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PATRICK BATEMAN / KRIEG
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2004年発表のEP。
コンセプト作品らしく、2曲のブラックナンバーをSEで挟んだ全5曲という構成。
KRIEGはこれ以外には今の所「The Church」だけ持ってますが、ヴォーカルから音質、
音量に至るまで殆ど違いますね…。私が今まで聴いた中でも最も「野蛮な」作品。

コメントによると、この音源はリハーサルも曲作りもなく、ほぼインプロに近い形で
録音された作品らしいですが、確かに曲調も音質も荒っぽいですね。正確には「荒々しい」と
形容した方が正しいでしょうか。音は一概には悪いとは言えない音で、音量がデカい上に
低音も聴きまくりで、音の壁と化したようなリフの重さに圧倒されます。
ブラック聴いているというよりもグラインド聴いてるみたいな凄まじい圧迫感。

ヴォーカルは…これ最強でしょう(笑)。こんなゴツいヴォーカル聴いた事ないです。
これ以上ないという位に野太い咆哮で、病んでるとか怖いとか思う以前にその迫力に
驚いてしまう感じ。バーバリアンとかバーサーカーとかそういう雰囲気で、包丁渡したら
今にも人どころかマンモスとかぶっ殺しそうな勢いです。TRIUMPHATORの「Wings of
Antichrist」のラストにもイカツイ咆哮が入ってますが、イカツさではこっちのが上かも。
個人的にはMAYHEMの「Wolf's Lair Abyss」とFUNERAL MISTの「Salvation」がブラックの
ベストヴォーカルアルバムだったんですが、それらにも劣らないくらい気に入りました。
その2枚とこの作品でベスト3って感じです。

ちなみに値段は800円でしたが、私的にはこれなら3000円払っても惜しくありません。
「とにかくブルータルで野蛮なものが聴きたい」という欲求に対しては、それを何倍にもして
答える事が出来るという意味で超名盤でしょう。
この作品はこのサイトでmokusatuさんの紹介で知りましたが、ほんと感謝してもしきれません…。
Usher-to-the-ETHER 2007年2月18日(日)17時8分

即興と言う事で、荒々しい事この上ない衝動的なプリミティブサウンド。
ノイジーでゴリゴリなサウンドに、破壊力抜群の咆哮が乗っかりウットリ。
約15分ですが、この壮絶さで800円なら全然おなかイッパイ。
カズチン 2007年3月24日(土)0時44分

ファストブラックの衝動とスピードを極限まで高めた先で、ついにスピリチュアルな次元に到達した、プリブラのひとつの究極。
端的に言って、このアルバムは音楽ではないかもしれない。ギターが何弾いてるか、とかブラストが、とかフレーズやフックが、とか楽曲が、とかもう全部どうだっていい。そんな概念全部要らない。つまり、そんなものこのアルバムにはない。
「No Rehearsal,No Writing,just the captured spirit that "American Psycho" awoke in us.」
多分これが全て。

潰れた音像にあるゴアっぽさに、私はやはり初期BEHERITを想起するんですけど、「THE OATH OF BLACK BLOOD」が100点なら、これは120点。ブラックメタルを超越した何かだと思います。
あと、スタイルは全く違えど、どうしてもNEUROSISと同じ世界を感じるんですけど…私だけかなぁ。


稚拙さ、過度の反復、劣悪音質、絶叫など、ブラックメタルを表すのによく出てくる言葉は、人間性を喪失/排除させた非現実的表現の、現実的評価でしかない、ということも良く分かる音源だと思います。BURZUMのような遅いものよりこちらの方が分かりやすいんじゃないでしょうか。
木札 2007年5月31日(木)2時25分

おっそろしいバンドですね。

超絶凶暴プリミティブブラックです。
ブラックメタルの特有の邪悪さや荘厳的な雰囲気よりも、凶暴さが上回っているいて、それに圧倒されてしまいます。

音楽性は違いますが、自分的にはAnaal Nathralthの1stの凶暴さを超えていると思います。

実質的には2曲入りなので、このクオリティの曲をもっと聴いてみたいというのも本音。

とにかく凶暴な音が聴きたい方は絶対聴きましょう。
GOD 2007年12月22日(土)14時49分

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