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TRADING PIECIES / DEEDS OF FLESH
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US産ダークブルータルデスバンドの1stアルバム。

初心者にはきつい一枚だと思いますが、素晴らしい作品です。
音質は篭り気味ですが、低音が効いていて迫力があります。ツーバスのドコドコが気持良い音質です。
ドラムは基本的に平均的な速度のブラストとやや速めのブラストを軸に突進しています。疾走感よりも圧迫感を感じますね。ちょっと手が不安定な部分もありますが、さほど気にならないです。ツーバスは只管凄いの一言。複雑な曲をこなしています。ブラスト頻度が高いのも嬉しいところ。

ヴォーカルはかなりの低音咆哮で、病んでます。こういうデス声大好きです。たまに高音で絶叫しますが、こちらはやや細めで、そこまではハッとしませんでした。

そしてこのアルバムの軸となるのがものすごく暗〜いリフの存在。デスメタル自体暗い曲がメインのジャンルですが、このバンドはその中でも抜きん出ている気がします。どの曲も凄まじく暗いです。あまりにも暗くて最初は気分が悪くなりました。

ちなみに10曲入りって事になってますが、11曲目に無名トラックがあり、ひたすら「クチャクチャ」という音が流れる気持悪いSEになっており、それでアルバムは終わります。(笑)

どの曲もやはり似た感じですが、どれも短めなのが嬉しいです。聴く人を選ぶかもしれませんが、暗さと暴虐さを兼ね備えたこのアルバムは見事です。
GOD 2007年5月25日(金)15時5分

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