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BLUE GREEN ORANGE / I MOTHER EARTH
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VocalのEdwinが脱退して、Brianが加入して作られた3rdアルバム。
パワフル&セクシーに歌い上げるBrianもカッコいい!!

Crave 2002年2月12日(火)16時58分

新ボーカルにBrian Byrneを迎えて製作された1999年発表の3rd。プロデュースは前作同様Paul NorthfieldとJagori Tanna。
ジャケットは青、緑、橙の3パターンがある。

アルバム・タイトルの意味は、"Blue=憂鬱"、"Green=未熟さ"、とも考えられる。そうすると"Orange"は謎だが、
オレンジの花言葉は"純潔、誠実、寛大"などのようだ。若さや初々しさを意識したのだろうか。
さて、新ヴォーカルBrianは、声の枯れ具合はEdwin以上だが声質が同じなので違和感はない。
しかし、サビでは声を張り上げるだけになってしまい、歌唱力に成長の余地があるという感じだ。
サウンドは前2作とは異なり、デジタル志向が強く打ち出されたものとなっている。制作当時のロック・シーンを考えると、
グランジ・ブームが一段落し、U2の『POP』、Prodigyの『Fat Of The Land』など、ロックとデジタル・サウンドの融合が流行した時期だったように思う。
本作も一応その流れに乗ったものだが(意図的かどうかは不明)、あくまでも雰囲気程度。
Brianの加入で曲作りに変化が生じたようで(分業制→全員参加)、曲はポップな印象が強まり、ラテン・パーカッションは若干減った。
ただ、アレンジにピアノを導入したことは見逃せない。ラストの「My Beautiful Deep End」はLed Zeppelinの「No Quarter」のような雰囲気もある。

歌詞は前作以上に難解。意味を理解する以前に、読む気がしない。突き抜けてしまったか。
そんな中でも、3曲目「Gargantua」はファンなら衝撃を受けるだろう。これまでの彼らでは考えられないポップな曲調もそうだが、
"モントレーまで40光年でも我々は行くだろう"、"平和と開放の道を見つけよう"等、とにかく前向きである。
また、4曲目「When Did You Get Back From Mars?」の"何が君を行かせた?そして何時火星から戻ってきた?"という一節は、
前作の「One More Astronaut」との関係を感じずにはいられないが、"私には決して理解できないけどね"と、その世界観をつっぱねている。
前作のラストで見せた開放感の延長か。7曲目「Cloud Pump」では"The rain will fall For sure that would be something soulful"という一節があり、
Brian加入に対する彼らの自信が伺える。

サウンドのデジタル化については賛否両論あると思うが、楽曲それ自体は良いと思うし、"新生IMEの新しいスタート"を感じさせるものになっていると思う。
Sotetsu 2004年2月10日(火)23時44分

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