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UZU-MAKI / KOTOKO
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3rdアルバム。内容は、1stと2ndを足して2で割ったような内容。
タイトル曲や「海豚」のようなへヴィな曲や、「車窓の調べ」や「秋爽」のようなメロディアスな曲など、
ポップで取っ付きやすい曲もあるが、その分"聴かせる"タイプの曲も多い。
そのため、後半の「Being」が浮いてる感じがしないこともない・・・。
ICECLAD RAGE 2007年2月17日(土)16時44分

アルバムはこれしか聴いたことがないけど、多少プログレ的な要素が入ってて飽きない。
作詞とかしたくらいでいい気になってるような女性歌手なんかじゃ、こんなアルバムまず作れないだろうな。
spiral 2007年5月28日(月)10時34分

2006年発表の3rd。

アニメソングや、それに連なる文化に属するポップスに対して、クッサい歌メロと
ファンタジックでドラマティックな世界観のみを求めていた頃に聴いた時は、さっぱり
魅力が分からなかったアルバム。…なんですが、今聴くとかなり良いですね、これ。
打ち込みと生音、コーラスワーク等を上手く組み合わせたアレンジが耳に心地良く、
ノスタルジックな気分に浸りながら、安らかな気分で聴けます。

タイトル曲などダークでシリアスな曲もあるものの、心地良さをぶち壊すほどダークな
訳ではないし、全体的に安定した質の高さがあることも聴きやすさに拍車を掛けてます。
KOTOKOさんの少々甘い歌声や、彼女の書く劇的ではなくとも流れのいいメロディラインも
音のノスタルジックなぴったり。なんとなく、聴いてると列車の窓から懐かしい情景を
見ているような気分になってくるんですよね。

ただし、有無を言わさず引き込む劇的さを志向していない作風のため、特にメタラーには
オープンでない態度で聴くと多少魅力が分かりづらい部分もあるかもしれません。
例えば…「Martyが共演したから一応聴いてみるが、どうせオタクに媚びた曲作ってんだろ?
つまんなかったら存分にクサしてやるぜぇ〜ゲヘゲヘゲヘ」みたいな態度で聴いたなら、
ぜーーったいに魅力は分からないと思います(笑)。ポップスにしても甘めの声質ですし。
ただ、極端にアッパーな曲を媚び媚びの作り声で歌うような曲は入っていないので、
ポップスも行け、彼女に興味を持ってるメタラーの方は安心して聴いて下さい。

打ち込みを上手く使って気持ち良く聴かせるアレンジは、正統派やメロスピよりも
インダストリアルゴシック辺りが好みのメタラーに受けるかもしれません。
Martyがアニソン歌手と共演したと聴いた時は、「何故SOUND HORIZONやALI PROJECTみたいな
シンフォ系じゃないんだろう」と疑問に思ったんですが、今なら分かる気もします。
Usher-to-the-ETHER 2009年6月28日(日)22時15分

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