CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
EVER-ARCH-Ⅱ-TECH-TURC / AXAMENTA
Pain of Salvationのダニエルが参加しているという事ではりきって買った。
しかし、何だこりゃ〜。まるっきりデスではないか!!久々にまともに聴いたな〜、笑っちゃったよ。最初の3曲聴いてこりゃー売りだなと思った。でもせっかく買ったんだから最後まで聴こうと思い、苦しみながら聴いた。
結果、いい曲はダニエル参加曲のみと言っていいくらい。デス声だかブラック声だか知らんがとても私が受け入れられる声じゃ〜なかった。正直帯にそういうこと書いて置いて欲しい。帯にはインテレクチュアル・ダーク・メタルバンドとか書いてある。なんだそりゃ〜?豪勢な名前だな〜って感じだけど一言「デス声使用」とでも書いてもらいたい所だ。
それにしてもVoが弱い。なんというか・・・、北斗の拳のザコキャラのような声だ。
ヒデブゥーーー!!とかアベシィーーー!!とか言ってる感じに聞こえる。死ぬ間際にあげる悲鳴か。それで最後まで聴けって無理無理。2曲続けて聴くのがやっと・・・といった所。
おまけにブラストビートとか叩きまくりのドラムが北斗百列拳を表現しているようにも聞こえる。たまに出てくるドスのきいた悪魔声は羅王か・・・。とこうなってしまった。
プログレメタルと言うよりプログレデスといった方がいいと思う。
個人的にデス声(ブラック声??)克服はまだまだ無理だと痛感した一枚。
ただ今後ノーマルボイスに変更するのなら興味はあるかなって感じかな。
やっぱりvoが合わないと聴くのは大変なのねん。
自分はここ最近ブラック声やデス声に対する免疫が出来てきたので、聴ける聴ける〜。
まず耳につくのは、「彼らは絶対PoS好きだろ!」というのが滲み出てくるダーク・プログレ・メタルっぷり。
聴き慣れてくると、複雑に絡み合っている各楽曲の時間軸と関連性を探っていく作業が難しくも楽しくなってくる。
個人的聴き所は、イントロの妖しい空気を破壊し尽くすヘヴィなリフで始まる「ASHES TO FLESH」、タイトル曲であるインスト「EVER-ARCH-I-TECH-TURE」、8分間に渡って怒濤の展開をみせる「OF GENESIS AND APOCALYPSE」、ラストをこれまた怒濤の展開で締める「THE OMNISCIENT」。他にも「INCOGNATION」や「DEMONS SHELTER WITHIN」など、良曲佳曲がある。
この作品は楽曲自体よりも楽曲と楽曲の間にある繋がりに意味合いを含ませる構成になっているので、アルバムのテーマやコンセプトストーリーを追うだけでも非常に難解。ブックレットの隅から隅まで目を凝らしていく必要がある。ちなみに自分は、まったく解っておりませんw
ちなみにダニエル・ギルデンロウ参加の曲は思いっきりPoS調だけれど、他の曲は違うのでダニエル目当てで買うとキツいかもかも。
思いっきりジャケ(帯買い)です。ライキチさんの指摘は鋭いですね。自分も普通声だと
思い込んで、いざ聴いてみて多少「あれ〜?これって変態じゃん」ってなったし(笑)。心の準備は必要ですよね^^
一曲のみ参加のダニエルさん(残念!)は置いといて。ブラック声メインのVoが、やや一辺倒でありがちなタイプ(?)かも〜。頻度は多くないが普通声も聴かせてくれて
けっこう頑張ってるし、(決して悪くない)個人的には好感が持てますが、曲の出来
(雰囲気も含む)からするともう一ランク上だったら嬉しかったかも知れない。なんか
#13も力みがちで微妙にカワイイ^^って笑えてしまうところが・・・これって
違うよなぁ〜?なんて思ったり(笑)。
さて、曲の方はというとアプローチがプログレメタル寄り、ブラック寄りと変調が
目まぐるしいのが功を奏してか、聴き通すのが容易で(個人的に)かなり気に入ってます。アレンジも受け入れ可能な程度の暗黒シンフォ美なんで(笑)しっくりきました。
ところで肝心のアルバムのテーマについては全然解りません(泣)。個人の妄想では
限界がある!神秘すぎ!謎すぎ!!普段「思考」しない人間には無理(笑)。ですが、
アルバムの付加価値(詩を読むと深みが増す、や、苦手な人にはありがたみは段違いに
増す)としてとても重要なのだと思います。
間違いを訂正します。#3の一部クリーン声と#13はメインVoの歌ではなかった。
勘違いをして申し訳ない。(なんか下手だと思った・・・)
更に付け加える。とにかく名演。完成度の高い素晴らしいアルバム。
良曲ばかりで好印象です。
ところどころ聴き手を飽きさせない仕掛けが施してあって
ありがちな展開に終わらずに良いんじゃないでしょうか。
ストレスなく聴きとおせる1枚です。力作。