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NEW OBSCURANTIS ORDER / ANOREXIA NERVOSA
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最近購入して、実はすごいヘビーローテしている一枚。フランスのブラックメタルバンドの3rdです。
これまでにもデスメタルなのに非常にシンフォニックで美しいアレンジをしているバンドはいくつかありました。効果的なシンセサイザーでドラマティックさを演出したEMPEROR、生の弦楽カルテットを上手く活用して独自の空気を作り上げたDARK LUNACY、シンフォアレンジがとにかく大仰に展開を煽るDIMMU BORGURなど…。しかしこの“神経性拒食症"という意味の変わった名前のバンドはそのどの方法論にも当てはまらない画期的な方向性を提示してきました。
大仰で超派手派手なKey/シンセが導入されてますが、驚いたのはこれらのKeyが味付けに終わらずに、凄まじい速さで突っ走る他の楽器と一緒にユニゾンで凄まじい勢いでドラマティックに疾走していくスタイルです。これはかなり衝撃的!
とは言っても、実はどんな人にもオススメできる代物でもないんです。まずVoが凄まじいデスVo!いやー、最近はメロデスとかゴシック寄りのデスメタルばかり聴いていたので、久しぶりにガツンとやられました。とにかく苦痛とか憎悪とかそういう全ての感情を吐き出すかのような咆哮は凄まじいの一言。
音質が若干篭り気味なのと、アルバム1枚を通して聴くとイマイチ起伏に欠けている点が残念。あえて例えるなら、CRADLE OF FILTHとBAL-SAGOTHとAPOCALYPTICAを足して3で割ったバンドで、今さら変声期を迎えてギャアギャア声が出なくなったダニ・フィルスがVoとるといった感じです。(我ながら強引すぎるなぁ)
かなり強烈な1枚でした。とてもじゃないけどデス初心者にはススメられません。
29 2002年1月24日(木)2時16分

ミニアルバムを含めると通算4枚目の作品な筈。
そのミニアルバムから迎えられたCount Nosferatu, ex-Malveliance
no 2003年9月16日(火)23時54分

暴力オーケストラのモンスターピース!!

ミニアルバムを含めると通算4枚目の作品な筈。僕自身一番好きなバンドのひとつであり、一応Maquee AvaloNレーベルから日本盤リリースの話も舞い込んでいるらしいので(まだ作曲段階にある次作で、ですが。ちなみに、Osmoseとの契約は今作で満了の筈です)、期待に胸が膨らみます。。

前作DrudenhauSはPRTでも紹介されてましたけど、このアルバムもちゃんとかけて貰えたんでしょうか??
音楽性的には、シンフォニックブラックではとりあへず、片づけきれない中身になっています。
このジャンルにおいて、昨今、シンセサイザーは音の威力を弱めるといって敬遠するバンドも少なくないですが、このバンドに関しては全く逆で、ネオクラシカルとはまた違った技巧的手法によって(実際、相当巧いと思います)、唯一無二の暴力オーケストラサウンドを実現、暗黒の気品に満ちた圧倒的に禍々しい音世界を提示します。

ミニアルバムから迎えられたCount Nosferatu, ex-Malveliance のvo.、Nicolas Sallas/RMS HreidmarRの凄絶な肺活量の絶叫と、巧者NebXortの超高速オーケストレイションがまず、嫌がおうにも耳に入ってくるでしょうか?
また、Nilcas Vantのブラストビートも、前作ではそのあまりにシンフォニックな音像に埋没してしまっていた感もありましたが、今作では大きく飛躍し、Celstiaのヘルプで叩いてた時とはもはや訳が違うぞ!と主張して爆走します。
曲ひとつひとつの叙情性は正直、Dimmu BorgiRなどの大御所にまさるものではありません。むしろ、そこではあまり勝負していません。ただ明らかに、別の意味で鳥肌のやまないサウンドです。似たバンドが本当に存在しないので、うまく例える言葉が見つかりませんが。。。
作中でのイチオシは、2曲目のChatiment de la rose(シンフォニックなブラメタ史上、一番「ロックしてる」曲だと思います!)、同郷のゴスユニットOleN'Kのウ゛ォーカリストたちを大々的にフィーチュアし、彼等なりの「ドラマティック」哲学を体現した、4曲目のStanding MotheR Of Sufferingです。ともに、生涯忘れられない曲です。

なお、デジパック盤お持ちの方、3000枚限定なので、将来自慢出来る日が来るのを待ち魔性(何)
駄文失礼しますた!!









たかはし ゆりか 2003年9月17日(水)0時26分

超カッコイイですよ!これ聴いてると暴れたくなっちゃう!エリカ、エンジン全開です!(?)
エリカ・フォンティーヌ 2003年11月11日(火)14時45分

デカダンスブラック!

Voはよくクレイドルのダニと比べられるがこっちのほうが好み。ダニは子供っぽい・・・。
ドラムもマシンガンブラストでかっこいい!

曲全体が甘すぎないところが最高。
2004年1月18日(日)15時53分

限定版デジパックを手に入れたのでちょっと自慢。ボーナストラック一曲追加されてます。(ちなみにアナログ版はさらにもう一曲ボートラが追加されていた気が)
とにかくハイスピードの超攻撃的ブラック。シンセや聖歌隊、ピアノの大胆な挿入で、耽美な感じが強調されているが、あくまでもヴァイオレンスな音楽で片時も聴き手を休ませない。聴き終えるとぐったりと疲れるけど、勢いがあってかっこいいから許せる。ともすればギャグになってしまうシンフォニックアレンジも、本気でやっている分子供じみてなく、きちんと音楽になっている。曲調はみな同じでも退屈さは感じないから、構成力や技術がいいのだろう。
僕もCRADLE OF FILTHのダニより声はいいと思う。かすれるくらい無理してまで高い声出す必要はないしね。
ジャケットも優れているので手にとってほしいな。

ばるだみゅ 2004年7月4日(日)1時49分

これは凄いアルバムですね!シンフォニックブルータルブラックメタル!
このバンドはこれが初体験なのですが、早くもお気に入りになりそうです。

ヴォーカルがとにかくカッコイイですね。絶叫しまくってますが、高すぎないところがイイと思いました。不気味にフランス語で語る部分も好きです。
ドラムもマシンガンブラストしまくりで、かなり迫力があっていいです。
数あるシンフォブラックの中でもかなり激しい方ではないのでしょうか?
シンフォニックなメロディーと暴れまくるドラムの融合が凄くマッチしていると思います。
GOD 2004年11月12日(金)13時24分

クレイドルなんかよりはよっぽど激しい。最近のクレイドルは何だかポップになっちゃったからな。。。
4thのアルバムよりはこっちの方が勢い、音、退廃性、暴虐性ともに上だと思うのは自分だけ?もちろん、4thも好きだけど。
ueue 2004年11月27日(土)15時33分

ジャケットからしてアブノーマルさが臭ってますが、まさに。
とりあえず激しすぎるVoと厚い音圧とドラムには感服した。
それにシンフォニックときたもんだからとにかく凄い。
ただ聴き終わるころにはかなり体力削られてます。
ペレストロイカ 2005年7月17日(日)16時3分

アノレキシア最強。何で一々クレイドルと比べてるのか意味分からんが。何もかも違うし
です 2005年11月7日(月)23時44分

最凶のシンフォブラックですね。
シンフォニックアレンジが巧いので、激烈なブラックメタルと綺麗なクラシック音楽が違和感無く融合している。完成度とテンションは相当高いですよ。

F**KER 2006年1月15日(日)18時4分

幼女ヌードジャケが目的で買いました

まず前作を遥かに凌ぐ疾走感が凄い!
リフもメタル成分が大幅に増強されよりメタル色が濃くなった。
バンドの核XORTのシンフォニックアレンジは天才的ね。さすが正式にクラシックの勉強をしていた人間といったところか。
とくに1897年製のピアノを使ってのソロ(HAIL TYRANNY)は鳥肌もの。
ちなみに使用しているギターはVIGIER。RON THAL(変態ギタリスト)といっしょのおフランス産ギター。
シンフォニックブラックのなかでもこのバンドはあまりに個性的で突出していて誰にも真似できない音世界を構築している。
†FUNERAL† 2006年2月21日(火)15時30分

幼女ヌードジャケが目的で買いました

バンドの主導権を握るMR.XORTは恐ろしいアレンジ能力をもってますね。
彼の両親は息子がクラシックではなくブラックメタルバンドに進んでしまったことをどう思っているんでしょうか?笑
XORTのラマニノフのピアノ曲の演奏を聴く限り相当な腕前なんではないでしょうか。
ドラムのマシンガンブラストも相当な激烈度でかなりの腕前です。
他では聴けない壮烈シンフォニックブラックメタルです。

アノレキシアというジャンルを築いたといっても過言ではないでしょう
KILLERQUEEN 2006年2月21日(火)20時24分

ちなみに限定デジパック盤にはボーナストラックのCANDLEMASSの曲名が記載されてて、通常盤には記載されていませんが、ちゃんと通常盤にもボートラは入ってます。

それにしてもカリスマボーカリストのRMSの脱退は痛い。。。
声優みたいにかっこいい声質してたのに。

KILLERQUEEN 2006年2月21日(火)20時32分

2001年発表の3rdフル・アルバム。私はこれしか聴いた事ないです。

どうやらこのバンド、CRADLE OF FILTHが比較対象にされてしまうようで、確かにどちらも「シンフォニック・ブラック」と言って間違いないから仕方ないですが、私としてはMARDUK と比較したくなりました。「どクラシカル・MARDUK」。MARDUKは重戦車に例えられるように現実の血生臭さがありますが、こちらは神々の戦争みたいな華やかさがある大虐殺サウンド。どちらにせよ、CD聴き終える頃には尊い命が万単位で消えてます。天晴れ。

ブラック・メタルは大概、シンセをムード作り(耽美)の為に活用してきたと思いますが、ドラムもボーカルもギターもオーケストレーションもここまで対等に攻撃的なアレンジを施したバンドはほぼないような気がします。
「クラシカル」という言葉を聞くとどうしても、静かで繊細で優雅な雰囲気があるものと思ってしまうのですが、このバンドは徹頭徹尾、重厚で壮大な暴風雨のような迫力ばかりを掬い上げており、いや本当、「ちょっと休憩させてくれ」と言いたくならなくもないですが、このバンドこそ真のクラシカル・ブラック・メタルであると思います。クレジットにある「No Effect On Vocals」も痺れる。

・・・ところで・・・音楽性とジャケットが全く噛み合ってないと思えるのは私だけですか。
mokusatu 2006年6月16日(金)1時45分

皆さんおっしゃる通り次作に比べブラストの音はかなりのものです。
楽曲も思ったよりメロディの輪郭がハッキリしているので割と聴きやすく入りやすい作りになっているので気に入りました。
次作でよりキャッチーになっているので今後の行方が楽しみなバンドがまた一つできました!

後、僕がもってるのデジパック盤ですがコピーコントロールが付いててパソコンで読めなかった…残念!
ウシオ 2006年12月24日(日)0時23分

シンフォニック・ブラックは聴きやすいブラックであるという認識が強いが、これは別である。シンフォニックながらも激烈、激速。終始凄まじいテンションで、ブラック初心者はかなり耳が疲れるだろう。
個人的にはEMPERORとかよりこちらの方がずっと好みである。しかし暴虐性は十分であり、シンフォニックさもなかなかのものだが、欲を言えばもう少し邪悪な雰囲気があれば最高だったと思う。
背徳ノ翼 2007年6月27日(水)14時55分

凄いですが、最後まで聴き通すのはかなり疲れるので滅多に最後まで聴きくのはキツイです。暴れたい時に聴くのがいいかも
・x・ 2007年12月20日(木)12時20分

このバンドはブラックメタルという範疇でくくられていますが、「ブラックメタル」という感じが個人的にあまりしないのはブラックメタルが本来持っている「悪魔的・反宗教的思想」や「背筋の凍るような邪悪さ」があまり感じられないからでしょう(某氏がMARDUKに例えられてますがなるほど、思想、邪悪さ、シンフォニックアレンジなど「外側」の部分を取っ払ったら確かにMARDUKにしか聴こえないやもしれません)。

神や宗教に唾を吹きかけ罵倒するわけでもなく、悪魔に魂を捧げ、賛美するわけでもなく、彼らが「ブラックメタルとして」描き出しているのは、激しいメタルにおいて本来最も重要視されるべきである「「暴虐」の二文字。

狂ったようにリフまたリフと刻みまくる弦楽器コンビ。「すいません自分コレしかできないんです」とでも言いたげなブラストビート/ツーバス全開のハリケーンドラム。キチガイだけを集めて編成したようなオーケストレイション。トドメは後のどのアルバムよりも凄惨で病的な発狂喚きボーカル。

彼らの特徴である上記の要素は他のアルバムより際立っています。(1stを除く)どのアルバムも好きなんですが、どのアルバムもこの2ndを越えてはいないどころか、足元にも及んでいないと思います。

このアルバムを作った当時、メンバーの誰か(一人かも知れないし、複数人かもしれない。もしかしたら全員かも)が何らかの精神的疾患を患っていて、完全に狂い切った世界をそのままブラックメタルという雛形に放り込んで出来上がった代物なのではないでしょうか。

現在解散寸前(というか解散した?)だそうですが、なんとしても持ち堪えてもらいたい。こんなに貴重なバンドが失われるには偲びません。



それから、いつものように物申しますけど・・・カバー曲が原曲よりカッコイイとか抜かしてる人達、カバーは所詮カバーであって、原曲には何から何まで敵うものじゃないんですよ・・・?

Bullet Beast 2008年2月15日(金)12時10分

3rdアルバム。01年作。輸入版のみ。
ANOREXIA NERVOSの代表作といっても良い一枚。
ジャケットから放たれる「明らかにやっちまった」感が大変素晴らしい一枚(笑)
サウンドの方は基本的に前作とはあまり変わらず、相変わらずの攻撃的なキーボードと激烈疾走なブラストビートによる、
陰鬱かつ邪悪なシンフォニックブラックメタルを奏でている。
前作より向上したのは、やはり全体的なセンスと音の厚みだろう。
キーボードの音は遥かに音が良くなっているし、
前作とは違い声色を変えたりコーラスを混ぜたり変調することによって、
単調疾走になりがちだった前作と明らかな差をつけている。
ややプログレ要素が織り交ざった、という感じかな?
大変惜しいのは、今作もやや調整不足と言った感じだろうか。
前作は勢いがありすぎたし、今作は少しイジりすぎている。
丁度イイバランスを醸しだすのは大変難しいがこのバンドがそのバランスを見出した時、恐ろしいバンドになることは間違いない。

あただやっぱりエンターテイメントなので雰囲気はぬるい(笑)
鎖々薙 夜梁 2008年2月28日(木)21時25分

より整合性が取れているのは『Redemption Process』、暴虐度に容赦がないのは本作であるように思えます。破壊力抜群のオーケストラもさることながら、ブラストが凄まじいしクリアである点からでしょうか。
そんな中にM7の美しいピアノインストの調べを持ってくる演出が良。ここが唯一の休憩ポイントですから(笑)。
Spleen 2009年8月13日(木)19時14分

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