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THE KINDRED / PARIAH
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1988年発表の1st。
当時全盛だったスラッシュ/パワーメタルサウンドに正統派HMのテイストを加え、棘のあるサウンドに仕上げたらこうなった的なサウンド。
時には歌い時にはシャウトするVo(マイケル・ジャクソン!?)や、曲に切り込んでくる鋭利なギターリフなど、
スラッシュシーンにおいてイマイチ目立たなかったブリティッシュの底力を見せ付けられたような気がする。
ICECLAD RAGE 2007年4月7日(土)17時16分

英国にて70年代末から、SATAN〜BLIND FURY、そしてまたSATANと、メンバー・チェンジに泣かされつつも、改名を繰り返しながら
活動を続けてきたスティーヴ・ラムゼイ(G)が、心機一転を図るべくバンド名をPARIAHと改め、'88年に発表した1stアルバム。
後期SATANは、ポップ路線にも目配せの感じられる作風だったが、本作ではそうしたポップ色は一掃され、
スピーディに疾走するリズムに乗って、如何にもイギリス的な暗い湿り気を帯びたリフが荒々しく刻まれ、
マイケル・ジャクソン(Vo)が鋭角的なシャウトを響かせる・・・といった具合に、NWOBHM期のSATANを、
更にアグレッシブにしたかのような、スラッシュ・メタル・サウンドが展開されている。
楽曲の構築美やメロディの魅力に関しては、'89年発表の2nd『BLAZE OF OBSCURITY』に一歩譲るものの、
曲中を縦横無尽に動き回るスティーヴ・ラムゼイと、彼と学生時代から行動を共にする盟友ラス・ティッピンズが
華麗に織り成すツイン・リードGは既に健在だし、何より、スラッシーなカッコ良さにかけては、こちらの方が上。
特に、急かされる様に疾走する②、緩急の効いた劇的な構成が光る③、インスト曲⑤を経て、
印象的なツインGをフィーチュアして突っ走る⑥、ドラマチックな導入部を備えた⑨といった楽曲は、
スラッシュ・メタルの攻撃力と、ベテランらしい巧みなメロディ使いが組み合わさった、技ありの名曲群。
これだけ優れた作品を作りながらも、メタル衰退の著しい英国では活動も思うようにならず、結局、2nd発表後に
バンドを解散させたスティーヴは、今度はSABBATを脱退したマーティン・ウォルキーアと組んで
SKYCLADを始動させる事になる・・・のだが、それはまた別のお話。
火薬バカ一代 2007年10月30日(火)20時12分

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