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ALIBI / VANDENBERG
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彼らの最終作にして、Group分解の伏線になった1作。Guiter Heroを求めていない僕にとって、実は彼らの作品の中では一番気に入っています。バートの歌と、それを重ねた分厚く美しいコーラスをアルバムの中心に据えた、ハードロックアルバムとなっています。エイドリアンのGuiterはかなり抑え気味ながら、彼ならではの1音を大事に紡ぐような印象的なソロは、歌を中心にしたアルバムの中でもぎらり輝いています。
All The Way、Alibi、と言ったHeavyながらコンパクトに纏まった曲、Once In A LifetimeやHow Longと言ったバラード、疾走感を持ちながらコーラスが印象的なDressed To Kill、Voodoo、必殺のソロPlelude Mortale、他聞き所が多いです。
惜しむらく、全体的に中域に押し込めた、切れの無い音づくりになってしまってるのが唯一残念です。

KUZU 2002年1月13日(日)21時51分

問題作と言われ最終作になってしまった1枚。

巨大な米市場において結局頭一つ出るかどうかで争っていた英国を含む欧州のバンド郡
(MSG、Rainbow、Whitesnake等のベテランまで参戦という世にも豪華な激戦ね)
の中で制覇したのは、アイドル顔でAC/DCのノリにPOPを前面に出したDef Leppardとなりました。今でこそオデコが後退してるフィル・コリンなんかIbanezeの黒デストロイヤーに白のコットンパンツって感じで無茶苦茶カッコ良かったもの。MTV映えが良かった。
それに引き換え名作引っ提げたエイドリアンは何故か、蝶ネクタイ・・・

ここに危機感を感じたか、我らがVandenbergはモロに取り入れたのね。AlibiなんてそりゃもうPhotograph。Once in a LifetimeはEric Carmenの雰囲気。All the Wayの伸びやかな歌唱なんかはスティーブ・ペリーを意識した節もありと。なんつーか悲しげなショックは受けた。

とは言え、曲を作ってるのはエイドリアンなわけで概ねVandenbergなわけです。
今に思えばちょっと音が洗練されて一足飛びの売れ技を使われただけの単純な3rdアルバムってことでもいい。曲の粒も揃ってるしハードな曲ではちゃんとハードです。
なP 2003年2月21日(金)3時48分

いいアルバムです!なんなんだ!?この書き込みの少なさは!?
問題作かどうかはよく分かりませんが、このCDを買った時相当聞きました。凄い気に入って何回も聞きました!それだけです!
彼のギターセンスは凄い良いと思います!ホワスネなんかに行かずこのバンドを続けるべきであった。
VOも無名だが好き。
前作に比べるとPOPな要素がちょっと強くなっているが、それがなかなかいいのです。
ライキチ 2003年7月25日(金)18時46分

はっきりといって、前2作よりもこっちのほうが上!!! ギターの泣き具合もさらにましていてかなりいい! これがPOPっていわれる所以が全くわかりません。VOハーモニー多用のせいだとしたらそれはちょと違うような気がします。前2作のほうがPOPだと僕は思いますね。リフも時代を反映してるのかより鋭利であると思いますし。確かにThis is the war や Waiting for the night のようなキラーソングはありませんが、全体としてのまとまりとういうか雰囲気はいいですね。能天気な分もひっこみましたし。このあたりは先輩のVAN HALEN譲りなのかもしれません。ときにエディばりな感じもありますから。このアルバムはアメリカの風をうけて洗練された名盤であると思います。

レスポールっ子 2003年11月10日(月)23時35分

素朴な感じからググッと洗練された感がありますね。
アレンジもそうだけど何よりもバートの歌がとてもエモーショナルになっているのがいい。
ONCE IN A LIFETIMEとかVOODOOとかHOW LONGなんて最高じゃないですか。
エイドリアンってやっぱりシェンカー好きなのね、というのが如実に分かるKAMIKAZEも好き。
これが最後かぁ。もう一回こんなの作って欲しいな。
GEORGE 2003年11月19日(水)1時12分

VANDENBERGの残した3枚の作品はどれも素晴らしいが、
この3rdでも情感たっぷりに美旋律を奏でるエイドリアンのギタープレイは孤高の輝きを放っている。
WHITESNAKEやMANIC EDENよりも彼の本質が表れていると信じて疑わない。
アゴ 勇 2004年2月15日(日)12時22分

デヴィッド・カヴァデイルはこの作品を聴いて
エイドリアンをWSに誘ったのかな・・・
だとしたらその気持ち、すごく良く分る。
三枚のうちで最も目立たない作品ですが
完成度はすごく高いです。
タコスケ 2005年2月13日(日)15時11分

地味めなハードロックだが、ギターが凄くいい味を出してます。
バラード曲でもじっくり聴いてみることをお勧めします。
ミュート音を多用するあたりが新鮮だった。
3割2分5厘 2006年11月3日(金)13時4分

実はこれが彼らの最高傑作だと思います。でも、最初の2枚と比べて聴いてみるとやはりインパクト弱なんですが、なぜかというとその答えはアルバムのライナーに書いてあったように曲順のせいでは?ドラマティックな「ALL THE WAY」はオープニングというより、ハイライトになりえる曲だからもっと後半に持ってきて、キャッチーな「VooDoo」あたりをオープニングにすれば…
でもエイドリアンはそのあたりを過去のアルバムとは違うものにしたかったのかも
KAWACHI 2007年2月16日(金)11時9分

ここ日本においてヴァンデンバーグは、なかなかの人気を維持していたと思います。

1stではブルージーで渋めの中に、煌くようなメロディをちりばめて彼らの名前を
世界に知らしめました。
2ndではポップで軽快な中に、クラシカル・フレイバーを織り込んで
ギター・キッズをノックアウトしました。

そしてこの3rd、どう評価してよいものか…
僕はこのアルバム、ヴァンデンバーグというバンドのことは大好きなんですが
正直な感想を申し上げると、"中途半端"という印象を拭いきれません。

その大きな要因として、レーベルの介入によって徹底的に売れる音にしろとの指示が
あった、というのがやはり大きく、当時ビッグヒットを飛ばしていたミュージシャンの
音作り、曲作りをあからさまに模倣しているのには首を傾げざるをえません。
デフレパード、ポリス、ブライアン・アダムス等のフレーズ、コーラスを
巧みなアレンジの中にパッケージしたのは捉え様によっては見事なものですが、
エイドリアンというあたら才能のある人間が何故?との疑問がつきまとうのです。
パクリを非難しているわけじゃなく、彼のように稀有なミュージシャンがここまで
しなくてはならなかった背景は、マーケティングを考えると理解できなくも
ないのですが、悲しいことに結果は惨敗。

しかしここには、成長したバンドの足跡が確実に刻み込まれているのです。
エイドリアンのギターもよりソリッドに、よりクラシカルに変貌を遂げています。
楽曲も、過去には無かった普遍性をも獲得したといっていいでしょう。
前述したように、僕はこのアルバムが好きなのです。
だからなおのこと、本作をもって解散してしまった事実に口惜しさがつのるのです。

ホップ・ステップ・肉離れ そして戦線離脱…

もしも、大手であるアトランティックの介入が無ければ、エイドリアンの好きなように
アルバム製作ができていたなら、ホワイト・スネイクなんかには加入していなかった
ように思います。
返す返すも残念なアルバムです。
はっちゃん 2009年6月27日(土)14時39分

若さや爽やかさをイメージさせた「青色」から、落ち着きを感じさせる「赤色」へと、ジャケット・アートワークの
変化が物語る通り(?)、ヘヴィ・メタリックな疾走感やエッジが後退し、より成熟したHRバンドへと
その音楽性を変化させた、'85年発表の3rdアルバムにしてVANDENBERGのラスト作。
角が取れ、丸みを帯びたモダンなサウンド・プロダクションに、ボーカル・ハーモニーが強化され、ミドル・テンポの
楽曲がズラリ取り揃えられた楽曲と、以前に増して「聴かせる」姿勢が前面に押し出されており、
エイドリアンのGプレイも相変わらずの泣きとドラマ性を湛えつつ、今回は楽曲の1パートに徹しているとの印象で、
前2作で聴かれたような鮮烈な「華」を感じさせるGソロが炸裂する場面は少ない。
有体に言ってしまうとかなり地味な仕上がりの本作なのだが、ポップで溌剌とした③、重厚で劇的な⑥、
そして本編のハイライトと言っても過言ではない、“KAMIKAZE"の名を持つインストの名曲⑨といった魅力的な楽曲も
収録されており、駄作と切って捨てるのは早計というもの。VANDENBERG入門編にはお薦めしないものの、
前2作を気に入った人なら、やはり避けては通れない作品かと。
火薬バカ一代 2009年8月17日(月)21時12分

評価の難しい作品。個々の曲は1stや2ndに決して引けをとるものではないのだが・・・
要は売れるか売れないか結果のみ問われるシビアな業界では結果として「失敗作」の烙印を押されてしまった。たしかに過剰とも思えるVOハーモニーや「彼等」が「この曲」をプレイする必然性に乏しい楽曲群(パンチも弱い!)、リスナーが和田アキ子が結成したHRバンドと勘違いしてしまったなど問題もなくはないが当時の状況を考えると彼等は遅かれ早かれこの路線しかいく道はなかったのだ。HRバブルに踊るアメリカという巨大な渦に単身切り込んでいったバンド。その切り札としてはやはり「プラスα」がなかったという一言に尽きてしまうのか・・
しかし所々で見せるエイドリアンのgはその中でも異彩を放っている。特にKAMIKAZEは彼の心意気を見せるとともにひとつの集大成といえるのではないか。
チンポリオ・フェラッチィーノ 2009年10月4日(日)16時53分

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