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BLAZE OF SCURITY / PARIAH
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SATAN、BLIND FURY、SKYCLAD等の活動で知られる、スティーヴ・ラムゼイ(G)率いるイギリスは
ニューカッスル出身の5人組へヴィ・メタル・バンドが、'89年に発表した2ndアルバム。
チリチリとささくれ立ったリフといい、煮え切らないメロディを歌うVoといい、如何にもブリティッシュな
暗い湿り気を帯びた楽曲といい、NWOBHMの薫りが濃厚に匂い立つサウンドは、このバンドの前身である
SATANやBLIND FURYと同様ながら、本作はそこに更にスラッシュ・メタルのエッセンスを取り入れ、
よりスピーディに、よりへヴィにと、一層アグレッシブ面の強化が図られた仕上がり。
尤も、リフの刻みや疾走感にはスラッシーな雰囲気が強く漂うとはいえ、そこはキャリアの長いベテラン・バンド。
力押しのみに終始するなんて野暮な真似はせずに、押しと引きを心得たサウンドの要は飽くまでも豊潤なメロディ。
特に、場面転換を重ねてドラマチックに盛り上がっていく①に始まり、シニカルな歌詞とは対照的に
華麗に舞うツインGに耳奪われる②、起承転結がカッチリと決まる③を経て、ハイライト・チューンとでも言うべき
ヘヴィ・バラードの④へと繋がっていく頭4曲の流れは本編の白眉(勿論、後半も充実していて捨て曲なし)。
また、そうした楽曲で聴かれるスティーヴ・ラムゼイと盟友ラス・ティピングによる、息の合った劇的なツイン・リードも絶品だ。
個人的に、(かつては本作の国内盤がMETAL MANIAレーベルから発売されている事もあって)
完全にスラッシュ・メタル・アルバムとして楽しませて貰った1枚。
火薬バカ一代 2007年4月9日(月)21時40分

この人たちが作るメタルの楽曲は、似たものがありそうで無い。
NWOBHM的だったりスラッシュメタル的であったりする要素を、巧みなリフワークと曲の構成で、非常に個性的な曲に仕上げている。
いや個性的というよりは、非常に美味な持ち味があるというのか。SATAN、BLIND FURY、またSATAN、そしてPARIAHと全ての時代に、その持ち味が存分に活かされています。
個人的にこの一連のバンドは80'sメタルの最高峰!とまで言い切りますよ。
そしてこのアルバムは、そんな彼らの80年代の集大成ではないでしょうか。
90年代に入るとSKYCLADに分裂してしまいましたが、90年代を生きるこのバンドの曲も聴いてみたかった。
カットタン 2009年1月6日(火)23時4分

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