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SPECS OF PICTURES BURNT BEYOND / ZERO HOUR
新しいVOに、元POWER OF OMENSのCHRIS SALINASを迎えての4作目。CHRISのスタイルはGEFF TATEにかなり影響を受けているようで、かなり上手い。個人的には初代VOのERIKが一番好きだが。
隙間から冷たい風が吹いてくる感じの全体的な音の印象は、2ndにかなり近い。個々の曲の完成度はかなり高い。①②での静かなパートの美しさは本作のハイライトといえるし、⑦の曲構成もユニーク。演奏も2ndほどテクニックで押しまくる印象はないが、さらに凄みが増している。
しかし残念な部分もある。以前の作品を知る人なら聴き込むほどに、あちこちで前作まで使ったリフやフレーズの使い回しに気付いてしまうだろう。どのバンドにもあることだが、今回はちょっとそれが多すぎる気がする。アイデア不足なのか、良いアイデアは何度も使用する価値があると考えているのかは分からないが。
海外のサイトでも同じ様な意見が結構見られたので、バンド側も参考にしてくれるだろう。次こそ完璧な作品を。