうか・・・
ralf 2006年10月22日(日)0時19分

2006年の7th。

前作以上にギターメロディが前に出てます、
と思ったらパーマネントなキーボーディストがいないじゃないですか。
その為かどうかわからんが、明らかにキーボードのパートが今まで以上に減ってます。
ダニの金切り声も更に減り、ブラストもほとんど使用されてない、
まだまだゴシックな要素やブラックメタル的なブルータルな要素も残ってるものの、
だいぶオーソドックスなヘヴィメタルに近づいた気がします。

この路線でも十分カッコイイだが、初期〜中期のファンとしてはちょっと寂しいな…
そろそろ原点回帰してくれるととても嬉しい、
つってもファンだから次のアルバムもこの路線でも買うだろうが…
カズチン 2006年10月22日(日)22時8分

発売日に買ってずいぶん経ちました。
最初聴いたときはこんなもんか、と思いましたが、何故かリピートしてる自分がいる。

シンフォニックさ、そしてこのバンドの特徴だったホラー要素は抜けているが、
なかなか素晴らしいと思います。
おとなしくなりメタル度が増したため、以前に比べて落ち着いて聴けるというのが自分に合ったのかもしれません。
ジワジワくるので5回くらい聴くと良いかも(笑)
ペレストロイカ 2006年11月9日(木)22時21分

前作に続きどんどん正統派(という表現は良いのかどうかは判らないが、いわゆる普通の)HMに近付きつつある作品。
こうなってくると1番の特徴がダニのVoという気がしなくもないが、そのVoの個性が相変わらず強烈。COFの何たるかを体現してる。
以前よりも金切り声は減ったものの一聴してそれと判る声はやはり強力な武器。
3曲目でいきなり入るピアノと呻きの様な声は相変わらず"ゾクッ"とさせられる。
決して派手ではない作品で、各曲の展開まで覚えた頃に良さがわかってくる作品であるという気もするが、これまで同様完成度は高い。
セッキージョーダン 2007年1月4日(木)1時35分

いろんなページでこのアルバムの意見を見たら、どうも不評が多かったが、このバンドの音楽性は好きだし、今までのアルバムが全て気に入ってるため、そんなにダメなのかと試しに買ってみたら・・・かなり音楽性が変わってしまっていた。前作ではオーソドックスなメタルに近づいてはいたが、まだ元々の暴虐さ、邪悪さ、ゴシック感といった要素が残っていたが、このアルバムはそういった要素がほとんど薄れ、本当に普通なメタルって感じだった。ダニのデス・ヴォイスだけが相変わらず強烈な武器となっている。②は従来のクレイドルらしくてカッコよかったが、それ以降は・・・。この先、ずっとこのような音楽性で進めていくのか?英国ヴァンパイア集団のかつての邪悪さ、ホラー性を取り戻して欲しいと感じる。
背徳ノ翼 2007年7月21日(土)15時41分

本作の不評は多くのファンの知るところです。高音シャウトが少ない、シンフォニックじゃない、ホラー要素が少ない等々。実際、聴いてて「ここでもっと大仰にストリングス入ればいいのに……」「クワイア入れればいいのに……」と何度思ったことか。メタルとしては上質だけど、クレイドルの作品としては物足りないですね。

……と、文句のつけどころを列挙しても、どうしても否定できない点が。
それは彼等が本当にすんごくいいメロディ書くってことです。
「シンフォニック要素欲しいな……」と思いながら聴いてても、メロディが耳に残るし、無意識で首動いちゃうし、実は「Foetus…」なんか無意識で歌っちゃうぐらいだし。本当かっこいいんです。
あと、高音域減ってもやっぱりダニ声はダニ声です。もうやめられません。しかし、M11で「And here we go again!!」ってフレーズ挿まれた時には似合わなさ過ぎて笑ってしまいました。……すみません。

以上の理由から、『Harder, Darker, Faster』のデラックス盤買ってしまいました。前評判から言ったら通常盤で十分じゃないか?なんて思ってたってのに。
まぁ、ボーナストラックはわりと佳作揃いだし、外れとまではいかなかったかなと。

多分、このプロセス踏んだからこそ、これまでのシンフォニック&ホラー色を併せて取り込んだ次作の感動があるんでしょうか。

Spleen 2009年3月19日(木)4時36分

06年発表の7th。タイトルは造語で「荊の系譜」の意。
評判の悪さから、今の今までスルーしてしまっていましたが…悪くないですよ、これ。
いや、ブラックとしては寧ろ駄目なんですけど…メロデスと思って聴くと素晴らしい作品。

いつものCRADLEの作品と大きく異なるのは、大仰なシンフォニックさではなく、Daniの
ヴォーカルでもなく、ましてやブラックの狂性・ブルータリティでもなく、正統派的な
ギターリフであること。もう殆どメロデスなんですけど、世界観の演出だったり、
曲展開のドラマ性だったり、至る所に彼らならではのセンスが発揮されていて、やはり
一般的なメロデスとは一線を画してます。特にそれが顕著なのが上の方も褒めている
メロディで、特に「Lovesick for Mina」は和風ホラーに通じる湿り気すらあると思う。

彼らが過去にIRON MAIDENやVENOMをカヴァーしている事から考えると、こういう作品を
作るのも自然なのかもしれませんね。さりげなくDISSECTIONリスペクトっぽいフレーズが
あるのも個人的にポイント高いです。ブラッカーからの評価が低いのは仕方ないと思いますが、
これまで正統派やメロデスを聴いてきた人にとっては、一番すんなり入れる作品なのでは。

ただ、やっぱり「これは駄目だ…」と思う箇所はあって…。まずDani自身がノーマル声で
歌おうとしてる箇所があること。デス声と違って、何ともコメントし辛い魅力の無さ…。
もう一つは、HIMのVille Valoの起用。CRADLEのゴシック趣味に相応しい、耽美的もしくは
不気味な雰囲気を出す事無く、普通に歌っちゃってます。普通に。…まあ、「LOVE METAL」を
標榜する人に、この世界観の演出を振るのは無理があるかと。明らかに人選ミスだと思う。

そういう訳で、彼らの代表作には決してなり得ない作風ですが、ディスコグラフィーの中に
こういうイレギュラーがあっても良いと思う作品。何の予備知識も無く、絢爛なシンフォ
ブラックを求めてこの作品を手に取ってしまった方は、まあご愁傷様という感じですが(笑)。
メロデスっぽいCRADLEも聴いてみたな…と思った方は是非是非。決して駄作ではありません。
Usher-to-the-ETHER 2010年6月9日(水)21時30分

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