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SACRILEGIUM / DEVIL DOLL
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92年発表の3rd。
全1曲50分。無音部分を除いても43分…徹底してますな。

音楽的には、前作通り他に類を見ないほどシアトリカル/オペラティック/ドラマティックな
プログレゴシックという感じですが、やはり各要素はパワーアップしてますね。
特にヴォーカルは更にマッドサイエンティストっぷりに磨きが掛かってます(笑)。
「ressurect! ressurect!! ressurect!!」の部分の狂気の表現なんて嫌でも耳に残るし、
30分ぐらいのゴシックメタルパートの裏声なんて、もう気分は「オペラ座の怪人」の
ファントムといった所でしょうか。曲のほうも更に静と動のコントラストや、
展開の複雑さが強化され、ドラマティックさを増している感じですね。
…ただ、前作より好きかと問われると正直素直に頷けない部分も。
静と動のギャップがありすぎて、静のパートがほんとに静か過ぎる箇所もあるのと、
ゴシックメタル的な部分が減った為少しだれる部分も。最も、静のパートが無いとこの
ドラマ性は生み出せないとも思うんですけどね。前作より取っ付きにくいと思います。

しかし、前作もそうですが、中古で買ったら解説と対訳付いてたんですが…。
こんなマニアックな音なのに国内盤出てたんだ(笑)。ちょっと驚き。
Usher-to-the-ETHER 2006年11月28日(火)20時23分

これだけの音楽を作る予算はどこから出たのだろう
それと回収の見込みも
中曽根栄作 2007年6月7日(木)23時27分

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