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PEACE AMONG THE RUINS / PRESTO BALLET
METAL CHURCHのカート・ヴァンダーフーフに率いるプログレッシヴ・メタルバンド。
キーボードの音を大胆にフィーチャーした作品が多く、曲もメタルというよりはプログレッシヴ・ハードロックに近い印象を受けました。
楽曲の内容は素晴らしくヴォーカルの歌も上手いし、カートのギターも良質なリフ、ソロを聴かせてくれています。
アコースティックギターのメロディも上手く使われています。
ドリーム・シアターの様な複雑なプログレではなく、とても聴き易いプログレなのでプログレ初心者にはお勧めではないでしょうか。
メタルチャーチ信者のワタクシがこういう作品を評価するのは
何ですが、70年代風プログレハードですね。カートは
かなりのプログレおたくらしく、数々のヴィンテージシンセを
使用してるとか。シンセやオルガンが暖かみのある、心地よい
音像を提供しています。カートはこういう曲でも作曲能力は
安定している。勿論ドリムシとかシンフォニーXとかの超絶
テクニカルさとかスリリングさは期待しないでね。音質は良好で、
カートのギターは勿論、ベースやドラムも堅実なプレイをして
るのがよく判る。ボーカルも十分上手いよ。
耳を惹いたのが7曲目の「slave」。どことなくメタルチャーチの
「LOSERS IN THE GAME」を彷彿とさせる名曲かと。アレンジをメタル
風にすればメタルチャーチのアルバムに入っててもおかしくないかと。
ベースラインがメタルチャーチのリフに酷似した曲あるしね。
まあ、メタルチャーチもプログレ要素あるし、メタルチャーチ好きなら
このアルバム全然イケるでしょ!