CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
BREAK OUT / BROTHER FIRETRIBE
2006年リリースの1ST
帯たたきに偽りはない。
典型的な80年代のビッグサウンドのアメリカンハード路線。
極めて良質な産業ロックである。
そして、そこに北欧ならではの透明感のあるメロディがのる。
逆の言い方をすれば、ヨーロッパやTNTに代表される、非常に作りこみ
のされたメロディアスハードをベースにしながらも、アメリカンハード
ロック特有のブルージーな骨太さも併せ持つサウンドを聴かせる。
NATIONのWITHOUT REMORSEは北欧メタルの完成形とも言うべき、素晴らしい
内容を誇っていたが、このBROTHER FIRETRIBEは、完成度の高さもさることながら、
北欧の透明感を持ちつつも、垢抜けているという点が非常にポイントが高い。
更に言うならば、メロディの扇情力が強烈すぎる。
メロディアスハード系で、これほど体が火照る作品も珍しい。
もうこれは奇跡としか言いようがない。
充実の2006年を象徴する作品。
最近、北欧ではユーロメタルなるものが出現している。代表的なのではウィグワムやプードルズなど、古きユーロビートをメタルにしたような音楽だ。このバンドも若干その類に入る。しかし、このバンドは、ジャフリアやサバイバーのようなキーボードを主体とした音楽もやるので、ユーロメタルとは言えない部分もある。こういったバンドは完成度も高く、捨て曲もない。
NIGHTWISHのエンプを中心?とするバンドの1st。
まさに「テニスメタル(爽やか)」と表現したいくらいの良質なアルバムです。
Voのペッカは、なかなかの実力者です!(元々はLEVERAGEというバンドのVo)
メロディアスHR好きな方は、一度お試しあれ!