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THE CALL OF THE WRETCHED SEA / AHAB
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ドイツ産フュネラルドゥーム。
ジャケ見た瞬間MASTODONのLEVIATHANではないか?と思った(笑)。
こっちのジャケもあちらと同様に白クジラが船を転覆させとります。
こっちのジャケの方がやや暗めで霞んでて、不穏な感じがします。いいジャケだ。
TYRANNYやSKEPTICISMあたりの真性暗黒ドゥームをザブンと海に沈めました!のような音。
極限までスローで、引き摺りまわるようなリフが犇いてます。巨大な石を引き摺るようなリフがスゴイ。
オフィシャルサイトのメンバー紹介も「クルー」だし、海が大きなテーマなんでしょう。
大海原を感じさせる奥行きあるエフェクト、ヘヴィなリフに絡む単音ギターが霊的で不穏極まりない。
淡々と展開する王道葬式ドゥームですが、時折挿入されるシンセやアコギなどが絶妙で、決してよくあるメランコリックな感触ではなく、この作品特有の雰囲気作りになっているところはスゴイと思う。
真性な雰囲気とヘヴィさで勝負する同型の葬式ドゥームバンドと比較して、きちんと曲展開が存在して説得力があるところはこのバンドの強みだ。
音楽性は、初期CATHEDRALのような質感のドラム、初期SOLITUDE AETURNUSのようなリフ構成を感じさせるところがツボでありながら、真性葬式ドゥームの範疇に留まっているからスゴイ。
世界観は、BATHORYほど汗臭くないが、冷気を帯びた潮風を浴びながら航海するような感じとか、LEVIATHANのような湿り気たっぷりで濃厚な魔性をも感じさせる。
真性葬式ドゥームがダメな人には向かないが、叙情的でドラマチックで・・聴き応えあります。

Kamiko 2006年11月13日(月)19時21分

2006年発表の1st。
この手のバンドって、WORSHIPといいMOURNFUL CONGREGATIONといい一枚目から素晴らしい作品を
作る事が多いですよね。そういえばEURO ROCK PRESSにもレビューが乗ってましたね。
結構注目されているバンドなんでしょうか。

曲の方はKamikoさんが仰っているように、引き摺るリフの重さが圧倒的。
WORSHIP辺りとタメを張れるくらいの迫力があると思います。WORSHIPと比べると
スクラッチ音などギターの音作りそのものの聞かせ方の上手さだったら向こうの方が
上手いかな…とも思いますが、こっちはヘヴィさに加えてMOURNFUL CONGREGATIONを思わせる
緩やかながらドラマティックな展開やメロディアスな部分もあり、決して魅力では負けてません。
ヴォーカルの低音咆哮の迫力も凄い。やっぱりデス声はこうでないと!

ちなみに、バンド名の示す通り、彼らの音楽はH・メルヴィルの「白鯨」がテーマみたい
ですね(エイハブ=白鯨モビーディックを追う船長の名前)。歌詞の方も、曲によっては
「白鯨」のテキストをそのまま使用しているみたいです。正にそのコンセプトや、ジャケの
嵐や鯨の激しい力強さを体現するような音を出してます。これは大当たりでした。
私はこのジャンルに手を出して日が浅いので余り気の利いた事は言えませんが、そんな私でも
展開の上手さといい音の重さや浮かんでくる情景といい、この音には浸ってしまいます。お勧め!!
Usher-to-the-ETHER 2007年1月22日(月)21時20分

沈没した船とともに、深海へ・・・。
暗い海のそこで、得体の知れない怪物と遭遇し、怯えているかのよう。
「葬式ドゥーム」とはいい表現ですな。かなり上級者向け。

ローランDEATH 2007年1月23日(火)23時53分

ほかのフュネラルドゥームと比べると、リフのかっこよさと深海チックな世界観が際立ってます。
この迫力はすごい。

あんどーさん 2007年9月18日(火)9時7分

えらいディープだなぁ。
メロディアスでありながら深海に沈みゆくようなヘヴィなリフが独特。
Kamikoさん同様船に乗って波に揺られている感覚を感じ、軽く「HAMMERHEART」を思い出します。
なかなか曲展開もあり、ズルズルな葬式ドゥームの中では聴きやすいほうかと思います。
カズチン 2007年10月30日(火)19時58分

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