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BLOODY CHRONICLE -APPEND DISC : 02- / JILL'S PROJECT
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2006年発表のアルバム。
「Melty Blood」というゲームの曲をハードロックなインストにアレンジしてます。

どのバンドの作品かは伏せておきますが、以前、あるゲーム音楽のHR/HMアレンジの作品があって、
期待して聞いてみたらリフが刻みばっかりでメロを殆どリードギターやキーに任せっきりで
がっかりして売ってしまった経験があったので、このCDを買うのは躊躇っていたんですが…
いや、これは凄いです。

リフが勿論刻みは多いんですが、ちゃんとメロディアスなものもあって単なるグルーブ感や
重さを出すための道具に成り下がっていない所が素晴らしい。いくつかそれだけでも曲を
引っ張っていけそうなかっこいいリフもありますし、キーボードともしっかり絡むので最高です。
当然リードギターの方も弾きまくり。またキーボードの人がリーダーらしく、ハモンド、
ピアノは勿論、いかにもゲーム音楽っぽいシンセまで幅広い音色で楽しませてくれます。
よくゲーム音楽を〜風にアレンジっていうと、原曲の雰囲気を尊重するあまりアレンジが
なあなあになってしまいがちだと思うんですが、これはそういう陥穽に陥ることなくかなり
本格的なハードロックに仕上げてます。ドラムも生だし、他のメタル音楽並にギターが強く、
ゲーム音楽の雰囲気よりもまずHRありきで曲を作っている感じ。っていうか「Melty Blood」を
ダシに好き放題やっているようにも聴こえるんですが…(褒めてます・笑)。
ぶっちゃけゲームを知らなくても楽しめる作品だと思います。正直「Melty Blood」はPS2版を
持ってますが、「操作が簡単で、エリアル系連続技の苦手な私でもエリアルコンボが気持ち良く
出来る」「最近の2D格闘には珍しく死体蹴りが出来る(笑)」というのが主な印象で、音楽の方は
あまり印象に残っていなかったんですが、これを聴いて聴き返してしまいました。

ちなみにゲームの方は原作ファン向けキャラゲーと揶揄される事も多いようですが、私は
原作知らないなりに結構楽しめました。流石に私的フェイバリットの侍魂零とかKOF11とかと
比べるとやや見劣りするかもしれませんが、格ゲーのジャンルに新規参入してきたメーカーとは
思えないくらい面白かったです。少なくともPS期に乱発されたバーチャ・鉄拳フォロワーの
微妙な3D格ゲーの100万倍は面白いので(笑)、このCDが気に入った方で格ゲー好きならやってみてもいいかも。
まぁ、大体の人はゲームを先にやってそうですが…。

…なんか後半ゲーム語りになってる気が…まあいいか。
Usher-to-the-ETHER 2006年10月30日(月)16時44分

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