CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
極彩 / ムック
7thアルバムかな?鵬翼、6と来て、こうなったか・・・と納得せざるを得ない感じ。
ヘヴィな曲あり、ポップな曲あり。
シングル曲も、アルバムとして聴くとさほど違和感は在りません。
あ、もう過去の陰鬱な雰囲気は残っていません。
tr5「月光」での
「悲しい歌たち忘れなくちゃいけねぇ事だって
あるだろ 生きられるのなら 涙流せるのなら」
と言う歌詞が物語っていますね(と言うか「月光」は過去との決別ソング)
そうそう、鵬翼と比べてやたらソリッドな音作りに変わってますね。
しかし、クオリティは決して低くはありません。
むしろ普遍的な魅力を手に入れた感じ。
貪欲に様々な音楽を吸収し、今まで「V系」と言う色眼鏡で見ていた人たちにも
アピールしようと言う努力を、そこはかとなく感じます(笑)
これから散漫な曲調を統一していけたのなら、もっと良くなるのではないでしょうか?
現在のムックを否定しない派からのレビューでした。
売り方はムカつくけどなw
ボーナストラックは・・・
D.M.C・・・アフォか!スラッシュやん!メロないじゃん!爆笑しました(笑)
ガーベラ Surf Ver・・・これもウケた。けどあくまでボーナスかな。
「6」を入れなければ6thになるアルバムですね。
感情過多なヴォーカルや、骨のあるアレンジなど今までのムックらしさも残しつつ、
かなり音楽性を変化させたアルバム。大きな変化は以下の3つ。
まず第一に、前作よりも音質が良くなりました。
「是空」「朽木」にも通じるドラムが大きく、ギターがヘヴィなミックスで迫力あり。
音量も丁度良く、気持ち良く聴ける音…っていうか前作が悪すぎな気がします(苦笑)。
第二に、音楽性の幅が広がった事。
今までもジャジーだったり、懐メロっぽい歌メロがあったりと単なるKORNなどへヴィな
バンドの模倣に留まらない個性がありましたが、今回は沖縄(?)っぽいメロあり、
トーキングスタイルのヴォーカルあり、童歌にも通じる程「和」なメロあり、ループを
用いた曲もありでかなり多彩。通常盤ボーナストラックなんて一曲は「ど」メタル、もう一曲は
「ガーベラ」のサーフ版ですからね(笑)個人的には苦手な曲もあって、音楽性が拡散しすぎな
印象もなきにしもあらずですが、バンドの更なる可能性を見せてくれたのではないでしょうか。
第三に、絶望感が希薄になり、全体的に詩が前向きになった事。
前向きと言われる「是空」や「鵬翼」でも「我、在ルベキ場所」「9月3日の刻印」「赤線」
など悲痛な訴えが聴かれる曲が少なからずありましたが、今回はほとんどありません。
また、「是空」の時のような「前向きになる為の前向きさ」もあまり感じられず、「鵬翼」の
延長線上にある前向きさだと思います。シングルの「ホリゾント」などで顕著ですが、
日常の感情の機微を歌おうとしている印象。ただこれに関しては、手放しで歓迎は出来ないですね…
「葬ラ謳」「朽木」の様に、絶望感・悲壮感の漂う作品を作らせたら彼らの右に出る者は
いないと思いますが、日常の機微や前向きな感情をムック以上に表現できるアーティストは
V系のフィールドを離れれば他にも沢山いると思います。正直、この路線で行くには、
もう一段階のステップアップが必要ではないかと…。
取り入れた要素をもっと上手く昇華させれば、更に進化出来ると思うので今後も期待してます。
「極彩」というタイトルでありながら、ムック史上最も色の無いアルバム。
色の無いというか、お二方のご指摘の通り散漫で統一感が感じられない。
1曲1曲の質は高いと思われるが、いつも通しては聴けない、よく聴く曲は限定されます。
しかし「極彩」や「月光」、個人的には「流星」など、これらを聴くと
下手っぴなセールスもなんとか目をつぶれます、乗らないけどな(笑)。
従来のムックファンには良曲駄曲があるけど、
新規のムックファンにとっては大きな窓口になるんじゃなかろうか。
でも「嘆きの鐘」や「G.M.C」を聴くと、LOUD PARKの影響が少なからず感じられます。
変にメタルにシフトしなければいいが…
カズチン 2006年12月15日(金)23時43分
売れ線な曲の増えたアルバム。ヘヴィな曲はカッコいいんだけども。暗くない。
ムックのイメージではないんだが… この路線で行くんだろうか。
ムックらしくないとはいえ曲は好き。
逆にこのアルバムでファンになった人が、過去のアルバムを聴くとショック受けるのかもね。
「極彩」、「謡声(ウタゴエ)」、「ガーベラ」、「25時の憂鬱」、「ホリゾント」、「流星」がお薦め。
激しく今更レビューです。
ヘヴィ/ハードなサウンドは相変わらずで、ドラマティックな楽曲もあるし、古き良き歌謡曲的な良さもあります。
ヴォーカルも過去最高にエモーショナルではないでしょうか。
まさに「極彩」なヘヴィナンバー②や、勢いのある③のようなメタルナンバーもあれば、
④⑫のような今までにないほどに明るい雰囲気の曲もあります。
⑧⑩のようなロックンロールな曲も驚きました。まさかムックがこんなにはっちゃけてくるなんて・・・(笑)
ちょっと幅を広げすぎてしまった感がありますが、良いアルバムだと思います。
なんたって楽曲のレベルが非常に高い。どの曲も退屈せずに聴けます。
それにしても拳を挙げる感じのロックを日本のロックバンドがやってくれるのは本当に嬉しいです。日本はこういうの少ないですから・・・。
個人的にはもうムックについていけなくなってしまったアルバム。
いつもムックのアルバムが出たときは店の試聴機で全曲聴くのですが、
今回はそれであぁもう駄目だと思ってしまいました。
「鵬翼」や「6」は好きだったんだけど…。
ムックフォロワーのマイナーインディーズV系バンドの成長を見守ることにします。
とはいえ歌謡メロ+救いようのない暗い歌詞+ヘヴィな音のV系バンドはいくつか知ってるものの達瑯ほどのVoがいないのが問題。
「極彩」や「ディーオージー」や「嘆きの鐘」のようにヘヴィに男らしく攻め立てるロックンロールな楽曲もあり、「リスキードライブ」や「25時の憂鬱」のような変則的で今までのムックにはなかった新しい曲調もあり、哀愁漂う切なくメロディアスな「流星」や「月光」など幅が非常に広いです。
幅の広さではムックのアルバムの中でも随一ではないでしょうか。
しかし、それを追求するあまりに全体のバランスが乱れていることは否めず、そこが非常に残念です。
一曲一曲の質は高く、価値ある曲が揃っているので、今後はそれを上手に纏め上げる構成力が欲しいなぁと思います。
また、今までは歌詞に共感できたり、心に沁みたり、というものがあったのですが、今回は特に気になる歌詞がなかったのも残念です。
これも今後に期待します。
批判的なことも書きましたが、私はこのバンドが大好きです。
これからも彼らの音楽に魅せられたいです。
曲単体を見ると個人的に殆ど名曲(ホリゾントと流星は個人的に微妙)だけど、
やはり上で何人かの方が言われているように散漫な印象を受けて、アルバムとして聴く価値を見出せない。
極彩、嘆きの鐘、ガーベラの路線(月光、25時の憂鬱、優しい歌も味付けとしてOK)を極めてくれたら本当の意味で極彩色なアルバムになったんじゃないだろうか。