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RED LUCIFER RISING / 埼玉最終兵器
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RPG「イリスのアトリエ エターナルマナ2」のHR/HMアレンジ。
「DECEITFUL WINGS」に続く作品。2006年発表。

良い所も悪い所も、前作からそのまま引き継いでいるという印象の作品。
キーボードの音色に変わった物を取り入れたり、リズムにパーカッシブだったりトランシー
だったりする要素を取り入れたり、聴き手の関心を惹き付ける為の工夫は前作よりも
成されていると思います。「皇牙」の独特なリフの音色なんかも好き。
…でも、聴いていて飽きないかと言われると、頷けない部分もあったり…。

他の高評価なメタルアレンジ、例えばJill's ProjectやThe Black Magesなどはどの楽器が
どうメロディを担当するのかのバランスに長けているのに比べ、この作品ではメタルリフを
バックに似たような音色のシンセが延々と主旋律を担当し、思い出したようにギターソロが
入るというアレンジが余りにも多すぎてうんざりしてくる…。アレンジの巧みさで上記の
アーティストに勝てないなら、インストであることを利用して、他のヴォーカルがメロディを
担当しないメタル(メロデス、メロブラ等)の要素を取り入れるとかの工夫が欲しい所。

正直、これではHR/HMのヴォーカルをシンセに差し替えたものと変わらないのでは…。
しかも相変わらずリフは微妙で、一般的なメタルと比べて特に秀でているとは思えない。
これだとメタルファンは納得しないだろうし、トラッドっぽいメロディの曲は意図的に
外してあるので、ガストの音楽のそういうメロディが好きな人にもアピール仕切れてない印象。

…かなりキツめに書きましたが、ガストの音楽もメタルも好きなので、その二つが
合わさって出来る「化学反応」を、どうしても期待してしまうんですよね。
悪い作品だとまでは言いませんが、まだ「化学反応」と言えるほど凄くもない感じ。
もしも次(グランファンタズム?)もあるなら、このモヤモヤを吹き飛ばすような傑作を期待。
Usher-to-the-ETHER 2007年3月19日(月)23時54分

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