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SEEDS OF RAIN / 大鴉
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この作品を一言で言うならば「大いなる中庸」です。
HR/HMとしてのエッヂ、ポップなメロディーライン、そして楽曲のドラマが非常にいいバランスでアルバム全体を支えており、スピーディーな曲からメランコリックなバラードまで、聴きやすく、しかも心に残る重さがあります。

彼らの持ち味である90年代J-ROCKとHR/HMの融合が非常に絶妙なバランスでなされているのが特徴です。

この作品の主題になっているのが「雨」でありますが、とにかく雨音の下でこのアルバムの曲を聴くと何とも言えない切なさに襲われそうな空気が漂っています。

オープニングの「Praise」から言いようのない哀愁が漂っておりますし、特にBメロからサビにかけてのもの悲しい雰囲気がこのアルバムを彩っています。
「stigma」のサビメロのキャッチーさはこのバンドのメロディセンスの素晴らしさを象徴していますし、至る所にもの悲しげな歌が聞こえてきます。

また、「another aspect」のような変拍子を用いた曲もあるなど、演奏力も向上しております。

ラストを飾る「Shine, at last」は浮いて聞こえるようなポップで明るい曲ですが、「雨の後は晴れ」というべきなのか、すがすがしさを覚えます。

HR/HM好きな人はもちろん、普通の「ロック」が好きな人にもアピールしうる作品です。
Metropolis 2007年4月1日(日)12時48分

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