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ENDLESS WAR / REALM
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アメリカはマサチューセッツ州出身の5人組スラッシュ・メタル・バンドが、'88年に発表した1stアルバム。
その本作、まず一聴して耳を奪われるのが、強烈な「揺れ」を伴った超音波の如きハイトーンを発するVoの歌唱。
SAVATAGEのジョン・オリヴァと比較されたりしていたようだが、それよりも個人的には、PAVLOV'S DOGの
デヴィッド・サーカンプ(Vo)に近い印象を受けた。あれを更にビルドアップしてマッチョにした感じ?
そんなVoによって歌われるのは、ハイテクニックに裏打ちされた、テクニカルでプログレッシブなスラッシュ・メタル。
勿論、①や⑦、⑪といった比較的ストレートに疾走する高速スラッシュ・ナンバーも多数収録されてはいるものの、
そういった楽曲よりも、このバンドの本質が表れているのは、仰々しく幕を開け、徐々にスピードを上げながら劇的に
盛り上がっていく③や、鬼のようにリフ/リズム・チェンジを繰り返す、複雑且つドラマチックな⑧といった楽曲ではないかと思う。
そして、本作を語る上では勿論の事、REALMを語る上でも避けて通れない重要な存在が、BEATLESの名曲のカヴァー⑥。
繊細で物悲しげなメロディに彩られた叙情的な小曲を、スピーディでアグレッシブなスラッシュ・バージョンとして
見事に再生させたこの名カヴァーの存在は、未だにスラッシャーの間では語り草であり、今でもREALMの話題になると
「あー、あの“ELEANOR RIGBY"のカヴァーを演ってた連中ね」となるぐらいのインパクトを備えていたのであった(?)。
但し、この曲のインパクトが余りに強烈過ぎた為、オリジナル曲の印象が完全に吹っ飛んでしまったのは、バンド的には良し悪し・・・。
火薬バカ一代 2007年4月15日(日)21時27分

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