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FEAR OF A BLANK PLANET / PORCUPINE TREE
07年発表。
バンドにとって初のコンセプトアルバム。将来を絶望する引き篭もり?の若者のストーリーらしい。最後は自殺?
とても扇情的で鬱なサウンドである。17分を超える曲もあり、コンパクトでわかりやすい曲が並んだ前作「DEADWING」とは一線を期す、プログレッシブロックアルバム。
決して派手ではなく、いたってシンプルでありながら実は複雑。聴くたびに新たな発見がある程よく作り込まれていると思う。
歌詞が意外にわかりやすいのも◎
前作より全然好みだ。聴けば聴くほどこの世界感にドップリ浸かってしまう素晴らしいアルバム。
一言断っておくが、悪い作品ではない。
しかし、中途半端でどうにも釈然としない作品だなと感じた。
その理由はただ一つ。
音も展開も引き篭もり少年の日常を描いたストーリーそのままにグダグダ感が強く残るから。
プログレッシブなのを目指すのは構わないけど、押し引きが弱く、In Absentia辺りから続くわかりやすい曲も少ないから、全体を通して暑苦しくて結構疲れる。
まあ、PTにはコンパクトなオルタナプログレの様なものを期待してるから、きっと期待してたものと違ったからこういう感想になったのかな。次に期待します。(75)
個人的には前作よりも好みだ。