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ORIGIN / BORKNAGAR
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2006年発表の7thアルバム。
全編アコースティックな楽器で製作された作品です。

北欧のアーティストでこういう作品というと、OPETHの「Damnation」やGREEN CARNATIONの
「The Acoustic Verses」等が思い浮かびますが、雨の日の日曜の憂鬱的モノクロな雰囲気の
前者、秋の色づく葉を思わせる切なさを感じさせる後者と比べると、この作品はフルートや
ストリングスの音色、メロディ・アレンジのドラマティックさによって、浮かんでくる風景の
色彩が鮮やかなアルバムだと思います。特に神話的な情景が浮かぶほどのオーケストラ
アレンジが聴ける「WHITE」が素晴らしい。音質も非常に綺麗で、楽器の音のバランスも良好。

私はVintersorgの参加した作品は初めて聴いたんですが、彼のヴォーカル良いですね。
こういう作風にぴったりとはまるような、まろやかでありながら朗々とした歌い方で
かなりの高音でも繊細さ・声量ともに落ちないしかなり上手いです。
高音でも暑苦しくなく、どこか上品さを感じさせる所はIhsahnを思わせるかも。
しかしGarmといいSimenといい、このバンドのヴォーカルって超一流ばっかですね…。

以前のような(と言ってもまだ3rdと4thしか聴いてないんですが)音質面でのアングラさもなく
高品質な作品だと思います。このバンドもそろそろ日本盤出てもおかしくないのでは?
Usher-to-the-ETHER 2007年1月31日(水)23時29分

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