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LOVE YOU TO PIECES / LIZZY BORDEN
シアトリカルな面ばかりが注目されたが、今聴くとメチャクチャ正統派の音作りがされている。
元々メイデン型で高音Voのバンドは個人的にはダメなのだが、なぜかこれはセーフだった不思議なアルバム。1、2の流れは素晴らしいし、クセの強い5も結構ハマッた。
人の好みの境界線は本当に複雑で、先入感であのタイプはダメと思い込んではいけない事を教えてくれた貴重な一枚なのである。
彼等の1stフルアルバム。HIGASHIさんの仰るように、IRON MAIDEN型の正統派メタルを演奏しています。当時としては音質もよく纏まっているほうだと思われ、彼等の標榜する、シアトリカルでソリッドな音が、しっかり主張しています。いいアルバムだったと思います。
僕はシャッフルが印象的なRED RUMという曲が一番好きでした。オープニングCOUNCIL FOR THE CALDRONもとてもかっこよかったです。
Save Me、Red Rum、Love You To Piecesなど、アナログでA面に収録されていた曲が佳曲揃い。
再発CDには、デビューEP「GIVE 'EM THE AXE」がまるまる収録されている。RAINBOWのカヴァー「LONG LIVE ROCK 'N' ROLL」も入っています。
俺同様「ジャケ買い」した人は多いだろうなあ。
意外にも欧州風正統派メタル。
American Metal が耳に残った。