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DON'T THINK TOMORROW / PAIN & PASSION
2003年、スウェーデンより。
このバンドの特徴は、そのギターワークにある。
サバス的なリフを中心に組み立てられ、ブレイクで見せる、
ギターのセンスはかなり鋭い。
ボーカルは、フェイツワーニングや、ジェフテイトを思わせる
ハイトーン型。
しかし、このバンドの唯一の難点は、そのメロディが弱いところだ。
ギターのセンスは抜群であるにもかかわらず、歌メロが弱いことで、
完全にB級になってしまっている。
しかしマニア気質からすると、そのB級感覚がたまらなくいい、
という逆説も成り立ってくる。
別の言い方、喩えをするなら、これはNWOBHM的であり、80年代前期の
ウォーロードなどに代表される典型的なUSメタルの世界である。
9曲目などは、タイトルからしてBON JOVIだが、こういうロックンロール然
としたナンバーをぶつけてくる辺り、かなりのツワモノと見た。
しかし、いかんせん、バンドとしての実態は極めて不透明で、多分
この作品のみを残して、今現在活動しているかは、全く不明だ。
ギタリストが、どうしても気になるので色々とネットで検索したが、
思ったような情報は得られていない。
ハードロックマニアが手にすれば、血湧き肉踊ること間違いなし。
エスケイプミュージックよりリリースというのが、すごい。