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SECRET SOCIETY / EUROPE
再結成第一弾目「START FROM THE DARK 」に続く第二弾。
基本的には前作をさらに押し進めた男の哀愁路線ですが、さらに焦点が絞られた感じです。
Aメロの弱い曲が多いということは再結成第一弾でも感じたことですが、
一転してサビで盛り上げる曲が多いです。
そのサビが素晴らしい曲が実に多い。湿り気みたいなのが終始覆っていて大好きな路線です。
ノーラムのヘヴィ志向によって、ギターリフは「男」を感じさせる荒々しい印象ですが
(リフがちょっと一辺倒かな。。)、それに乗っかるテンペスト紡ぎだすメロディは、
かなり哀愁漂うもの。
かなり気に入りました。
思うに再結成後、全盛期とは違う音楽性でここまで完成度を高めることって
不可能に近いんじゃないんでしょうか?それを成し遂げていると個人的には思います。
前作に引き続き賛否わき起こるでしょうが(それ以前に注目度がだいぶ薄まって来てはいますが。。。)、
21世紀の新しいEuropeとしてこの路線を断固支持します。
確信犯で新たな自分達に路線変更を図った前作以上に、問題作である。前作「START FROM THE DARK」の楽曲は、実はそんなに悪くはなかった。ただ問題なのは、時代性を考え妙なバランス感覚によって作風だけをモダンにしたことだけであった。一体何がしたいのか、正直理解できなかった。
この新作が、こういう作風になることは大方予想できた。だから、僕は前作を否定していたのである。モダンな要素を取り入れる事は悪いことではないが、そのやり方や方法論には慎重さが必要である。過去があり、その過去が素晴らしいバンドであれば、あるほど・・・・・・・・。
前作を絶賛していたファンは、この新作も絶賛するのであろうか.......。別にファンの意見に耳を傾ける必要はないが、このサウンドの何処に感動すればいいのだろう・・・・・・。
過去のどの作品よりも、僕は嫌いである。再結成して、以前よりもいい作品を作ったアーティストは、皆無である..........。
かなり良い!
私の中では、ヨーロッパの中のベストアルバムになる予感がするほどの感動で聞きまくっています。
前作以上にメロディアスかつジョーイの歌も以前のツヤと伸びかさが戻ってきた感じ。
そう!本当にサビのメロディがどの曲も秀逸!素晴らしい!
オープニングはあら?っと、これはヨーロッパの・・?と思いましたが、最後までノンストップで捨て曲なし!最後のDEVIL SINGS THE BLUESに哀愁を感じ涙して終了。
文句なく大好き!感動しました!
前作をより突き詰めたような内容で、現代的でモダンなハードロックアルバム。北欧的な透明感のあるポップさは皆無だが、今回はどの曲もメロディが良い。どの曲もフックがあり、駄曲も見当たらない。ジョン・ノーラムのブルージーでエモーショナルなプレイも素晴らしい。ヘヴィな音像にジョーイの哀愁メロディがのる非常に完成度の高いアルバム。特に⑨は名曲だと思う。
EUROPEとして「最高!」ではないのかもしれないが、「現在」の彼らのやりたい音楽としては最高の完成度だと思う。
うん、ほんとにカッコイイよこのアルバム
5150 2006年11月19日(日)10時47分
前作は個人的にかなりの良作だったので今作も期待していたのですが、これは当たりました!まずメロディがいい。ジョーイのセンスはさすがですね。そしてジョンノーラムのギター!どの曲でもエモーショナルなソロが冴え渡ってます。
過去の栄光に縛られない進行形のバンドの姿がここにあります。早くライブ観たいな〜
最近は、新譜を買う時はここのサイトをかなり参考にしています。なので、評判の良いeuropeも今日購入。オーソドックスなHRを現代のeuropeと融合させた完成品。kanyuuuさんの意見に同意、俺も支持します。ジョーイの声が好きな人はきっと気に入るはず。
ぺ・ヤング 2006年12月25日(月)23時37分
月並みな言葉ですが、色んな意見があって然るべきアルバムだと思いました。
シーンを席巻したあのEUROPEと擦り合せてしまうと非常に難解、異質なものと感じて当然。
私もかつては、行った事もない北欧を思い浮かべながら彼等のサウンドに魅了されたクチなので、その点では寂しさを感じてしまうのは正直なところです。
しかし、出来映えとしてはとても良いHRアルバムだと思いました。
モダンなサウンドという意見が多いようですが、むしろ私は古臭さの方を強く感じました。
「PRISONERS IN PARADISE」アルバムの頃から度々口にしていた“70年代HRへの憧憬"が、ようやくここに来て上手く現代のサウンドと結実したのではないかな、とも感じました。
ジャケットが何かUFOっぽいなぁ・・・と思っていたら、ジョンのギターも何だかかつてのメロディアスだった頃のシェンカー風のところもあり、その点も好印象です。
再結成しても思うように新作が出せず、昔の曲ばっかりやって悶々としているバンドが多いのに対し、
EUROPEはこうして積極的に作品をリリースしているのだから、バンド内の新陳代謝が上手くいっており、健全な状態なのではないでしょうか。
前作に引き続きかなり気に入りました。
前作よりいいかも?って位の勢いではまりまくって聴いてます。
何がいいのかな〜・・・。多分、へヴィな路線と年取って出てきた味わいや渋みが非常にいい感じでブレンドされているように思う。メロディがなんだかやたら印象に残る。
哀愁メロディが最高にいい感じでかなり泣きのツボを刺激されます。前作より哀愁が強めかな。実際泣いた曲もあったし(最近妙に音楽聴いてて泣く事が多い)。
若者向けというよりちょっと大人向けだと思う。
ジョンのギターソロも前作よりは見せ場があっていい感じです。
ジョンのソロアルバムでもこのアルバム位印象に残るメロディを作って欲しいものだ。
後、アルバムのメンバーの写真が渋くてかなりいい!特にジョンノーラム!今までの赤ちゃん同然だった風貌がここに来て一気に渋くかっこよくなっている!めちゃくちゃかっこいい!
それとなぜか不思議な事に車のステレオで聴いたら全然魅力的に聞こえなかった。なんでだろ??
ライキチ 2006年12月31日(日)18時10分
EUROPEが只の過去の焼き直しバンドにならなくて良かった!!
しかも変にへヴィにしたりとメロを度外視した変化でなく、しっかりと歌メロを大事に、ギターも格好よく変化・・・いや、“進化"した今のEUROPEは素晴らしい!!
LOUDNESSみたいに狂うこともなく、HAREMSCAREMのように同じ路線で行き過ぎて袋小路に迷い込むこともなく伸び伸び音楽を楽しんでる雰囲気が伝わってきて嬉しい♪
過去のような曲が聴きたいなら、過去のアルバムを引っ張り出せばいい!EUROPEは『現在進行形』のバンドなのだから!!!
私は今のEUROPEも大好きだ!!!
俺も上のリッチースタンレーさんの意見に完全に同意です!!
かっこよさ、元気のよさで言えば過去のどの作品と比べても本作が一番ではないでしょうか!?
私は、バンドの過去云々で評価することはせず、純粋に作品として
魅力があるかどうかで、良し悪しを判断するようにしているが、
結論から言えば、厳しい言い方ではあるが、ヨーロッパは所詮、
この程度のバンド、ということになる。
確かに彼らの1stは衝撃的だった。しかし、それ以降納得のいく作品は
一枚としてない。
メロディに光るものはあったかもしれない。しかし、表現方法が
非常にお粗末だ。
本作は、モダンとかヘヴィとか言われているが、いわゆるブルース系の
ハードロック路線を取り入れた北欧系メロディアスハードである。
ソングライティングは、クレジットを見る限りジョーイテンペストが
主導していると思われるが、ヴァース、サビのバックリフ、メロディは
ここ数年の有能な北欧系新人バンドに比べると、見る影もないほどつまらない。
ややもすると、淡白な北欧系AOR路線に迷い込む。
本作は、ジョンノーラムのギターソロで、かろうじて救われている。
もともとヨーロッパは、ブルース寄りのリフにメロディを載せることは
苦手のバンドだ。実は、この手法は極めて難しい。
歌謡曲的にメロディを淡々と綴る作曲手法は、そのメロディの良し悪しは
別として、実は極めて簡単だ。
やはり、彼らの本領は、8曲目のような楽曲でしか発揮しようがない。
ジョンノーラムのブルース感覚は特筆に値するが、ジョーイテンペストは
決して才覚あるアーティストとは言えない。
リフに印象的なメロディをのせる。これが堪能でないと、ハードロックバンド
として生き残ることは厳しい。
コレはイイね!
かなり好き!!・・・もしかしたらかヨーロッパ作品の中で一番好きかも!
“超ビックリ"の変貌ぶりだが、これがまた聴き込むとイイ!
ハマったね。・・・スルメ要素もあり!
でもコレ、HM/HRファンの間では賛否両論、酷評されてる部分も普通にあるんだろうなぁ・・・
オイラも初めて聴いた時はオッタマゲタ!
が、すぐ慣れた(笑) ・・・。
いや〜しかし・・・1曲目聴いた時は「何じゃこりゃ!?」「これホントにヨーロッパかぁ???」と耳を疑ったよ・・・(笑)
アメリカ受けを狙ったのか?・・・
いや〜しかし・・・今じゃヨーロッパの中で一番「聴きたいアルバム」になってます!・・・(笑)
「慣れ」とはおそろしいね・・・ めちゃカッコイイじゃんコレ・・・ 収録曲全てイイじゃん!
HM/HRの枠組なんかそんなにこだわらなくていいよ・・・これもまた「あり」なんだから。
よく熱烈なファンが昔の初期ような曲やアルバムを期待するが、俺的にはそれは「ありえない」と思っている。 ・・・何故なら、昔と今は違うんだから・・・
いろんな事を吸収して変わるべくして変わってゆくのが人間であって、バンドも同じ。声質だって変わるし、各楽器のプレイも多少なりとも変わってくる。
年もとって熟したバンドが昔のようなものをやったところで、100%フィットするかと言われると・・・かなり難しいものがある・・・。
救いは前作よりも更にダークな方向に行かなかった事・・・辛うじてギリギリの線を保ってる。そして更に変化させてきた事。・・・ここに関してはプラスポイントと言える。
「賭け」とも言える試みではあるが、前作よりもインフレ要素が盛り込まれている事は聴けば解る。 ・・・セールス等よりもずっと大事なものはあるのだ。「成功」と「失敗」は隣り合わせ・・・どっちにも足を乗せてるんだよね。
個人的には、ある意味「評価出来るギャンブルをしたな」と思える作品だった。
「Good!」ですよ。 次回作の方向性がもっと難しくなってくるかも知れないが、それはそれで楽しみだ。
あと、何が気に入ったか? と言うと「周りの人気バンドが年を取ってからチャレンジして変わって行った方向性とは全く違ったタイプへの試み」だった事。
勿論バンド側としては、やりたかった事を素直にやっただけの事なんだろうが、このアルバムはかなり新鮮に感じたね!
前作も一部のファンの間では好評だったようだが、違った意味ではその前作よりもイイ!
(前作はここへ持って来たいが為の道しるべだったのか? ・・・ここへの布石とも言える辿り方だったような気がするよね。)
まぁ〜・・・同じような曲調ばっかりって所は否めないが、アルバム全体のバランスも悪くないし曲が良いから、正直そんな事はどうでもいい。
ハードロックと言うジャンルがどうこうってのも全く気にならない。
ただ「バンドとしてどうなんだろう?」と少し心配に思う事は、前作の「START FROM THE DARK」から「この作品」・・・『ジョーイの色が濃すぎるのでは?』という部分・・・
両作とも、再結成前のジョーイの3rdソロアルバムの延長っぽい曲調が多いような・・・。
・・・なので、イイ曲なんだけど、雰囲気的にどうしても「ダークさ」が付きまとって、それが憑依されてしまいつつある。
俺個人的にはコレ系好きだからいいが、他のファンはどうか?って所・・・。
こればっかりは非常に難しいね・・・人それぞれ好き嫌いがあるし望んでいるものもそれぞれ違うし・・・。
まぁでも、やっぱり音楽は全て人の好みだよね・・・HM/HRのジャンルの中だけで考えても人の好みはバラバラだもんね・・・。
あ・・・・あと、もう少しメンバーの色の混合バランスがほしい所でもある・・・かな? (・・・って、メンバーみんなが納得して作ってるんだろうからだいじょうぶか?・・・心配無用???)
これはいいっすね、気に入りました!前作よりも、躍動感があるのと、顔で弾きそうな熱いギターソロが一杯入ってる。彼らの再結成がフロックでなかったこと、前作は彼らにしてみれば、「悪くない」程度で丁度よかった、本作にエネルギーとメロディーをとっておいた、って言う感じもしなくも無いかな。
緩急も上手く付いているし、どの曲の中にもサビにきらっと光るものをしっかり詰め込んでるし、JoeyのVoには明らかに、この年になってもなお成長を感じることが出来たのが凄いです。
つまらない
4作目まで駄作で、プリズナーで面目復帰、前作で今の時代に成し遂げうる個性を発揮、今作も問題なく高クオリティー。バーン!に惑わされるな!
楽曲的には前作にはあった、一聴しての駄曲は見当たらないのだが、どうにも違和感は拭えない。
モダン路線はノーラムがいる限り避けられないのだろうが、もう少し何とかならんだろうか…。
合言葉は「あのヨーロッパだと思って聴くな」である。
実にオーソドックスなロックで、作品全体に良質なメロディが満ち溢れている。
それでいて甘くなりすぎず、適度にハードでもある。
ジョーイは伸び伸びと詩を歌い、ジョンノーラムのギターもまた縦横無尽に歌っている。
楽曲の出来も良い。
しかし「ザ・ファイナル・カウントダウン」はここにはなく、ましてや「セブン・ドアーズ・ホテル」の影などは見るべくもない。
だから、「あのヨーロッパだと思って聴くな」である。
このヨーロッパもまた素晴らしい。