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'98 LIVE MELTDOWN / JUDAS PRIEST
すさまじい熱気である。歓声の中"THE HELLION"が流れてきたときといったらもう・・・
確かに前任者は凄まじいヴォーカリストである。だが、ライヴでここまで歌うことはできただろうか?リッパーは選考に次ぐ選考の中、勝ち残っただけあるヴォーカルを聴かせる。「PRIEST,,,LIVE」での"ELECTRIC EYE""THE SENTINEL"の前任者の歌い方に不満を抱いていた私だが、このアルバムを聴いてほんとにすかっとした。叫ぶべきところで叫ぶ・・・特に"ELECTRIC EYE"のギターソロの後、あのリフに入る前のシャウト!!「そうなんだよー、こうやって歌って欲しいんだよ。」と本当に思った。"RAPID FIRE"も凄いヴァージョンである。
また、バックのギターサウンドもヘヴィである。進化し続ける怪物バンドの名にふさわしい、現代のメタルサウンドがここにある。ただ、ちょっと音が薄いように思える。特にグレン・ティプトンのプレイが聴き取りにくい。そのため、名演で知られる"BEYOND THE REALMS OF DEATH"あたりはちょっと肩透かしを食らってしまうかもしれない。"VICTIM OF CHANGES"・・・この曲は果たして名曲なのだろうか?と思っていた私だが、このギターサウンド、このヴォーカルパフォーマンスでやられたら何も文句は言えない。やはり名曲だった。ソフトに歌っても凄さを伝える"DIAMONDS AND RUST"も凄いといえば凄い。ただ、"PAINKILLER"は限界かな?でも、20曲歌った後でこれくらい歌えば誰も文句は言えない。
とにかく凄いヴォリュームである。「JUGULATOR」は問題作かもしれない。しかし、このライブでの現代のサウンドでの過去の名曲をやらせたら凄まじい事が分かった今、やはり私は次の作品がこのライブで聴かれる「融合」が上手くいくことを祈っている。K・K・ダウニングの「メロウな気分ではなかった」の発言から「じゃあ、次はメロディーが増えるのか!?」という期待もある。ああ、2000年4/10現在、私はJUDAS PRIESTの次作が凄まじいものになるような気がしてたまらない。
ティム・“リッパ—"・オーウェンズのすさまじきまでのヴォーカルを堪能できるすばらしいライヴ・アルバムである。
ライヴ・アルバムが好きでない私がしばらくの間聴きつづけていたのである。それはこんなライヴ・アルバムを望んでいたからかもしれない。ティムのCDに忠実に歌う姿はPRIESTのファンだったがため、できた事かもしれない。
次作が出るとウワサされているがまだ出ていない今、このアルバムを聴くたびに次作への期待感は膨れ上がるばかりである。
ジャギュレイターを聞いたときにはこれからこのバンドはどうなるのかと心配したものだが、
このライブ盤を聞いて考えを改めたアルバムです。
ティムのボーカルは前任者とは違う魅力を持っていて、聞いていて飽きがこないのがいいです。
ただ チューニングが下がっているために過去の名曲の中には違和感のある曲があるのがイマイチだなと・・・・ しかし逆に元よりドスのきいて迫力の増した曲もあるのでまあヨシとするか
新譜が早く聴きたいと思わせるには十分な出来のライブ盤です。
僕的に「JAGULATOR」は音楽的に最高で抜群にPRIESTらしいと大喜びしたクチなのでこのときのライブは初めてPRIESTを生で体験したこと、選曲も最高だったこともあいまって非常に思い入れの深いものです。2001年のライブを体験してバンドとしてのポテンシャルは更に上がっていることを体感した現在でも1997年の初PRIESTの思い出は薄れることはないです。ただ本ライブ盤を現在客観的に聴いて感じるのはこの当時の新作「JAGULATOR」はライブ向きの作品ではなく、むしろ完璧な(完璧すぎる)スタジオアルバムではなかったのかということ。アルバムをろくに聴いていないor否定的意見の人たちにとってはライブで聴いたら意外と良かったという感想かもしれませんがアルバム自体を大好きだった僕にとっては、「JAGULATOR」の曲はスタジオヴァージョンにくらべてライブでは音が薄かったり、短縮ヴァージョンになっていたり、重厚なコーラスが再現しきれていなかったりで、少し残念に感じます。スタジオで究極的に作りこまれた完成度の高さが若干あだとなったのかも知れません。古い曲こそよりヘヴィでアグレッシヴになっていて最高ですが。しかし現時点(2001年)での最新作「DEMOLITION」は、おそらくその反省も反映した真にライブ向きの作風へと進化しており、過剰な音の積み重ねや凝りすぎのアレンジを避け、よりダイレクトな作品となってます。はやくこのアルバムからのライブ音源も聴きたい!
YOSI 2001年12月24日(月)16時11分
ペインキラーにおける歌唱がへぼいのは原曲よりキーを下げたため、かえって歌いにくくなったからではなかろうか?
あの音域は裏声で歌うには低すぎると思う。
このライブアルバムが発表されていなかったら、リッパーが戦犯扱いされていた可能性がある。
キーが下がっているとはいえ、前任者のウルトラD級歌唱を完璧にトレースするその逞しい姿に、我々は完全にノックアウトされてしまったわけだ。
「歌えること」を天下に知らしめたこのライブ・アルバムの功績はとてつもなく大きい。
しかし、やはり「ロブと違う」ということは事実で、それも同時に確認させられた気がした。
ロブの声には、じつに悪魔的な「気味悪さ」というのが潜んでいる。これはオジー・オズボーンにもいえるが、このへんはもはや歌唱力云々の差ではない。
リッパーはそのかわり、どすの利いた怖さを演出できるわけだが、
「なんじゃワレこらああ」というやくざの一声より、痩せた目のぎょろりとした男が、「ねえ、君、こっちにおいでよ・・・ヒヒヒ」とか言うほうが、僕は怖い。
ともあれ、JPの得た新しい武器が、少なくともその性能においては、一切不安のないものであることを、このアルバムは証明しており、出されるべき時期に出されるべくして発表された、価値ある一枚である。
LIVE未経験の方にとってはRIPPERの実力を知る良い機会になったのでしょう。
前任者に決して引けをとらないシンガーである事を知らしめ、新たな魅力をも提示している。
過去の名曲群がダウンチューニングで演奏されてる事に関しては未だに賛否両論あろう。
私個人も未だにダウンチューニングが馴染めない(どう考えても合わない)と思う曲が幾つかあるのは、正直な気持ち。
RIPPER加入後初めて観たLIVE(97年でしたっけ?)では演奏側も聴き手側もまだ馴染めない感じが強かったが、その後はお互い大分慣れたようで、LIVE全体が引き締まったと言うか統一感が増したと思う。
ダウンチューニングは個人的にはイマイチかな・・・と思う。
でもこのCDはファンなら必聴でしょう!
特にRAPID FIREとDIAMONDS AND RUSTは感動した!!凄い!かっこいい!
ギターの音質があまり好みではない、ちょいと歪みすぎな気がする。80年時代の音が彼らには似合っている気もするな〜。
VOはどっちかというとやっぱりロブのほうが良かったな〜。もうロブの居るPRIESTが聴けないと思うと改めて寂しく思う。
リッパーが加入し、『JUGULATOR』発表後のツアーから収録された2枚組ライヴ・アルバムです。これの発売がどんなに嬉しかったことか。初の生JUDAS PRIEST体験となった渋谷公会堂でのライヴ…まさに一生ものの思い出となる感動の体験を、(音源は違うとはいえ)こうやって追体験できるなんて。
私は2日目で、2階席の右前方の方でした(帰る時に見たら誰かに壁が蹴り壊されてた)。なんてことはまあ関係ないことですが、いやいや、人間があんなに歌えるものなんだなと、腹の底からびっくりしましたよ。「このライヴ盤は各公演のベスト・テイクを集めたものなんだから、実際はこんなに良くないんだろ?」って思ってる人もいらっしゃるでしょう(いや調子悪い日も確かにあるでしょう)が、実際に聴いた時の圧倒的歌唱の衝撃と言ったらこんなもんじゃありませんでした。『JUGULATOR』を大好きになっていた私にとっては、リッパーが優れたヴォーカリストであることは自明でしたが、まさかあんな化け物だとは想像もしてなかったです。完全に打ちのめされました。
あの暗転して「THE HELLION」が流れ出した瞬間の激変した空気、いきなりのクライマックスの到来は、いま思い出してもあまりに凄まじかったなぁ。ライヴこそが真のPRIESTの魅力っていうのは本当でした。
ヘヴィなダウン・チューニングを施した『JUGULATOR』の楽曲との兼ね合いのために、全曲チューニングを下げたギターでそのまま演るという荒技には確かに違和感を感じたし、そのためリッパーのヴォーカルもかえってやりにくそうな部分もあったけど(アンコールなんだから「PAINKILLER」とかはチューニング戻しててくれたらなぁ)、それはまあ些細なこと。
体験してた当日だって、ステージ・パフォーマンスがちょっとなぁとか、他の観客ノリが足りねぇぞとか、不満がなかったわけじゃないけれど、あれだけプレイでぶっ飛ばしてくれたらそんなものチャラ。
選曲も完全に満足ってわけじゃないけど、捨てられる曲もないし。(全曲違うものにしても素晴らしいセットリストがつくれるバンドだけど)
歓声が大きく録音されすぎとか、音質があまり良くないって思う人もいるでしょうが、個人的には思い入れもあり、最高のライヴ盤。
このライヴ体験後、ロブへの未練は消失し、リッパーを擁した新生JUDAS PRIESTに対する揺るぎない信頼を持つに至りました。
これを聴けば『JUGULATOR』の曲がJUDAS PRIESTらしい曲ぞろいだったってことが分かるし、タイミング的にも完璧なリリースでした。
あー、それにしても次のライヴが待ち遠しい!
私もこのときの来日がJUDAS PRIESTのライヴ初体験でした。なのでこのアルバムを聴くとそのときの興奮がよみがえってきます。
まずは「ヘリオン」です。すごい歓声です。会場が揺れた様に感じました。
そしてリッパーのハイトーン・ヴォーカル、観衆は「うおおおおおおおーーーーーー!!!!」
その声に対する賛辞、驚嘆の意を込めたため息・・・。
これがJUDAS PRIESTなんだ。
これがHEAVY METALなんだ。
このアルバムで聴けるファンの歓声もその日のライヴの歓声と同じに聞こえます。
「国は違っても、言葉は違っても、おんなじ気持ちだったんだな」
そう思いました。
これは良非常に良いライブですよ。
個人的にはキーの問題よりも昔の曲をそつなく歌いこなしているリッパー氏のボーカル
に驚嘆しました。ロブでさえ今では苦しい曲もうたってますしね。
ベスト的な選曲ですが「JUGULATOR」から5曲も選曲されていて過去の
バンドではないことを証明してくれています。
>ライキチ
ロブは今年Judas Priestとツアーを行いますよ?Judas Priestとして。RipperはIced Earthに行ったし。
ライブで苦しそうなボーカルを披露したり、ライブ音源もボーカルのみスタジオで録り直したりする前任者と違って、
リッパーは恐ろしいまでの実力を発揮してくれたね。何て喉の強いボーカリストなんだろうか。
"JUGULATOR"を演奏するにあたってのダウンチューニングも、ところどころに交えた彼の切り裂くようなシャウトのお陰でまったく気にならない。
むしろ、こちらの方がスタジオテイクよりも数段に格好良い!
今となっては叶わぬ願いだが、彼のボーカルでダウンチューニングなしに今までの曲を録り直して欲しかった。
ここまでバンドと観客の生み出す熱気を収めたライブ版があるだろうか!?
ロブとは比べ物にならない程の安定感を持つリッパーは、
過去の名曲の輝きを残しつつ、さらなる新鮮さを加えている。
この素晴らしいステージパフォーマンスを目の当たりにすれば、
ダウンチューニングなど、もはや全く問題にならない。
メタルファンは全員聴け!!!!!
リッパはロブよりカッコヨイ。
ギターの音色がいまいちな気もするが、歌と演奏は良い。
ハルフォードの楽器陣のような若々しさはないが、
「死の国の彼方に」のギターソロの表現力なんかは素晴らしいと思う。
あと、リッパーは凄い!
ロブよりリッパーが好きなのでこのアルバムを是非とも推したい。
エレクトリックアイなんか原曲の2.5倍ぐらい好きですよ。
リッパーのハリ&ドスという感じの歌声がたまりません。
リッパーは本当に驚異的ですね。あまり苦しそうな感じがしないです。
キーが下がっているにしても、すごいことには変わりないですよ。
ただ、ドラムの音は好みではないです。そのため、ペインキラーのイントロが少し迫力不足な気がしてなりません。
なんだかんだ言ってますけど、「リッパー恐るべし!」この一言ですね。
リッパーの実力を思い知らされたアルバム。
ダウンチューニングで演奏されているのは賛否両論あると思うがリッパーの声質には
このチューニングの方が合ってる気がする、しかしこのアルバムに関して言えば
チューニングなんて問題じゃないですね、観客の圧倒的なテンションとリッパーの堂々
たるパフォーマンスによりライブの熱気がCDを通してもハッキリと伝わる。
選曲も良くライブアルバムとしての出来はかなり高い。
リッパーは本当にうまいボーカリストだ、だがそれ以上にこのライブアルバムの
テンションの高さが最高、CDながら自分もこの場にいるような錯覚を起こす迫力
に満ちたライブアルバム。
「ダウンチューニング」も全く問題にならないほどの凄まじさ!!!
観客の超ハイテンション、リッパーの超絶ヴォーカルに圧倒されまくり!
ここまで凄いライブアルバムを聴いたことがない!!
本当にリッパーは凄い!!
まじでメタルファン全員に聴いてもらいたい。
これ聴いても「やっぱヴォーカルはロブじゃないと」って思う人もいるだろうが、
リッパーの歌唱に対してイチャモンつける人はまずいないだろう。
このアルバムにおけるリッパーのVo.でジャギュレーターもいいアルバムになった!
リッパー最高です。
難があるとしたらGサウンドが薄っぺらなトコですが、リッパーが凄すぎるので
気にならなくなる。
Deuce 2006年12月23日(土)23時1分
リッパー期の最大の論点である「ダウンチューニング」ですが、このライヴ版を聴くとさほど気になりません。
『METAL MELT DOWN』に至っては、ブルータルな曲調に見事にマッチしていました。
リッパーを馬鹿にしているジューダスファンもこれを聴けばきっと翻意するはずです。
リッパーはライブなのに、なんでこんなに上手い!?
リッパーはなまら上手いしかっこいいしょ
ダウンチューニングなまら歓迎でしょ
名盤。リッパー時代を聴かず嫌いなさっている方、
このアルバムから聴いてみて下さい。最高ですよ。
新生プリーストが1998にZEROコーポレーションからリリースされた2枚組みのLIVEアルバムを紹介します。時代背景もありダウンチューニングされた楽曲に違和感を感じる趣きもあるが、金看板であるバンド自らの魅力を存分に表現出来る新VOの出来は素晴らしくなんら批判されるレベルではない。ルパン三世の声を物まねタレントの栗田貫一が担当したように、一部の人からの受けは良くないようだがリッパーのパフォーマンスは魅力的である。
リッパー上手すぎ。それゆえにロブと比べるのは無意味。
どっちが良いかなんて問題じゃない。リッパーもロブもどっちも凄いのが問題。