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ORDO AD CHAO / MAYHEM
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ヴォーカルがManiacからAttilaへ交替しリリースされた4th。
タイトルの意味は「秩序から混沌へ」で合ってるかな…?

作風的には、前作「Chimera」の延長線上と見て間違いはないかと思います。
赤黒い血煙を思わせる刻みや、要所要所を占めるトレモロを駆使したBlasphmerのリフ捌きや、
Hellhammerの時折ツーバスがありえない速度になっているドラミングが素晴らしい、
狂性や邪悪さとテクニカルな演奏を両立させた、大御所に相応しいクオリティの高さを持ったブラック。

Disk Union盤に付いて来た解説を読むと、ここ最近のMAYHEMには解散説もあったらしいですが…
アンダーグラウンドには例え狂性で上回っているバンドがいても、彼らの様にテクニックと
それを両立させているバンドってなかなか見つからないので、ほんと解散しなくて良かった…
個人的な印象としては前作よりも無機質さ・無慈悲さの感触が強まった感じで、聴いてて
どこかTHORNS辺りのインダストリアルブラック勢と似た情景が浮かんできます。もちろん
バンドサウンドで押していくブラックで、インダストリアル要素がそう強い訳ではありませんが。

Maniacに代わり再加入したAttilaのVoですが、以前よりも更に表現の幅を広げてます。
1stのような呪詛声やグロオペラ声はもちろん、コウモリを思わせる高音での悲鳴のような
絶叫や、いきなり泣き笑い出したりといった演技派っぷりを発揮。
正直、いきなり泣き笑いを始めた時はあっけに取られてしまいましたが…。

…ここまでなら前作同様、いや前作以上のかけがえの無い名盤になりそうだったんですが…
前作と比べると、音質が悪いのが残念。篭もり気味なのは良いです。むしろ邪悪さが増すと
思うので大歓迎。でも音が小さいのは…。同じ音量で、同じオーディオ機器を二つ並べて
最新のJ-POP作品とこの作品を同時にかけたら、おそらく音量で負けてしまいます。

正直に言うと、音質のせいで最初聴いた時は「今回のMAYHEMはイマイチ…」という印象でした。
3回目聴く頃には「あれ、結構良いかも…」、5、6回目には「流石MAYHEM!!」という感想に
なってきましたが、やっぱり音のボリュームは2〜3目盛ぐらい上だと嬉しかったなぁ…。

MAYHEMらしい素晴らしい作品ではありますが、音質だけは本当に惜しい…!!
Usher-to-the-ETHER 2007年4月28日(土)20時18分

このアルバムに対して不満はUsherさん同様音が小さくなった事、それだけ。
それ以外はホントに素晴らしい。

前作の延長線上で前作よりもアグレッシブな感じ、ヘルハマーがスゴイ。
ファストなパートも強烈だけど、スローなパートはひどく病んでる(誉めてる)。
演奏陣もスゴイけど、今作ではアッティラがヤバイ。
MAYHEM再加入までいくつかのバンドに参加し歌唱法のスキルアップをしてましたが、
ここにきて箍が外れたのか大暴れです、今まで以上に不気味。

知名度からみて(少なくともブラックの中では)有名なバンドの新作とは思えない音の悪さだけど
素晴らしい事に変わりなしです。
カズチン 2007年5月6日(日)23時39分

Usherさん方が言われてるように最近のCDにしては音が小さめなのが気になりますね。
しかしながらそんな欠点を吹っ飛ばすような素晴らしさの内容でございます。

まずヘルハマーがぶっ飛びすぎですね。ツーバスの速さは本当に恐ろしいです。過去最速ですね。
ツーバスだけでなくやはりタムロールも凄まじく、速さだけでなく聴かせるフレーズも多いです。音が結構引っ込んでるのにこんなに目立ってるのはさすがはヘルハマーといったところでしょうか。

次に帰ってきたアッティラの呪術声ですが、やはり病んでますね。
無気味さなら1stの頃よりアップしていますね。

Blasphemer、Necrobutcherの2人も職人技を発揮しまくりです。全体的にこんなにテクニカルにも関わらず、ブラック特有の邪悪で病んだ感じがあるのがオイシイですね。

しかし今年はMardukといい、Watainといい邪悪かつ高クオリティな良作が多いですね。
GOD 2007年5月8日(火)12時24分

確かに音は小さいですね。なんか、DARKTHRONE のSOULSIDE JOURNEY を思い出しました。
しかし、内容自体はかなり濃いと思います。

特に個人的にはILLUMINATE ELIMINATE は、アルバムのハイライトですね。
10分近くかかる大曲であるにもかかわらず、全然ダレることがないです。
中盤のアッティラの絶叫がキショク悪いです(笑)

あと、KEY TO THE STORMS のアッティラの泣き笑い+狂気の絶叫はホントにビビリました。
ヘルハマーのツーバスもエライことになってますね。

ついでに、ANTI でサウンドが若干クリアーになっている気がするのは、気のせいでしょうか。
あと、リフがヤバイですね、この曲。

とにかく、アッティラの表現力を駆使した、病みまくりのヴォーカルと、リフの強烈な邪悪さが最高なアルバムです。

これぞMAYHEM!!
えびす 2007年5月13日(日)17時49分

何のかんの言ってもmayhem。
前作もやっぱり結果的にみればmayhem節炸裂で更にblackの方向性を示した重鎮の音という感じでしたが、今回も引き続きmayhem節炸裂でしょうな。パワーアップかw
次に続く、というか次を期待させるアルバムって感じ。ま、これ単体でも高純度のblackスタンダードと言っていい素晴らしさ。次は、もっとすごいの出しそうな気がしませんか?w(期待しすぎ?)
fortis 2007年6月19日(火)13時8分

戻ってきたAttira氏のヴォーカルと、篭ったサウンドが凄まじい邪悪さを生み出しているアルバム。解散説の浮上していた彼らはこのアルバムで過去の邪悪さを取り戻した。だが、1stのあの完成度には達していないと思う。
背徳ノ翼 2007年9月11日(火)23時58分

まずヘルハマーのドラミングに目玉ぴょーんです。
なんですか、あの「ドラコなんざ目じゃねぇよ」と言わんばかりの超速ツーバスは。
なんですか、とある曲で聴かれる「フロストなんざお呼びでない」と言わんばかりの壮絶ブラストは。
今頃になって生きる伝説さん本領発揮ですか。
そしてそして、帰って来たアッティラの叫びに口ぽかーんです。
これはもう聴いて下さいとしか言いようがありません。
もちろん作風も邪悪度満天で素晴らしいです。
どこぞのレヴューで「デススペルオメガに真のブラックを教わった方が良い」
なんて事をおっしゃっていた方がいたんですが・・・。
そんなレヴューに口ぽかーんですよ。
でも1stに匹敵する名作かと言われると首を横に振りざるをえませんが。
Ja. 2007年11月27日(火)10時0分

現在最新作の4thです。
初代ヴォーカリストでもあったManiacが再び脱退し、伝説のヴォーカリストAttilaが帰ってきました。
個人的には1st以降の最高傑作だと思っています。
Attilaの狂気のヴォーカルは以前よりも音域が広がり、もう人間じゃないです。
Hellhammerのドラミングも、タム回し、ブラスト、スラッシュビートどれをとっても超速でこちらももう人間じゃないです。
新生Mayhemになってから気になっていた悪い意味でのエクストリームっ気は消え失せて、
1stの様な妖気が感じられます。これはとても嬉しいことですなぁ。
新たにBlack Metal史に名を刻む名盤でしょう。
ただし、陰鬱系Blackを多少聴ける人でないとこの作品の良さが解らないかもしれません。
それだけ初心者どころか中級者も寄せつけない暗黒音です。
にしてもこのバンドはアルバム毎に方向性が違うので新作はいつも楽しみですね。

暗黒卿666 2007年12月4日(火)12時0分

2007年作。
Attilaの再加入後の作品である。
テクニックやスピードに頼らない「本物のブラック・メタル」であり、聞く者を恐怖に陥れる素晴らしい楽曲が並ぶ。

サウンド・プロダクションが悪すぎるのは確か。
デモ音源が出たら、買ってみる価値はあるかもね。
ローランDEATH 2008年1月6日(日)17時39分

2ndの複雑さに3rdの突撃感覚。そこに1stの邪気をたっぷりと注入。
音の小ささ以外は文句の付け所がありません。もう、次回作に期待するなというほうが無理。
これをブラックメタルといわずに何をブラックメタルというのか。夜とか怖すぎて聴けません。名盤。
ルリヲ・フルチ 2008年1月16日(水)12時45分

代表的なブラックメタルを探し求めてユニオンでやっと見つけたのがコレと他一枚。
しかし曲から出る重苦しい暗黒感が半端無いですな。
この音質も癖になります。
もう、気持ち悪い、頭が痛い、体が重い、最高!
hhheeeaaavvvyyy 2009年7月14日(火)22時28分

やっぱりAttilaの声はMayhemが一番馴染む。
これ発売当日買いましたよ。

Attilaさんマジで最高です。叫んだり泣き喚いたりで、バッチリ気持ち悪いです(笑)
ヘルハマー氏もいつも通り人間ではないですね、はい。

不気味で恐ろしい暗黒雰囲気たっぷり。
やっぱりブラックメタルはこうでなくちゃ。

音質?どうでもいいです。
2010年6月23日(水)0時54分

アッティラのボーカル復帰がトップニュースに来る本作ですが、いざ聴いてみたらそれだけの話じゃなかったです。
まずヘルハマー。もともと超人だけど、ツーバス&タム回し聴いてて「……今のは普通ありえねぇ!!」と驚かされる個所が格段に増えてます。
ネクロブッチャーのベースの存在感も今までで一番強い。ベースの響きが一番邪悪に思えるのは本作と言ってもいいかもしれない。
ブラスフェマーのギターもそれに負けちゃいない。それどころか、彼がソングライティングに携わってから一番リフやハーモニーが邪悪になってると思います(それだけに脱退が残念だ)。
そしてアッティラ……進化を遂げたと言えば聞こえはいいけど、随分と怖い方向に進化/深化しましたね。『Mediolanum…』でマニアックと共演した時のような、イっちゃってる高音絶叫を何度となく拝聴出来ます。もちろん低ーい呪い声も一段とオカルト性を増してます。やっぱりこの人のボーカルは一撃で何人か呪い殺せそうだ(笑)。

しかし、「アッティラボーカルで音質はマニアック在籍時ばりにクリアなMayhem」ってのも、一度は聴いてみたいものです。(そのためのライヴでもあるのか?)
Spleen 2010年7月9日(金)1時18分

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