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MENTAL VORTEX / CORONER
'91年発表。スイスの3人組による4作目。
これも、最近マイブームになっている"昔、気になっていたバンドの作品を中古盤で・・・"のうちの1枚。リフがザクザクしていて、リズムチェンジが頻繁にあり、展開が複雑・・・。個人的にはかなり好きな音楽。
ただ、惜しむらくは曲が無愛想なんだよね。淡々としているというか、あともう少しフックのある楽曲を書いていたら、MEGADETHになれたかもしれないのに・・・。でも、十分個性的。中古盤屋で見つけて、少し得した気分。
beatlesカヴァーが入ってます。ダークでインテリジェンスなのは相変わらず。ここにきてスラッシュ路線をはずれて、新境地を目指す姿があります。とにかくIWantYou1曲のためにこのアルバムを買って損なし。
前作のテクニカルスラッシュ路線から若干変化があり、正統派HMに近づきつつある感じですな。スラッシュ好きは前作の方が好きなんだろうが、コレはコレで最強の作。
いやー一回目を聴いた時はピンときませんでしたが何回も聴いてるうちに
どっぷりとはまってしまいました!
職人って感じのギターテクに感動します。かっこええ!
ちょっと路線が変わりましたね。
「テクニックが炸裂」路線から「メロディの質にこだわりました」路線へシフトしてます。
そのせいか大人しくなっているがソロにおけるメロディの質がほんとにいい。
叙情的とまでいいたくなってしまいます。
無機質なリフと感情的なソロの対比が独特の空間を作り上げている好盤。
ラストの「I WANT YOU」はこれだけ聴かせたら誰もBEATLESとは思わんやろな(笑)。
1991年作。
とにかく「音」がシブく、カッコいい。
それまでの知性とテクニックとセンスと攻撃性を全面に押し出した「インテレクチュアル・スラッシュ」から脱皮して、聴かせる、そして魅せるヘヴィ・ロックへとさらに進化している。
アルバムの持つ雰囲気、緊張感は、後期DEATHにも通じるものがある。と、思いますな。
このアルバムから路線が変わっていく。
スラッシュっぽさは薄れつつあるが、しかしまぁ、センスの良さは相変わらず。
質の高い楽曲を聴かせてくれる。
昔のスラッシュサウンドも惜しいが、こういうのも悪くはない。
録音状態がさらに良くなっています。ギターリフが一段と冴えています。本当に精密機械のようです。教習所の普通自動車免許コースの適正検査にある、動作の安定性という項目を思い出してしまった。
ちょっと落ち着いた4th
でも随所に過去同様のウルトラテクが垣間見れる
③がお気に入り
スイスの技巧派スラッシュ・メタル・トリオ、'91年発表の4thアルバム。
神経質なまでにリフ/リズム・チェンジを繰り返す、複雑怪奇な曲展開がストレートに整理整頓されているのが
本作の大きな特徴で、それゆえ、発表当時は「地味」「大人しくなってしまった」との評価を受けたが
(実際それは当たってる)、個人的には、この「聴き易さ」を支持したい。
派手な展開が抑えられ、アコギの効果的な導入等で「静」の表現力に磨きが掛けられたことで、
このバンドが持つメロディ・センスの良さが浮かび上がって来たし、何より、これまでどうにも取っ付き難い
印象の強かった楽曲に、キャッチーさが備わった点が大きい。
その最大の成果が、アルバムの幕開けを飾る7分に及ぶ大作①。スラッシーな疾走感と叙情的な
インスト・パートの対比も絶妙なドラマチックな名曲。また、疾走するGソロがパワー・メタル的な
カッコ良さを演出する⑥、BEATLESの名曲の独創的なカヴァー⑧といった楽曲も素晴しい。
その一方で、殆ど印象に残らない地味な曲が幾つか収録されてるのも事実なので、とてもCORONERの
最高傑作と呼べるような作品ではないのだけど(バンドの本質が表れてる作品というわけでもないし)、
個人的には彼らの全アルバム中、最もお気に入りの1枚だったりする。
91年発売の4thアルバム。
前作までは複雑な曲展開にリズムチェンジの激しい初期MEGADETHのようなスラッシュメタルを表現していたが、本作から大きく路線変更していく事になる。
まず、本作はそれまでとは異なり大幅にスピードをダウンさせリフの1音1音に深み・緊張感がある知的なスラッシュメタルを披露している。
だがスピードは落ちたものの、「静」と「動」の対比が見事なうえに次々と無機質なリフがくりだされるので重苦しい聞きにくさは全く感じない。
元々メロディのセンスがいいバンドなので、テクニックではなくこういったメロディラインを強調するような曲作りをしても違和感が無い。
本作の最大の特徴はこれまでとは違いサウンドプロダクションが大幅に改善された為、音の響き・分離がよくバンドのセンスと相俟って
独特の音空間が展開されている点だろう、即効性が薄い分じっくり長く付き合える作品でありCORONERの新境地が見事に表現された名盤である。